日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

販促品もイロイロ

2012-04-15 21:39:21 | アラカルト
今日、動植物園近くまで散歩に出かけた。
出かけた時間が遅かったため、動植物園近くに着いた時には既に帰る家族連れが多かった。
そんな家族連れに紛れこむように、テクテクと歩いているとマンションのチラシを貰った。

そのマンションは、最近中部地区の某大手企業の社宅を取り壊して建てられた、分譲マンション。
確かに、社宅として企業が管理するよりも分譲や賃貸として、一般に利用してもらうほうが企業としてもメリットが高いはずだ。
難と言ってもそのマンションそのものは、社宅を所有していた企業だけではなく中部の様々な分野の大手企業共同で「最新設備」と「新しい発想(焼きたてパンの朝食サービス、HV車のシェアリングシステムを導入)」で建てられている。

ところで、マンションなどのチラシを駅近くで配布する時使われる販促品というと、どのようなモノを思い浮かべられるだろうか。
おそらく多くの人は、「ポケットティシュ」ではないだろうか?
というよりも、私の経験から言うとポケットティシュ以外のものを貰った記憶がほとんど無い。
もしかしたら夏場に、宣伝うちわのようなモノとか美容室などは1回分のシャンプー・コンディショナーという程度だと思う。
今回もそのようなものであれば、エントリもしない。
私が貰ったものは、なんと駄菓子だったのだ。

貰った時、一瞬「何?」と思ったのだが、考えてみれば場所は動植物園近く。
家族連ればかりだとすれば、マンション購入を積極的に考えている層だといえるし、そんなところでポケットティシュを配るよりも、駄菓子のほうが子どもたちが欲しがることで、チラシそのものを受け取ってもらいやすいだろう。

そのように考えると、これまで私が普通に受け取っていたチラシについていた「ポケットティシュ」は、あくまでも家族を対象に配る予定のものではない、というコトに気が付く。
大人・子どもというのではなく、チラシを受け取るのを個人としているということなのだ。
一方駄菓子というコトになれば、少なくとも大人は興味をさほど引くものではない。
受け取って欲しい相手は大人でも、ポケットティシュでインパクトが弱いく、子どもが「何々?」とチラシではなく、配布をしている人に興味を持ってもらうことで、大人をひきつけるというコトなのだと思う。
まして、分譲マンションのチラシなのだ。
持って帰って、家族でチラシを見てもらいたい、という考えだろう。
そのための場所選びとして、動植物園周辺を選んでいるというコトも理解が出来る。

たかが街頭チラシ配布といえども、そこにつける販促品は如何に受け取ってもらえるか?というコトを十分考えたモノだった。
初めての経験で、イロイロと考えるチャンスを貰った街頭チラシの販促物だった。

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