素人探偵のヴェリティが、朝、坂道を下っていると、町のホテルの2階の一室の窓から男が現れ、隣の部屋の窓へ忍び込んでいく。
その事をホテルの支配人に知らせると、当の不審人物が下りてきて「人が殺されている!」と、へたり込む。
問題の部屋に急げば、どういう訳か、ドアも窓もいつの間にか鍵がかかっていていた。射殺体と、衣装戸棚に押し込まれた、ウェイトレスを中に閉じ込めて…
物語の発端は、なかなかドラマチックで期待したが、残念ながらハズレ。
確かに、最後にドンデン返しがあり、最後の数ページは、なるほど!!と感心したが、後のほとんどのページを、あくびを噛み殺しながら読んだ。
ウェイトレスの証言が本当なら、完全な密室殺人となるはずだが、謎解きなど、どうでもいいような気持ちになるほど退屈。
どうして、こんなに面白くないんだろう、と自分なりに考えたが…登場人物に魅力が無いことに尽きる。
素人探偵ヴェリティは、古美術コレクターで、巨体の持ち主。ただ、それだけなのだ。ワトソン役がいないから、全くつまらない。
一応、現場で指揮を執るジャクソン警部とか、ヴェリティの友人で、休暇中のスコットランドヤードの警部が登場するが、全くの役不足。
ただ、登場するだけ。何のためにいるかわからない。
特に、ジャクソン警部など、素人探偵のパシリになっていて、あまりにも従順。これが「なんだ!素人探偵ふぜいが!」と反目でもしてくれれば、少しは読みごたえあるのに。
PS、この小説に出てくる衣装戸棚って、内側からでも鍵がかかるんだけど、なぜ? なんのために? そういった衣装戸棚って外国には多いのかな?
その事をホテルの支配人に知らせると、当の不審人物が下りてきて「人が殺されている!」と、へたり込む。
問題の部屋に急げば、どういう訳か、ドアも窓もいつの間にか鍵がかかっていていた。射殺体と、衣装戸棚に押し込まれた、ウェイトレスを中に閉じ込めて…
物語の発端は、なかなかドラマチックで期待したが、残念ながらハズレ。
確かに、最後にドンデン返しがあり、最後の数ページは、なるほど!!と感心したが、後のほとんどのページを、あくびを噛み殺しながら読んだ。
ウェイトレスの証言が本当なら、完全な密室殺人となるはずだが、謎解きなど、どうでもいいような気持ちになるほど退屈。
どうして、こんなに面白くないんだろう、と自分なりに考えたが…登場人物に魅力が無いことに尽きる。
素人探偵ヴェリティは、古美術コレクターで、巨体の持ち主。ただ、それだけなのだ。ワトソン役がいないから、全くつまらない。
一応、現場で指揮を執るジャクソン警部とか、ヴェリティの友人で、休暇中のスコットランドヤードの警部が登場するが、全くの役不足。
ただ、登場するだけ。何のためにいるかわからない。
特に、ジャクソン警部など、素人探偵のパシリになっていて、あまりにも従順。これが「なんだ!素人探偵ふぜいが!」と反目でもしてくれれば、少しは読みごたえあるのに。
PS、この小説に出てくる衣装戸棚って、内側からでも鍵がかかるんだけど、なぜ? なんのために? そういった衣装戸棚って外国には多いのかな?