心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

お話と現実

2017年11月03日 | 雑感・愚見

2017年の衆院選で、

希望の塔が失速したのは、

小池都知事の排除発言に原因があるかのような

風潮になっていますが、

「それってちゃんと調べたの?」

って思うのです。



ちゃんとした裏付けがなければ、

一人の雑誌記者、一人のコメンテーターの

意見や願望でしかありませんし、

世論を誘導しようとするものかもしれません。


そのようなものでしかないものを

両論併記をすることなく

活字や電波に乗せた場合には、

その雑誌社、番組が背負う責任はどうなるのでしょうか。


報道機関、情報誌の偽看板に姿を隠した

何かの思想団体の広報機関では無いとするなら

特に政治の様なデリケートなものは

尚更配慮があってしかるべきと思います。


両論併記がなされない場合には、

しっかりと調査をして裏付けを取ったものであること、

すなわち、事実を述べるのが普通かと思うのです。



「排除発言」は、キツイ言葉遣いだとは思いますが、

私の場合、私の心の天秤の針には、

1グラムの影響もなかったんですよね。


「こりゃ駄目だわ。」と

私の心の秤に大きな影響を与えたのは、

選挙直近まで希望の党の理念とは

真反対であったはずの人達を招き入れたことです。

 

仮に選挙に勝利し、

権力、名誉?の神輿の上に乗ることが出来たとしても、

いざ理想とする国の実現に向けて進もうとしても

担ぎ手の気持ちが一致していないと

どこに向かって進むか分からない。

進むかどうかすら分からない。

 

このようなことから、

私は、神輿の上に乗ることが第一の目的で、

理想の国造りの場所に到達することは

二の次、三の次ではとの印象を持つに至り、

大切な一票は、投じられないとなったわけです。

 

さてですが、

希望の塔の失速原因が、

排除発言であろうが、

理念を違う人を招き入れたことであろうが、

失速したことには違いないので、

どっちでも良いようにも思えるのですが、

その背景が違うと意味が全く違ってきます。


例えば、

その集団を何が何でも応援したい組織にとっては、

希望の塔が失速した原因を

「排除発言」としなければならなかった。


何故なら直近まで理念を違えていた人達を

受け入れたことが失速原因となると、

その後から加わった人達が、

国民から、さほど支持されていない実情を

喧伝することになるのを避ける必要があった。


ゆえに

「私達の所為ではない。私達は悪くない。」

「私達は国民に支持されているけれども、

小池氏が足を引っ張った。」でなければならなかった。


数人の会議で、

その年の流行りの色やファッションが

決められているように、

人気というのはある程度は作り出せるようなので

上の様な戦略は、

多少なりとも功を奏するかもしれません。


ですが、その魔法が効いている内に、

真に多くの国民に愛される集団とならなければ、

魔法が解けた時の反動は計り知れなくなります。


ご注意願いたいのは、

これもまた私のお話であって

現実とは違うかもしれません。

 

私としては、

選択しが一択しかないような状態は、

良い状態とは思えないので、

10年、20年かけてでも

しっかりとした信頼できる集団が

もう一つ育って欲しいと願っています。


そして、

日常の中でも

手練手管を駆使して

さりげなく煙に巻こうとする働きかけや、

言葉巧みな見えない手綱に操られないためにも、


私達は、自分の心に

明るく強い光を放つ灯台を持っておくことは

大切なことだと思うのです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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