宇治の地は、平安時代初期から
貴族の別荘が建てられていて
平等院の地には、
源氏物語の光源氏のモデルと言われている
源 融(みなもと の とおる)の別荘がありました。
京都清凉寺の源融をモデルにした仏像、
あれは本当に美しかったなあ。
平等院 鳳凰堂(阿弥陀堂)【国宝】
別荘を営むものが移り代わっていき
998年に摂政/藤原道長の別荘『宇治殿』となります。
1052年に道長の子である藤原頼道が
寺院に改め名称を『平等院』とし、
1053年に西方極楽浄土を現世に出現させたかのような
阿弥陀堂(現・鳳凰堂)を建立しました。
私が小学校の修学旅行で
初めて観た平等院の鳳凰は朽ち果て
数年のうちに崩壊してもおかしくない感じでした。
整備工事で綺麗になった平等院も良いですが
あの朽ち果てた感じの平等院も素敵でした。
鳳凰
現在の屋根上の鳳凰像は、複製像で
総像高2m30㎝、像高約1mの
鳳凰像【国宝】は、鳳翔館に収蔵されています。
慈悲に満ちた智慧を備え平和をもたらす鳳凰の像は、
金閣寺の屋根にも鳳凰像を観ることが出来ますが
平等院の鳳凰の方が造形が素晴らしいですよね。
梅雨時から夏にかけて
この場所には睡蓮の花が咲きます。
六角堂
六角堂(休憩所)は、1902~1907年に行われた
翼廊の解体修理の際の廃材を利用して造られています。
この時間になると境内に人の姿を
ちらほらと見かけるようになりましたが、
まだまだ貸し切りに近い感じです。
人の騒めきも耳に届かず
境内の木々の枝葉も静止しているかのよう。
ただただ景観を眺める私の心は、
目の前の阿字池と同じ明鏡止水状態。
鳳凰館の内部は、撮影禁止。
以前にも観賞させて頂いていますが
国宝の鳳凰、梵鐘、彫刻等を観賞せずに
平等院を後にするのはもったいないですからね。