ケイの読書日記

個人が書く書評

奥田英朗「どちらとも言えません」

2013-09-21 14:36:55 | Weblog
 奥田英朗のエッセイは、以前にも読んだ事があるが、小説よりも面白い。このエッセイは、雑誌『Number』に連載されていたものらしい。
 だから、スポーツに特化されている。主に、野球・サッカー。

 この奥田英朗という人は1959年、岐阜市生まれ、中日ドラゴンズのファンらしいので、年代的にも、地理的にも、私と重なる部分がすごく多く、そうそう、そんな事あった!!と楽しく読めた。

 私は、野球もサッカーも詳しくないけど、一応、中日ドラゴンズは地元のチームなので、星野、高木守道、今中、立浪、落合+その奥さん、とかの名前は懐かしい。

 今、楽天で監督をやっている星野さんは、中日ドラゴンズでエースピッチャーだった人で、人気がすごくあった。男前だし、闘志を前面に出す人なのでスポーツ紙向きなのだろう。星野さんが中日スポーツの一面になると、売上部数が増えたと思うよ。 
 毎年Bクラスだった中日の監督に就任すると、すぐにAクラス入り、リーグ優勝へ。ナゴヤドームも、お客さんでいっぱいだった。
 その星野さんが、球団とケンカして他球団へ。(確か…阪神だったっけ)ショックだったなぁ。

 そのかわり、中日は落合監督を迎えることができたんだけどね。

 奥田英朗もそう思っているだろうけど、星野さんはすごく魅力的な人だが、アクが強すぎ。だから、自分とそりが合わない人は、どんどんトレードに出した。楽天から戻ってきて今年引退した山崎とか。

 それを考えると、落合さんは、いい監督だったなぁ。奥さんやお子さんが目立っていたにせよ。
コメント (2)
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