心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都世界遺産巡り3-2

2013年10月07日 | 名所めぐり(京都)

仁和寺を出て

次の目的地、龍安寺までは

歩いて10分?程度で到着です。

 





石庭で有名な龍安寺の山門



山門をくぐり道なりに真っ直ぐ行くと

左手に大きな池(鏡容池)が見えてきました。



枯山水があって、本当の池がある。

陰と陽の対比なのでしょうか。

聞くところによると、

その昔は、石庭よりも鏡容池の御寺として

親しまれていたそうです。



この池の出島とでも言うのでしょうか、

そのような場所があって

何があるのかと行ってみると

小さな祠と喫煙場所が設置されていました。



今までの京都巡りで

境内で喫煙所があるのを初めて眼にしたのですが

喫煙所の案内板もなかったので、

なんだか隠れキャラ的に龍安寺の遊び心で

設置しているとなると面白いのですが。



その出島に、私達の後から外国の男女のペアが、

その外国のペアを追いかけるようにやってきたのが

3人の女子高校生。



その女子高生が外国の方に

英会話の勉強だと思われるのですが

ノート片手にちょっと恥ずかしそうに

楽しげに話しかけていました。



そっと耳を傾けてみると

高校生のどこの国の方の問いに、

外国の男性の方がム―ミンて言ったような、

「そんな国あったっけ」

なんて真面目に考えていたら

頭が柔らかい女子高生には直ぐ分ったようで、

とうやらフィンランドの方のようです。



フィンランドの方が

その昔、日本でム―ミンのアニメがヒットしていたことを

知っていたのは驚きですし、

今の女子高生もム―ミンを知っていたとは驚きです。



ム―ミンは、オバQやパーマンほど古くはありませんが、

私達の時代のアニメだったように思うのですが、

今もどこかのテレビ局が放送をやっているのでしょうか。



まあとにかく外国の男性のクイズのような返しに

「めっちゃ、フレンドリーや~ん。」

と心の中でつぶやく。



龍安寺のメイン石庭がある

方丈の玄関を上がった所でパチリ。



この写真を見ると、もう疲れ始めているようです。

石庭はすぐそこ、

座っているところからも見えています。

じゃじゃ~ん。石庭です。







この龍安寺の石庭は、有名ですね。


この龍安寺の石庭は、

金閣寺や銀閣寺、二条城や嵐山、平等院は、

中学の修学旅行で来たことがあると

自信を持って言えるのですが、

この龍安寺については、

来たような来てないような

不確かな記憶しかありません。



中学の私にとって

地味な石庭は、興味が薄かったのでしょう。



石庭には、大小15個の石が

黄金比で配置されていて

どちら側から眺めても

一個の石が他の石に隠れて見えないように

なっています。



これは、15夜の満月にあたる15の数は、

完全、完成を表す数字と考える思想と

物事は完全に至ると崩壊が始まるという思想から

不完全の意味を持たせている言われていたりしますが

本当のところは謎のままで

観る人の解釈に委ねられているそうです。



そして、石庭の周りを囲む壁は、

遠近法が用いられていて作られていて、

左右の壁より正面の壁の高さが30センチ低く作られ

実際よりも奥行きが感じられるようになっています。



豊臣秀吉がこの場所に来て、

今の自分と同じように

同じ場所で石庭を眺めたらしいのですが、

石庭の前の縁側?に腰を下ろして

禅をしている風に眼を閉じると

横に豊臣秀吉が座っている姿が浮かんできて

何とも言えない気分になりました。



1975年にエリザベス女王が日本を公式訪問した際に

石庭の見学を希望し、絶賛したことでなのか

龍安寺の石庭は、外国でも有名だそうで

多くの外国の方が熱心に写真を取っていました。



正直、日本人の私ですが、

今尚、この石庭の美というか良さを

実感できていないんですよね。

だから、外国の方が何を感じているのか

インタビューしたい位です。



石庭の縁側?に腰をよいしょと下ろし、

友人と会話を交わすことも無いまま

気が付けば数十分経過していて、

これは、

石庭の何かの魅力と同化した気持ち良さを

無意識で感じていたことを示しているのか、

疲れを感じている足が、

休むことを頭に要求していただけなのか、

本当のところは謎のままです。



石庭の裏側にある水戸光圀が寄進したと言われる

吾、唯、足るるを知るの「つくばい」

手水舎は、参拝者が身を清めるためのもので、

「つくばい」は、茶室に入る前に手を清めるためのものです。




表側の石庭は不完全を良とし、

裏側にある「つくばい」は、吾、唯、足るるを知るで、

限りない欲を満足させようと追い続けるよりも、

今の自分が足りていることを感じられることの

大切さを説いています。



龍安寺は、石庭のイメージが強く

その石庭のサイズが小さいので、

敷地も同じく小さいだろうと

勝手なイメージを持っていましたが、

敷地はかなりの広さです。



石庭を後にして、

鏡容池の周りをぐるっと一周して

龍安寺を後にして

嵐電、龍安寺駅へと向かいます。



歩いて5分~7分位で到着です。

そして、天龍寺へ向けて出発。



本当は、妙心寺へも行ってみたかったのですが

何せ友人は、「平家にあらずんば人にあらず。」よろしく

世界遺産であらずんば文化遺産であらず的に、

世界遺産をピンポイントで狙い撃ちの構えです。



でも考えてみれば

京都はそこらじゅうに素晴らしい神社、仏閣があり

決め打ちをせずにあれもこれもといってしまうと

予定した目的地を周るには何十回も要してしまうので

良い方法かとも思います。



今回の予定では、

世界遺産の天龍寺&竹林&トロッコ電車に乗る予定でしたが

天龍寺を出る頃には夕方5時を過ぎてしまい

残念なことにトロッコ電車は、

時間オーバーの為、取りやめとなりました。



境内の木々を観ると

もう紅葉し始めている葉もありました。

紅葉の季節のトロッコ電車は最高だと思うので

今後の訪問予定の平等院とか下賀茂とは

ちょっと離れていますから

来ることが出来るかどうか、はたして。



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