心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 化野念仏寺

2020年10月28日 | 名所めぐり(京都)

 

 

 

清凉寺の拝観を終えて向かったのは愛宕街道です。

 

愛宕街道は、嵯峨鳥居本地区を通る街道で

江戸時代には愛宕山の頂きにある

愛宕神社の門前町として賑わいました。

 

嵯峨鳥居本地区は、その昔の町並みが残り、

国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

 

予定では愛宕街道を楽しみ、

愛宕街道沿いにある化野念仏寺と愛宕念仏寺を

拝観するつもりだったんですが時間的に厳しそうです。

 

 

 

嵯峨 八体地蔵

 

この八体地蔵から愛宕街道の落ち着いた町並みが続いていきます。

 

 

 

愛宕街道

 

 

 

 

ところで化野を「あだしの」愛宕を

「あたご」とか読めますか。

「あだし」だけでは「化」の文字に変換されませんし、

「あた」だけで「愛」の文字に変換されませんからね。

 

ここにきて北斗の拳のケンシロウが

北斗神拳を放つ際の気合

「あた、あた、あたたたたたた!」は、

「愛、愛、あいいいいい!」の意味があった説が急浮上。

 

 

 

化野念仏寺 参道入り口

 

見過ごしそうで見過ごすことはない化野念仏寺の標石。

 

 

 

化野念仏寺 三門

 

化野念仏寺が持つ雰囲気とシックな三門が完璧にマッチ。

化野念仏寺の三門は、立派な楼門よりもこれですよね。

 

石標、石段、シックな三門。境内の雰囲気は全く違いますが、

ここまでの雰囲気は、詩仙堂的な感じがします。

 

 

 

 

三門を潜って直ぐ左側に拝観受付所があります。

清凉寺は山門を潜って境内に入るだけなら

拝観料はいりませんし、

鹿王院は、拝観受付所があったけれども………、

 

京都では度々に経験する

山門を潜る前とか山門を潜って直ぐに

拝観料を収めるこの感じ、今日に限っては新鮮ですね。

 

 

 

化野念仏寺 境内参道

 

化野念仏寺も参道の両側は、苔の絨毯。

 

 

 

 

 

 

化野念仏寺 仏舎利塔

 

化野念仏寺の仏舎利塔は、1969年に

インドの世界文化遺産・サーンチーの塔を模して建立されたもの。

 

 

 

塔門(トラーナ)

 

個性的な鳥居だと思ったら

塔門とされていたので鳥居ではないようですね。

 

 

 

化野念仏寺 西院の河原(賽の河原)

 

約千二百年前、空海が当地に野ざらしになっていた遺骨を埋葬して

供養のために千体の石仏を埋め、五智如来の石仏を建てて

五智山如来寺を建立したのが始まりとされています。

 

 

 

 

化野念仏寺境内の約八千体を数える石仏や石塔は、

1903年頃に化野に散在していた多くの無縁仏を

掘り出して集めたもので

極楽浄土で阿弥陀仏の説法を聞く人々になぞらえて

配列安祀されています。

 

 

 

 

奈良の春日大社の3000基の燈籠。

ここ化野念仏寺の八千体の石仏。

本当にそれだけの数があるのか。数が盛られてないか。

確かめたくなりますが、さすがに無理です。

 

 

 

化野念仏寺 地蔵堂

 

 

 

化野念仏寺 本堂

 

堂内の立て札は、撮影禁止の立て札だと思ったのですが

よく観ると立ち入り禁止とだけ書かれていたので撮影しました。

 

色々な理由で仏像の撮影を禁止にしている所が多いので

仏像が撮影できるのは有難いんですよね。

 

 

 

化野念仏寺 地蔵堂

 

延命地蔵尊にお詣りして、また寿命が延びました。

 

 

 

化野念仏寺 鐘楼

 

西院の河原内を外側から撮影することは出来ますし、

この鐘楼の下を潜って河原内に入ることも出来ますが、

西院の河原内での撮影は禁止されています。

 

