1996年 韓国ソウル在住の女性が
「夫が自分以外の女性の名前を寝言で繰り返した。」
として離婚訴訟を起こし離婚は成立しました。
離婚は成立したのですが、
愛人の存在は判明しなかったので
慰謝料請求は却下されたそうです。
現実の世界の多くを妻のためにと
全力で頑張っている人の中には、
その反動で夢の中では奔放な自分の世界が
展開されやすくなっても不思議ではありません。
その夢の中にまで現世の価値観や
妻の想いが持ち込まれると、
ちょっと参ってしまいますし
上の女性の訴えを認めてしまうと
「昨日寝言で何を言っていたの!」って言えば
慰謝料ゲットできることになるので
ちょっと結婚して慰謝料をふんだくってやろうと思う
悪い女が出てくるかもしれません。
またこの女性の言い分が裁判で通る場合は、
女性はか弱くて護るべき存在との前提があって
初めて成り立つ判決だと思われるので
最近の男女平等を叫ぶ人達、
特に田〇陽〇さんなんかは
声をあげて女性と裁判所を
非難してもおかしくないのですが、
こういう場合は、しないんですよねえ。
朝起きて寝言についてこっ酷く叱られる程度なら
そんな妻を可愛く思えることもあるかと思いますが、
離婚訴訟ですからね。
私なんかは、上のような理由で
離婚訴訟を起こした女性に対しては、
ふざけるなと言いたくなるのですが、
愛情がなくなった。信頼出来なくなった。
生理的に無理になった。なんか違う気がしてきた。
なんていう方が仕方ないなと思えたりするんですよね。
どちらのパターンにせよ
逆に男性側の方が冷めてしまって
離婚自体は、そうしましょって
言いたくなるような気もします。
日本の場合、上のような理由だけで
離婚が直ぐに認められるとは思いませんが、
この訴えを担当した韓国の判事は、
可哀そうな妻、悪いのは夫、
とする判断をしたように思えますが、
夫に対して
「あんた離婚した方が幸せになれるよ。」
との見解を示したとも取れますね。
私達が夢を見ることの意味については
完全には解明されてはいないと思うのですが、
夢の果たす役割の一つに
現実の世界で個人の色々な事情で満たし切れていない
欲望や願望を夢の中で体験することで
現実の世界で発生したストレスを昇華して
精神的な健康を維持する役割があると考えられています。
なので夢の中には自由に発揮されず、
かつ昇華されないまま残っている本心が現れるとして
心理療法に夢を活用することもあります。
人が観る夢ですが、子供の頃は、
直接的具体的な夢を見ることが多く、
大人になると抽象的な夢を見ることが多くなります。
その抽象的な夢の意味を分析して
心理療法に生かそうと考えたのが
夢分析となるのですが
あれってどこまで正確なんでしょうかね。
まあ心理療法において大事なのは
クライアントの状態を改善することなので
分析が正確かどうかは重要ではなくて
改善することに重要な役割を発揮すれば
その夢分析は大成功となります。