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公園の落ち葉とエコ-「落ち葉焚き」は環境に悪い?-

2007-09-26 20:44:11 | ライフスタイル
今日から福田内閣が、本格的にスタートした。
果たして、どんな内閣になるのやら・・・。
福田さんは「(国民に)信頼される政治」とおっしゃっていたようだが、どうも政治家のみなさんの発言の多くが「お上から見た庶民」という気がしてならない。

今日の毎日新聞のWEBサイトに、家庭生ごみ:環境省が3年計画で再生実験へと言う記事が、掲載されている。
家庭用生ごみを減らすために、各自治体が取り組んでいるのが「コンポスト」と呼ばれる
堆肥を作る道具だろう。
庭で家庭菜園をしている友人は、コンポストを設置してこの夏ゴーヤを作っていた。
最近では、庭が無くてもマンション向けの「生ごみ処理機」が発売されており、自治体からの助成金制度により設置する家庭も増えてきているようだ。
その「生ごみ」を、バイオマスエネルギーに利用すると言うのは、確かにアイディアだと思う。
エネルギー資源の乏しい日本においては、「生ごみ」が最大のエネルギー資源かもしれない。

だが、その前に考えて欲しいコトがある。
それが「公園の落ち葉」だ。
私が小学生だった頃、町内の公園掃除は小学生のシゴトだった。
毎週日曜日早朝に、町内の班ごとに分かれて竹箒や熊手などで落ち葉をかき集め、掃除をしていた。
今では少子化などの影響もあり、そのようなコトは無理なのかも知れないが、その掃除の後のお楽しみと言うオマケもあった。
それが「落ち葉焚き」で作った「焼き芋」だ。
その「落ち葉焚き」が、環境に悪いと言う理由(他には消防の問題もあるのか?)で、すっかり見られなくなってしまった。
その代わりに見られるようになったのは、週明けの公園に積まれた「ごみ袋に入った落ち葉」だ。
「落ち葉焚き」で見る落ち葉と「ごみ袋に入った落ち葉」では、同じ落ち葉でもまったく違ったモノに見えてしまう。
当たり前と言えば当たり前なのだが「ごみ袋の落ち葉」は、もはや落ち葉ではなく「ごみ」でしかない。

「落ち葉焚き」となった落ち葉は灰となり再利用ができるのに、「ごみ袋の落ち葉」は単なるごみとなってしまうのである。
それも最終的には焼却処理され灰になってしまうのに、ナイロン製のごみ袋に入っているが為に、過剰なエネルギー消費物をも灰にし、再利用できなくしまっているのではないだろうか?と常々感じていた。
このような光景を見るたびに、「本当のエコとは?」と考えてしまっていたのだ。
家庭用ごみのバイオエネルギーへの転換は、とても大切なことだと思う。
だがその前に、公園の落ち葉や剪定した庭木を「ごみ」としないことも、考えて欲しいのだ。
そして、何でも「ごみ」としてしまうコトが、「環境のとってプラスなのか?」という疑問をもって欲しいと思うのだ。



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1 コメント

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Unknown (○○県の・・・・)
2007-09-26 22:20:10
ごみと言うより、煙だと思います。
田舎でも、田圃のわら焼きや畦焼きは認められているのに、
煙が家に入ってくる、洗濯物が汚れると言った苦情を言う人がいます。
このたぐいだと思います。
なんでも、し放題はいけませんが、時間を決めてする、後から来たものは少しは我慢する、と言う相手を思いやる気持ちが必要なのでしょうね。
今の世の中、心にゆとりが無くなっているのでしょうね。
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