心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

置き去り

2021年09月03日 | 雑感・愚見

 

2002年1月、中国南京の空港で発熱して

搭乗を拒否された子供を空港に置き去りにして

飛行機に乗り込もうとした夫婦がいました。

 

幸い航空会社が先頭の席を

工面することで決着したそうです。

 

 

以前にロシアの空港で

飼い犬の搭乗を拒否された夫婦が

飼い犬を置いて出発したことで

飼い犬が凍死した出来事がありました。

 

今回の出来事は飼い犬ではなくて

幼い我が子です。

 

置き去りにされた環境は極寒ではないので

死に直結するような環境ではありませんが、

前回のロシアの夫婦は飼い犬、

今回の中国の夫婦は我が子、

どちらが酷いんでしょうかね………。

 

発熱を理由に搭乗を拒否した航空会社が

先頭の席を用意できたのでと搭乗を許可したのも

ちょっと理解が及んでいないんですが、

それ以上に、この夫婦の感覚が

分からないんですよ。

 

アメリカなんて即逮捕でしょうし、

日本でも保護責任者遺棄罪で

逮捕になるかもしれませんし、

法律に明記してようがしてなかろうと

殆どの親は旅行は中止にするかと。

 

発熱した我が子が

空港の医務室に保護してもらったり

手配してくれた病院に搬送してもらえたりすると

我が子の一応の安全が確保されますが、

だからといって我が子を置いて

飛行機で出発するかね?

 

少し前に母親から真夏に

高級外車の中に丸一日放置された

二人の幼い子供が車内で熱中症で死亡なんて

あまりにも酷すぎる事件よりは

まだ幾分かマシだと言えるかもしれませんが、

 

夫婦二人揃っていて我が子を置き去りって

どちらかが反対しなかったのが

またびっくりです。

 

両親と言えども信用できない。

両親から愛されてはいない。

なんて幼心が強く感じ取ったとしたら

どんな人間として成長していくのだろうか。

 

自立心が強く刺激されたことで

自分だけが寄る辺だとして

強く生き抜く自覚が生まれるのか、

 

人を信頼できずに生きる人間となるのか。

 

幼い自分を利用して脅迫めいた交渉をして

自分達の要望を勝ち取った交渉上手の

両親を凄いと感心するのか。

 

はたまた上のような出来事を

全く意に介さないタフな子供で

何の影響も受けずに育っていくのか。

 

子供は両親を選べないと言いますが

悪い影響を受けずに育って欲しいものです。

 

 

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