心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

仰臥式

2013年04月13日 | 催眠療法



被験者が十分な催眠状態である時には

色々な事が可能になります。



その主なものとして

被験者自身が意識すらしてしていないような

気持ちに感じ取ることが出来たり、

誘導者が提示する暗示によって

潜在意識の力を活性化したりすることが出来ます。



そのような潜在意識が持つ力を

発揮しやすい精神状態、

つまり、催眠状態へと被験者を

誘導することになるのですが、

この時、基本

椅子式か仰臥式で行うことになります。



被験者に椅子に座ってもらった状態で誘導するのが

椅子式で、

マットやベットにあおむけに横になってもらった状態で

誘導するのが仰臥式(寝式)です。



椅子式の利点としては、

誘導的には

被験者の自由な動きの制限が少ないことから

仰臥式よりも多くのアプローチをしやすくなります。



また、動きが自由であることは

誘導に対して被験者が

防御的な心の構えを取りやすい状態であり、

この防御的な構えを取ることを

被験者に許可することで

逆に安心感を持ってもらうことが出来ます。



仰臥式の利点は

椅子に座って熟睡することが出来ないように

寝転ぶ姿勢は椅子式よりも

よりリラックスしやすい状態になります。



しかしながら

初めて会う誘導者プラス

初めての催眠体験である場合には、

この姿勢はより無防備な姿勢であることから

被験者が防御的な構えを取ることに

繋がることがあります。



また、防御的な構えが解けたとしても

よりリラックスしやすい状態であることから

リラックスし過ぎて催眠では無く

睡眠の状態に入ってしまい安い状態でもあり

注意が必要です。



椅子式、仰臥式にはそれぞれの利点がありますから、

椅子式では誘導が上手く行かなかった被験者が

仰臥式では上手く行ったり、

またその逆の場合もあったりします。



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