「私はうつ病をこうやって克服した」とか「こうやってうつ病と付き合っている」といった本は数多くあるけど、これは患者の奥さんから見た”うつ病患者のいる家庭の実態”が書かれている。
それも成功談ではなく失敗談。なんと、筆者のダンナさんは、うつ病発症後2年たって自宅マンションから飛び降り自殺したのである。
その日、腰痛のため通院しようとした筆者は、ダンナさんから朝食について文句を言われ、今までの鬱憤がたまっていたのだろう、ダンナさんにカップ麺を投げつけ「あんたなんか、これで十分!!」と言い捨てて家を出発。
病院に着く前に、警察からケータイに電話がかかってきた。「ご主人がマンションの踊り場から飛び降りたので、すぐ戻ってきてください。」
ここだけ読むと、なんてひどい奥さんだろうと思う人も多いだろうが、発症以来、彼女も病気を理解しようとがんばってきた。
でも、1年で治る、2年で完治という病気ではない。まるで出口のないトンネルに入ったようなもので、自分もいい加減、気が滅入ってきたのだろう。うつ病患者本人も大変だが、家族も本当に大変だ。
お医者さんは「十分な休養を」とおっしゃるが、大の男が何日も何ヶ月も何年も休養ばかりしていたら、かえって精神がおかしくなるんじゃないだろうか?
復職する前段階として、ボランティアや軽作業をする場があれば、そのほうが回復への近道のような気がする。
それも成功談ではなく失敗談。なんと、筆者のダンナさんは、うつ病発症後2年たって自宅マンションから飛び降り自殺したのである。
その日、腰痛のため通院しようとした筆者は、ダンナさんから朝食について文句を言われ、今までの鬱憤がたまっていたのだろう、ダンナさんにカップ麺を投げつけ「あんたなんか、これで十分!!」と言い捨てて家を出発。
病院に着く前に、警察からケータイに電話がかかってきた。「ご主人がマンションの踊り場から飛び降りたので、すぐ戻ってきてください。」
ここだけ読むと、なんてひどい奥さんだろうと思う人も多いだろうが、発症以来、彼女も病気を理解しようとがんばってきた。
でも、1年で治る、2年で完治という病気ではない。まるで出口のないトンネルに入ったようなもので、自分もいい加減、気が滅入ってきたのだろう。うつ病患者本人も大変だが、家族も本当に大変だ。
お医者さんは「十分な休養を」とおっしゃるが、大の男が何日も何ヶ月も何年も休養ばかりしていたら、かえって精神がおかしくなるんじゃないだろうか?
復職する前段階として、ボランティアや軽作業をする場があれば、そのほうが回復への近道のような気がする。