ケイの読書日記

個人が書く書評

東野圭吾「さいえんす?」

2012-01-26 10:53:11 | Weblog
 東野圭吾とは同年生まれ。それがどうした、と言われそうだが、東野が大学卒業後、愛知県の自動車部品メーカーに勤めていたそうなので、ひょっとしたら、どこかの就職説明会で会った事があるかもしれない、と勝手に親近感を持っている。

 このエッセイを書いた時は、2004年、46才の時。その時、独身だと書いてあるが、現在でも独身なんだろうか? 
 スポーツ好きで、背も高く、お金もいっぱい持っているので、いくらでも女が寄って来るだろうが、いろいろ難しいのだろう。
 そういえば島田荘司も、未だに独身?だよね。

 さて、このエッセイの内容だが、「科学技術はミステリを変えたか?」とか「原発についてのスタンス」とか、理系の立場で書かれているが、その手のものは面白みに欠ける。
 
 やっぱり、スポーツ関係のエッセイは数も多く熱心。特に野球が好きみたい。大阪出身だからね。
 そういえば、大学生の時はアーチェリー部だったようだ。高校生までならともかく、大学生になっても運動部(サークルではない)に入部したという事は、かなりのスポーツ好きと感心した。

 その東野圭吾が「本は誰が作っているのか」という読者へのお願いを最後に書いている。
 ブックオフや図書館を利用していては、出版社や作者には1円も入らない。文化が廃れてしまう。
 だから、ブックオフや図書館を利用せず、新刊をどんどん買って欲しい。という明確なメッセージは、よーーーーく理解できる。

 でも…私は5日に1冊のペースで読むが、そうすると月に6冊、ということは新刊を買えば1ヶ月1万円以上の出費になる。私には無理!!!
 それに、ブックオフがあるから、読んだら売るつもりで新刊をどんどん買うという人が相当数いると思う。
 私もお金があったら、そのパターンでいきたいな。図書館だと時間がかかるし、売らないと本で家が傾くよ。立派な書斎がある人は別だろうけど。
コメント
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