昨日、実家のある米子から帰ってきた。
全国的に、雨の多いお盆休みだったようだが、拙ブログに来てくださる方はどのようなお盆休みを過ごされたのだろうか?
公務員の方や小売り、サービス業の方々にとって、「お盆休み」というよりも、個々の都合に合わせて「夏季休暇」を取得すると思われるので、「お盆休みは関係ない」という方も実は多いのかもしれない。
名古屋から米子へ帰省するとき、高速道路などの渋滞を考えJRを利用した。
帰省した米子駅で、見かけたポスターに目が留まり「なるほどな~」と思ったのが、今日のタイトルだ。
「『じゃない方』の、浦安」というキャッチコピーから、世間的な「浦安」は、千葉県にあるあの有名な「夢の国」を指している、という自虐ネタのようなキャッチコピーだ。
写真を見ても、見るからに「田舎の無人駅」という佇まいの駅舎だ。
そのポスターのキャプションには
「浦安駅(鳥取県)」は、鳥取県東伯郡琴浦町にあります。
夢のある遊園地はありませんが、自然のアトラクションがいっぱいで、たくさん遊べます。
とある(写真の撮り方が悪く、ピンボケとなってしまい申し訳ない)。
このキャプションを読んだとき、もしかしたら「自然と遊ぶ」ということそのものが、贅沢なことなのでは?という気がしたのだ。
この「浦安駅」がある、琴浦町は昨年鳥取県中部地震の震源地にほど近い。
元々、過疎が進む田舎なので大地震があったときでも、大きくニュースに取り上げられることはなかった(という印象がある)。
とはいうものの、地震によって被害が無かったわけではない。
産業の中心は、農業や漁業といった「一次産業」だ。
だからこそ、自然の豊かさを実感できる所でもある。
関西方面から、海水浴にこられる方などはご存じかも知れないが、鳥取県から島根県にかけての海水浴場となる海岸はとてもきれいな水質で、波と共に岩場に打ち上げられた魚の泳ぐ姿を観察するコトができる。
何よりこのポスターで訴求している「自然のアトラクション」というのは、遊ぶ人が遊びを考え、遊びつくすことになる。
遊園地のように、用意されたアトラクションではない、「能動的遊び方」と、言い換えられるかもしれない。
そのような「遊び方ができる場所」そのものが、今は限られているのでは?という、気がしたのだ。
言い方を変えるなら、「自然を遊ぶ」為には、都市ではなく田舎まで出かけなくては難しい、ということにもなる。
「自然と遊ぶ」為に、地方に出かけ能動的に遊ぶ・・・そのような遊び方が、今では贅沢なのかもしれない。
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