ケイの読書日記

個人が書く書評

有栖川有栖「乱鴉の島」

2007-10-11 10:40:27 | Weblog
 本格派お約束の孤島もの。といっても、そんなに華々しく連続殺人が起こるわけではない。
 

 ご存知、犯罪学者・火村と推理作家・有栖川は骨休めのため、三重県の小島の民宿に出掛けるが、手違いがあり、違う無人島にたどり着く。
 その島は、いつもは無人島であるが、その時は数人の謎めいた男女がバカンスに訪れていた。船の手配が出来ない火村たちを、彼らは仕方なしにもてなす。
 そこに、ホリエモンのような時代の寵児的経営者がヘリで乗り込んできて、バカンス客の一人に何かを頼むが断られる。
 トラブルにならなければいいが…と心配していると、やはり第一第二の殺人事件が…。


 実際二人殺されるが、その動機、犯人、トリックなどは重要ではない。
 それよりも、この島に集まっている男女の真の目的は何か?で読ませている。

 その新の目的が、殺人の動機と関係あるんじゃないか、と期待していたが、全くのハズレで拍子抜けした。


 どうも私は、有栖川有栖と相性が良くないみたい。カッコつけてる、というか気取ってると感じてしまう。
 だいたい、なんでミステリに『至高の愛』が出てくるんだろう。ミステリに若く美しく純粋な心を持った素晴らしい奥様は必要ない。
 ミステリに必要なのは、若い愛人が出来て、どうやって亭主を事故死に見せかけ殺そうか陰謀をめぐらしている奥様なんですよ!!

 それとも、有栖川有栖のもっと初期の作品を読めば、面白いお話と出会えるんでしょうか?
コメント (4)
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