マーケティングと言う仕事をしていると、滅多にある訳ではないのだが「時代が創り出した」と感じるモノがある。
今年、奇しくも2つの映画が「零戦」を取り上げた作品が公開がある。
ご存じの通り、一つは宮崎駿監督の「風立ちぬ」。
もう一つは百田尚樹さん原作の「永遠の0」だ。
宮崎監督の「風立ちぬ」は、「零戦」を設計した堀越二郎さんをモチーフに描いた作品。
百田尚樹さんの「永遠の0」は、「零戦」で出撃をしていく若者達を描いた作品だ。
「零戦」という、たぐいまれな戦闘機を描くことで「戦争があった時代」を言うことを伝えようとしている様に感じるのは、私だけでは無いと思う。
この「零戦」が作られた時代というのは、「第二次世界大戦」で日本の負けが濃厚となっていた時代。
それでも国から出てくる言葉は、「国威発揚」のようなことばかり。
一部の人達は「負けることがわかっているのに、国はウソばかりを言っている」と、感じていたがそのことを言うコトができない、と言う息苦しい時代でもあった。
もし、その様なことを言えば「特別高等警察(別名:特高)」が、「治安維持法」の下、様々な言論を取り締まり、自分の命だけではなく家族にまで及ぶ、暗い時代だとも言える。
そう考えると、この二つの作品は「反戦的」要素が多分に含まれているのでは?と、思っている。
その様な作品が同じ年に公開され、話題を呼ぶだけではなく、「治安維持法」ほどでは無いのかも知れないが、その様な要素を多分に含んだ「特別秘密保護法案」が可決されると言うのも、奇遇という気がする。
この様な連続的な偶然に「時代が呼んだ」というか、「その時代が創らせた」ような感覚を受ける。
もちろん、当時とは全く違う状況にあるのは事実だろう。
いくら政府が都合の悪いことを隠そうとしても、どこかから情報が漏れ拡散し易いのが今のネット社会だからだ。
自由にネットの世界を飛び回る若者達にとって、この「特別秘密保護法」の成立の意味を理解するまでには、時間が掛かるかも知れない。そしてその意味が判ったとき「手遅れ」だとならないことを願うばかりだ。
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違います。零戦が実戦投入されたのは日中戦争が最初です。
この戦果がこの後に影響したとおもわれますが。