休日の夕方のスーパーマーケットには、平日では見られない人たちに出会うことが多い。
「出会う」といっても、知り合いに出会う訳ではない。
普段買い物に来ない人たちの姿を多く見かける、というコトだ。
それと平日でも夕方よりも少し前の時間帯でも、普段余り見かけない人たちと出会うことも多くなってきた。
この「普段見かけない人たち」の共通点は、メモか携帯電話を持ちながら買い物をしているという点だ。
どのような方たちかお分かりだろうか?
それは、男性の買い物客。
この中でも若い男性は、どうやら「イクメン(=育児に積極的な男性)」らしい。
「イクメン」ではないにしても、奥様から渡されたメモを見ながら買い物をしている。
時折職場の同僚男性同士なのだろうか?
「オヤ!お宅もですか?」
「ウチは、まだ○ヶ月なんで・・・」
「ウチは、もう××ヶ月ですよ、お互い大変ですな~」
という会話が聞こえてくることもある。
そんな姿を見ると、微笑ましいだけではなく「育児に参加」というほどではないにしても、奥様をサポートする男性は増えつつあるのかな?という気がしてくる。
そしてもう一つのパターンが、熟年世代の男性だ。
こちらはどうやら奥様が買い物に出掛けられない事情があるらしく、携帯電話で「○○は要るの?××はいくつ買えばいいの?」と、指示を仰いでいる。
時々「そんなに要らないでしょ!」と、逆ギレしかかっている方を見かけるときもある。
こちらは「家事に積極的」というよりも、「仕方なく」という場合もあるようだが、最近では「カジダン(=家事に積極的に参加する男性)」という言葉も、定着し始めてきた。
二昔前のように、病気で寝込んでいても女性が家事をする、という時代では無くなりつつあるようだ。
「イクメン」にしても「カジダン」にしても、その背景にある一つの理由として「働く女性」の存在が大きい。
女性が働きやすい環境を作ることになれば、それまで女性が受け持っていた家事や育児の一部を男性もする必要がある。
今の「イクメン」世代の親世代が、共働きが定着し始めた世代だと考えれば、比較的受け入れられやすいのかも知れない。
ただ早急に増えてもらわなくてはならない「○○男子」がいる。
それが「介護ダンシ」もしくは「介護メン」だ。
高齢化社会になりつつある日本では、介護はとても重要な問題でもある。
これまでのように、女性が中心の介護では対応しきれない部分も多い。
特に体力が必要とされる部分では、やはり男性の力が必要だろう。
今現在、男性で介護をしている場合というのは、いわゆる「老老介護」という状況の場合が中心。
社会的にも、男性が積極的に介護に参加できるようなシステムになっていない、という問題も大きい。
とすれば、企業も行政も含めて社会全体が「介護ダンシ」、「介護メン」を支援できるシステム作りが必要だと思う。
そして「介護ダンシ」は、社会の中でも重要な存在である、という意識を社会全体が持つ必要があるかも知れない。
そんなことを考えさせてくれた、夕方のスーパーマーケットだった。
「出会う」といっても、知り合いに出会う訳ではない。
普段買い物に来ない人たちの姿を多く見かける、というコトだ。
それと平日でも夕方よりも少し前の時間帯でも、普段余り見かけない人たちと出会うことも多くなってきた。
この「普段見かけない人たち」の共通点は、メモか携帯電話を持ちながら買い物をしているという点だ。
どのような方たちかお分かりだろうか?
それは、男性の買い物客。
この中でも若い男性は、どうやら「イクメン(=育児に積極的な男性)」らしい。
「イクメン」ではないにしても、奥様から渡されたメモを見ながら買い物をしている。
時折職場の同僚男性同士なのだろうか?
「オヤ!お宅もですか?」
「ウチは、まだ○ヶ月なんで・・・」
「ウチは、もう××ヶ月ですよ、お互い大変ですな~」
という会話が聞こえてくることもある。
そんな姿を見ると、微笑ましいだけではなく「育児に参加」というほどではないにしても、奥様をサポートする男性は増えつつあるのかな?という気がしてくる。
そしてもう一つのパターンが、熟年世代の男性だ。
こちらはどうやら奥様が買い物に出掛けられない事情があるらしく、携帯電話で「○○は要るの?××はいくつ買えばいいの?」と、指示を仰いでいる。
時々「そんなに要らないでしょ!」と、逆ギレしかかっている方を見かけるときもある。
こちらは「家事に積極的」というよりも、「仕方なく」という場合もあるようだが、最近では「カジダン(=家事に積極的に参加する男性)」という言葉も、定着し始めてきた。
二昔前のように、病気で寝込んでいても女性が家事をする、という時代では無くなりつつあるようだ。
「イクメン」にしても「カジダン」にしても、その背景にある一つの理由として「働く女性」の存在が大きい。
女性が働きやすい環境を作ることになれば、それまで女性が受け持っていた家事や育児の一部を男性もする必要がある。
今の「イクメン」世代の親世代が、共働きが定着し始めた世代だと考えれば、比較的受け入れられやすいのかも知れない。
ただ早急に増えてもらわなくてはならない「○○男子」がいる。
それが「介護ダンシ」もしくは「介護メン」だ。
高齢化社会になりつつある日本では、介護はとても重要な問題でもある。
これまでのように、女性が中心の介護では対応しきれない部分も多い。
特に体力が必要とされる部分では、やはり男性の力が必要だろう。
今現在、男性で介護をしている場合というのは、いわゆる「老老介護」という状況の場合が中心。
社会的にも、男性が積極的に介護に参加できるようなシステムになっていない、という問題も大きい。
とすれば、企業も行政も含めて社会全体が「介護ダンシ」、「介護メン」を支援できるシステム作りが必要だと思う。
そして「介護ダンシ」は、社会の中でも重要な存在である、という意識を社会全体が持つ必要があるかも知れない。
そんなことを考えさせてくれた、夕方のスーパーマーケットだった。