 

 

化野念仏寺 水子地蔵尊

 

赤い灯りが灯っている茅屋根の小さなお堂は、

水子の霊を供養する地蔵尊。

 

 

 

化野念仏寺 竹林と多聞塀

 

 

 

化野念仏寺 竹の小径

 

 

 

化野念仏寺 霊園墓地

 

竹の小径を登りきると平坦で広々とした霊園墓地が現れます。

こんな景色の良い所のお墓に入っている人は、

極楽に行けてるような気がするなあ。

 

 

 

化野念仏寺 六面六体地蔵

 

この六面六体地蔵は、

六つの迷界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道)

それぞれの迷界で苦しむ人々を救う

お地蔵様の姿を現わしているもので、

 

以前に拝観した二尊院でも

六道で苦しむ人々を救う六つのお地蔵様がいました。

 

 

 

 

竹の小径を下り、拝観出口手前からの西院の河原風景。

化野念仏寺は、嵐山のはずれに位置するので

これまで訪れることが出来ていませんでした。

 

ここ化野念仏寺でしか味わえない独特の景観と風情を

今回、ようやく楽しむことができました。

何としても拝観しておくべき寺院の一つとまで言いませんが、

拝観しても損はない寺院の一つだとは思います。

 

 

 

化野念仏寺 天満宮

 

 

 

 

ここ化野念仏寺の拝観を終えたのが午後の4時前。

 

愛宕街道は、化野念仏寺を境にして

また町並みが変化して風情が増してきます。

そして、愛宕念仏寺も良さげなんですが、

 

愛宕街道の風情ある町並みに目もくれずに歩みを進めて

愛宕念仏寺の最終受付時間の午後4時半間際に滑り込んで

慌ただしく拝観するのは気が進まないので

次の機会の楽しみとして帰途に就きます。

 

 

 

 

 

 

落柿舎

 

愛宕街道から落柿舎まで戻って来ました。

ここの前に何度も来ていますが

敷地内にお邪魔させてもらったことが無いんですよね。

 

素通りしてしまうには偲びがたく

舎内に足を踏み入れたいという強い気持ちが湧かず、

その内に一度位は、お邪魔させてもらいます。

 

 

 

 

落柿舎に小振りの柿が実っていました。

この柿がタイミングよく落ちてきて受け止められたら

食べても良いのだろうか。

 

 

 

嵐山 竹林の小径

 

前回の京都名所巡りの帰り道は、嵐山公園を抜けて帰ったので

今回は、嵐山の竹林の小径を抜けて阪急嵐山駅へと向かいます。

 

 

 

 

前回の時は、同じ時間でもわんさか人がいましたが、

今回は、御覧のように人の姿は殆ど見当たらず

竹林の本来の静寂な世界が体験できます。

 

 

 

 

野宮神社辺りまで竹林の小径を下ると

人の数も少しは増えてくると思うのですが………。

 

 

 

嵐山 渡月橋

 

阪急電車に乗車する前に、渡月橋が見えるベンチに座って

火照った身体と疲れた足腰を休めながら

ぼんやりと嵐山の風景を眺めて楽しみます。

 

眼のレンズに綺麗な嵐山の眺望が映り、

耳では桂川の川音を聞いて

火照った身体は、そよ風を感じて

気が付いたら随分と長く過ごしてしまいました。

 

肌寒さを感じる時期の秋ではこうはいかず

蒸し暑さを感じる時期の春にはこうはいかず

今日は、最高の気候だったようです。

 

 

 

阪急 嵐山駅

 

灯りが灯る阪急嵐山駅から神戸に帰ります。

今回も私の趣味にお付き合い下さった皆様、

有難うございました。

 

私の名所巡りを見て頂いた方が

素敵なもの、綺麗なもの、素晴らしいものを見て

少しでも気分が晴れたり、嫌なことを忘れることが出来たり、

 

私と同じように京都を楽しんでもらえたり

また少しでも京都観光の際の参考になれば幸いです。

 

 

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