２００３年の大阪でナンパする資金欲しさに
帰宅途中の女性を襲い現金を奪った
２５歳の僧侶が逮捕されました。
この男は毎夜、ナンパを目的に車で
夜の街に繰り出していました。
女性に声をかけて時にはナンパ、
時には路上強盗、時にはお坊さん。
なんじゃそりゃ。
葬式と法事で読経を唱えながら
喪服の女性をナンパしない分だけ
まだマシなのかな。
仏教に帰依して修行する僧侶は、
悟りを開く如来一歩手前の菩薩の位に属していると
聞いたことがあるのですが、
一部の僧侶はそうなんでしょうけど
多くの僧侶は、肉を食べれば酒も飲むし
ナンパもするし恋もする。
物欲、食欲、性欲と両足を俗世界に置いたままなので
法衣を脱げばただの一人の男でしかありませんが
時代も変わった現代に、
菩薩に属すると言われるに値するような生き方は、
昔よりも遥かに難しいかと思うので
それらについては
とやかく言うつもりはありません。
しかし強盗はいかんでしょう。
法衣を纏うことを選んだのですから
そこ位は、きっちりと抑制して欲しいものです。
それはそうとナンパをすることは
コミュニケーションのコツを学べるし、
精神的に強くなれる修行に成るかと思うのです。
相手の気持ちを無視した強引で
無粋なナンパは、ナンパと言うより
迷惑行為でしかありませんし、
嫌がっている相手の腕をつかんで引っ張るなんて
拉致一歩手前の行為です。
催眠の基本誘導の流れと同じように
相手の興味を引き、
相手と共感、同調をして、
小さなリードをしてみて
その反応を確かめる。
反応が良ければその先へ、
悪ければ繋がりが壊れない所まで戻り、
継続可能であるなら再構築。
ナンパと呼べない無粋なやり方では
何一つ技量が高まりませんが、
スマートなナンパをやると
拒否されることへの耐久性も身に付きますし、
コミュニケーション力も鍛えられるかな。
そして、人を愛する気持ちは、
自分を一つ上の精神性へと引き上げてくれる
原動力となる気もします。
気になるあの娘や気になる人と
仲良くなるために何より大切なことは、
ー 私はこれまで人生でずっと
「私は愛されない人間なんだ。」
と思って来たの。
でもね。
それよりもっと悪いことがあったと
初めて気が付いたの。
それはね。私自身が
心から人を愛そうとしなかったのよ。
by マリリン・モンロー
