タカラヅカと言えば思い出すなぁ。
小学校高学年から文通していたペンフレンドが大阪にいて、遊びに行った時、友達から「どこか行きたい所、ある?」と聞かれ、「タカラヅカを観たい!」と答えた。そしたら友達が「えーーー!タカラヅカって、そんなに有名なの?」って驚いていたことを覚えている。45年くらい前。
彼女は、タカラヅカって、関西に知られているだけで、他の地域では全くの無名だと思っていたらしい。結局、宝塚市への行き方を彼女は知らなかったので行かず、かわりに吉本新喜劇を観た記憶がある。
その後、再び彼女の家に遊びに行った時、タカラヅカに連れて行ってくれた。たぶん、宝塚大劇場で観たんじゃないかな?
私は大感激、彼女は「日本人って西洋の物まねが上手いなぁ」と妙なところに感心していた。
私の高校時代になると、『ベルサイユのばら』の大ヒットで、タカラヅカの人気は沸騰! チケットも取れないし、宝塚音楽学校の入試がべらぼうな倍率になって、ニュースでもたびたび取り上げられた。
そうそう、若い方たちは知らないかもしれないが、『ベルサイユのばら』って映画化されたんだよ。もちろんオール外国人キャストで。
その頃と比べると、今は人気は落ち着いているね。でも、やっぱり好きな人は好きみたい。先日、昔の同僚が、和央ようかさんの追っかけをやっていたのが判明! 今は退団して結婚したので寂しいと言っていた。
私は…好きは好きだが、適度な距離を取ってるなぁ。贔屓さんもできなかったし、お芝居に感情移入もできない。ただ、レビューは本当に華やかで夢の世界にいるみたいだった。
タカラヅカにハマって破産するだけじゃなく、犯罪に手を染める人もいるらしい。全国ツアーにくっついて追っかけするのも、お金がたくさん必要だし、自分の好きなスターに高価なプレゼントをせっせと贈り、お金が無くなって、勤め先のお金に手をつけたという犯罪も過去にはあったようです。
細川さんは、子供の頃からファンだったという訳ではなく、ファン歴は10年ほど。でも、春野寿美礼さんが大好きになり、退団までの残された日々を思い切り全力で追っかけした日々を描いています。
タカラヅカが好きすぎて、東日本大震災の後、宝塚市に引っ越したそうです。宝塚市かぁ…いいかも。ゆったりした子育てができそう。