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楽天サッカー雑誌

2006-01-11 20:54:53 | ビジネス
新聞各社のWEBサイトに楽天、サッカー雑誌を創刊という記事がUpされている。
W杯ドイツ大会を控えての創刊ということなのだろうか?
他にも、讀賣新聞のWEBサイトにはJリーグの外国籍選手枠、三木谷氏が疑問示すという創刊にあわせた記者会見での発言も、Upされている。

紹介したasahi.comにUpされている記事を見ると、創刊号の表紙は「ベッカム様」のようだ。
本格的なサッカー雑誌なら、おそらくロナウジーニョだろう。
こういうところが、いかにも「三木谷」さんらしい感じがする。

記事を読んでみると、雑誌創刊の大きな目的は「紹介した商品のネット販売」にあるようだ。
しかし、日本代表のレプリカ・ユニフォームをはじめ「代表グッズ」と言われるものは、スポーツショップで簡単に購入することができる。
日本のクラブグッズなども、「オフィシャルショップ」で購入することができるし、インターネット販売は当たり前となっている。中には、インターネットだけでの販売商品すらある。
とすれば、楽天はどの分野でネット販売をするのだろうか?
海外のクラブチームだろうか?それとも代表チームだろうか?
これらも既に、インターネットで多くが購入できるようになっている。
雑誌オリジナル商品を、ネット販売するということなのだろうか?
とすれば、三木谷さんはサッカークラブオーナーとして、サッカーファンを知らなさ過ぎるような気がする。

もうひとつ、気になることがある。
それが「ロックとサッカーの融合」という編集内容だ。
実は、このような趣旨のサッカー雑誌は既にある。
ソニーマガジンが出している「Footival」という雑誌だ。
毎号、サッカー選手とミュージシャンの対談が掲載され、選手のファッション談義のようなコーナーもある。
とすれば楽天は、対談内容を「ポッドキャスティング」等で、ネット配信をするつもりなのだろうか?
どうも、三木谷さんの戦略は「二番煎じ」という感じがぬぐえない。

丁度日本が始めてW杯に初出場した頃、サッカー関係の雑誌が創刊ラッシュ状態だった。
しかし、W杯3戦全敗で終了した後、次々となくなり今では1誌くらいしか残っていないのではないだろうか?
その二の舞にならければ、よいのだが・・・。

 


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1 コメント

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同感 (ロボカーサ)
2006-01-19 23:34:54
楽天・三木谷氏のスポーツに対するあまりの愛情のなさにこれまでもあきれ返っていましたが、「サッカーを軸としたライフスタイルマガジン」ということで、読まずに批判するのもいけないので、書店で立ち読み。

やはりなんだかなぁという内容でした。



>どうも、戦略は「二番煎じ」という感じがぬぐえない。



同感です。

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