心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

最高峰 登頂

2017年11月26日 | 雑感・愚見

友人との名所巡りは、とにかく歩く歩くで

日頃の運動不足の所為もあるかと思いますが、

夕方には足に来ていることが殆どです。

 

そして、帰路につく頃には、

良く歩けた自分を褒めてあげたり、

頑張った足腰に感謝をしたりして

やり遂げた感を味わっています。


何もなくあれだけの時間、距離を歩けと言われても

とても歩く気になりませんが、

ゴルフの時と同じで歩くことが目的でなく

手段になっていると不精な私も歩いてしまうものです。


これって、なかなか実行に移せないことを

実行する時のヒントになりそうな気がします。

 

私の名所巡りで結構な距離を歩く話なんて

ヘソで茶を沸かすレベルだと思うに違いない

ある夫婦の記事を発見。


1999年 福岡市在住の62歳の夫と52歳の妻が

全国47都道府県の各最高峰の登頂に挑戦して

それを1年で達成し、

その歩行距離の総数は2万3千キロだそうです。


その年齢で、一年って、最高峰を登頂って、

元オリンピック選手でもなさそうだし、

よくもまあ、その年齢で

そんな挑戦を思い立ったなあと思いますね。

私からすると規格外、化け物級です。


ふっとある考えが浮かびます。

自分の限界を自分の頭や感じで決めると

自分の身体や頭は、それに沿った形でしか動かない。


でもなあ、これと同じようなことに関しては

私の場合、限界を決めて可能性を閉ざしているのではなく、

「出来ないのではなくて、やらないのだ!」

の方だと思うのです。


「やりたい。やりたくない。」と「出来る。出来ない。」

を、ちゃんと区別することは結構大切なことで、

それが出来ていないと

自己否定へと繋がることがあります。

 

「私は、部屋の掃除が出来ないんです。」

「私は、勉強をしようと思っているのに、いつも出来ないんです。」

そして、こんな私はなんて駄目な奴だ。


掃除、勉強をしないことと

駄目な奴とは別のことです。


私は出来ない。を繰り返すことで

その言葉に密かにくっ付けている

「自分は無能だ。」「自分は劣っている。」等の意味が

暗示的効果として働くことがあります。

 

そして、慢性化したり強くなると

神経症と言われる精神の状態へと繋がることになります。


だからと言って、

「私は出来ないのではなく、やらないのだ。」を

認めることが出来たとしても

「普通の人ならやることをやらない私は、駄目な奴だ。」

と、やはり最後に自己否定をくっ付ける人がいます。


このように、癖のように自己否定をくっ付ける人の場合、


子供の頃に、親から褒められたり

認められたりすることよりも

駄目出しを多く受けたり、


親の愛情が他の兄弟に移ったかのように錯覚することで、

親の愛情を自分に取り戻そうとして

頑張って何らかしらの成果を出すと

凄く喜んでもらえ褒めてもらえた経験等から


「何々が出来なければOKではない。」と言う

心の規則を作り上げている可能性があります。


「何々が出来なくてもOKで、何々が出来たら尚宜し。」

ではなく、

「何々が出来なければOKではない。」は、

色々な弊害を引き起こすことに繋がります。


長くなってきたので

今回はここまでとさせて頂きます。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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