日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

GW中に考えたこと

2014-05-04 20:48:19 | 徒然

今年のGWは、前半が飛び石連休と言う、変則的な休みだった。
そして昨日から始まった後半は3日~6日まで4日間の連続。
しかし、カレンダーをしばらく見て思ったコトは、4月26日~5月10日まで、6日分の休みを取ると、2週間の休みが取れる、と言うことだった。

そんなに休めないでしょ!と方も多いと思うのだが、思いのほか、自分が任されている仕事というのは、融通が利く場合が多い。
もちろん、自営業の場合その様な訳にはいかないのだが、企業に勤めていて有休がタップリある方などは、この様な機会に休みを取り、職務権限の委譲をするチャンスかも知れない。

何故その様なコトを思ったのか?と言うと、バブル期に入社した世代が企業の中堅となっているのに、バブルが崩壊直後から多くの企業は採用を減らしてしまったために、バブル期入社とバブル崩壊後の「就職氷河期」の社員との間では、仕事に対する意識ギャップがある、と言われているからだ。

それだけではなく、バブル期入社の世代は「就職氷河期」があったため、極端に後輩となる社員が少ないために、「人を育てる」と言う経験を余りしていないのでは?と言う気がしている。
それは「就職氷河期世代」も同じかも知れない。
その「就職氷河期世代」も、企業の中では中心的役割を担う年齢になってきているはずだ。

そう考えると、上に立つ立場の人達が積極的に仕事を任せ、経験をさせると言うことがとても大切と言うことになる。しかし残念ながら、バブル期世代の上の世代というのは「仕事(会社)は休んではいけない」と、刷り込まれた世代でもある。
実際、私も「有休を使うのは、風邪などの病気くらいにして欲しい」と、言われたことがある。
「遊びで有休など使うな」という程の口調では無いが、「会社はよほどのことが無い限り、休んではいけない」と言う雰囲気の中で、仕事をしてきた世代でもある。

だからこそ、この世代が積極的に休むことで、仕事を任せる必要があるのでは?と言うことなのだ。
その休みの間、自分のブラッシュアップのために時間にすれば良いと思うのだ。
ブラッシュアップと言っても、仕事のためと決めつけず自分の趣味や新しい知識を得る時間とすれば、仕事にもプラスになることは多い。

「日本人は、休み下手」のように言われているが、その昔の農家は農作業が無い冬の間、温泉での湯治で体を休め、自分が住んでいる地域とは別のトコロでしばらく過ごすコトで、新しい情報を集めていたのではないだろうか?そう考えると、昔の人は休み方が上手で、決して「日本人は休み下手」だったわけではないと思う。

とは言うものの残り2日。
自分をブラッシュアップするための時間として、楽しくのんびり過ごしたい、と思っている。