いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
素敵に年を重ねていつも愛らしくいたい!
そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

ヒメシロ物語と湿原の花♪

2013年05月11日 | 花や蝶を求めて
前ブログからの続きです・・・


ギフチョウ&ヒメギフチョウとの出会い(その様子は前ブログを見てね)を楽しんだ帰りに、
愛らしい『ヒメシロチョウ』との出会いを求めて、ヒメシロのポイントへ寄ってみました。
(ブログ友さんのところでヒメシロの姿を拝見したから、もしや?と思いまして…)


いました、いました♪
ふわりふわ~りと舞う、小さな白い天使たちがあっちにもこっちにも…♪


草もまだほとんど伸びていないこの時期、白い蝶が舞う姿はよ~く見えます♪
(昨年よりひと月も早い出会いです…)


愛らしい『天使の舞い』は撮れなかったけれど、キュートな姿をご覧くださいね。


葉っぱにとまるヒメシロ♪

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枯れ草にとまるヒメシロ♪

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上の2枚の写真をご覧になって、ドキッとされた方もいらっしゃるでしょうね。
わたしも初めて見た時は、一瞬ドキッとしました


そう、止まっているヒメシロチョウの腹部が見えませんね!


こちらは、腹部を見せてるヒメシロ♪

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か弱そうなこの白い蝶、ヒメシロチョウは・・・
  環境省:絶滅危惧Ⅱ類
  長野県:準絶滅危惧種 だそうです。


さてさて、本日のブログはこの小さな白い蝶のお話、


『ドラマチックなヒメシロ物語』です・・・


ナンパあり、デートあり、産卵あり…の、天使たちの物語♪
どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ・・・


諸事情によりまして、物語の主人公はシーンごとに入れ替わっておりますので、
そこのところ、ご了承くださいね


わたしには♀と♂の違いがまだ分からないので、その辺も適当です
(この物語はフィクションなのですから…)


まずは、
《草むらナンパ》シーンから・・・


天使たちなのに、ナンパっていうのもちょっと…と思うけれど、まぁいっかぁ~
(このナンパ、参考にされたい方はメモのご用意を…)


「ねぇ、ねぇ~ そこの彼女ぉ~」

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「ボクと遊ばない?」

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「そんなに恥ずかしがらないでもいいからさぁ~」

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「ねぇ~ってばぁ~ ボクとデートしてよぉ~」

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ナンパ成功で、なんとかデートまでこぎつけたようです


それでは、
《初デート》シーンです・・・


ヒメシロさんのカップル、
ただいまデート中♪

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右側(↑)のヒメシロさんが、ストローを思いっきり伸ばしていますね。
これは、愛のささやきでしょうか・・・うふっ、かっわいい~?


どうやら、ヒメシロさんたちの恋は成就したようですよ。
…ということは、ここで交尾シーンが登場するはずなのですが・・・


残念ながらこの物語は、健全なブログ訪問者様向けなので、その部分はカットしてあります。
(ナンパとか言ってるくせに、健全な…もないですけどね…)


まぁ早い話が・・・交尾シーンが撮れなかったってことです


恋が成就した後には、
《産卵》シーンです・・・


食草のツルフジバカマの新芽を見つけて、
産卵態勢に入ったヒメシロさん♪

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そして、
産卵中です♪

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この時期は、産卵ラッシュのようですね


こちらでは、
《産み落とした卵》も見えてます・・・


こちらは、
産卵直後のヒメシロさんでしょうか♪

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たぶんこれが、
産み落とした卵かなぁ?

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(上の画像の中で、卵らしき物が付着してる部分をトリミングしてみた…)


ヒメシロ物語は、これでおしまい♪


…ですが、この後ブログはまだまだ続きます・・・


ヒメシロチョウと遊んだ後は、 ランチタイム で~す!


せっかく天気もよく、美しい自然の中へ行くのだから…と、おにぎり弁当持参で出かけました。


残雪の北アルプスを眺めながらの、ランチタイム♪

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あれっ? お弁当の写真撮るのを忘れちゃった


朝、出がけに慌てて作ったので、かなり質素なおにぎり弁当です
 大きなおにぎりの中身はというと、梅干しだけ。
 おかずは、前夜の残りの『フキと干しホタルイカの煮付け』と『甘い厚焼き卵』に、
 旦那さんお手製のたくあん漬けしか入ってない。
それでも、このロケーションで食べたおにぎり弁当は、とっても美味しかった


あまりの天気の良さに、このまま家に帰るのはもったいな~い!


…ということで、


『居谷里湿原(いやりしつげん)』へも立ち寄ることにしました。


ここはザゼンソウで有名な湿原。
でも、もうザゼンソウの季節は終わって、今はミズバショウがまだ咲き残ってるはず・・・


『ザゼンソウ』も少しだけ咲いていた♪

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『リュウキンカ』は今が花盛り♪

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山の斜面には、ヒメギフチョウの食草『ウスバサイシン』が花を咲かせていた♪

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そして『ミズバショウ』は、まだあちこちにたくさん咲いていた♪

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この日は、ギフチョウとヒメギフチョウに出会い、その後ヒメシロチョウとの出会いもあり、
そして湿原に咲く花を楽しんだという・・・なんとも贅沢な一日でした♪

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ギフチョウ&ヒメギフの嬉しい初撮り♪

2013年05月08日 | 花や蝶を求めて
今日は、『春の女神』と呼ばれる『ギフチョウ』と『ヒメギフチョウ』との出会いを求めて、
お隣の白馬村へとお出かけです♪


昨年、カタクリの群生地巡りをした時に、ヒメギフ(ギフチョウだったかな?)と出会った場所。
でも悲しいかな、あの時は1頭の『目撃』だけで終わってしまったという、残念な結果でした
今日再び出向いて、昨年のリベンジというわけ・・・


ここでは今、『残雪の季節』、『桜の花咲く季節』、『芽吹きの季節』…と、
三つの季節の融合を楽しむことができました。


まずはその景色からご覧くださいね・・・


雪山と桜と唐松の芽吹きと…♪

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(コブシの名残花も華を添えてる…)


風がちょっと冷たいけど、空には雲ひとつなく快晴~


さてさて、今年こそ人生初の『ギフ撮り』に挑戦です!


林の中のちょっと開けた場所で、黄色い(黄色っぽく見える)蝶が数頭飛んでいました。


この場所には、『ギフチョウ』と『ヒメギフチョウ』の2種類が生息しているようなので、
素人のわたしは、飛んでいる蝶がギフチョウだかヒメギフチョウだか、全くわからない!


「どっちでもいいから、とりあえずは撮りたいよぉ~」


蝶を目で追いながら、止まるのをじっと待ちます・・・


「あっ、スミレの花に止まったぁ~」


抜き足差し足忍び足…で近づいて、蝶にデジカメをそっと近づけて撮ります・・・
(わたしのカメラはコンデジなので、望遠レンズなどというものはありませんよ…)


「ヤッター! 1枚撮れたぁ~」


やりましたよ、とうとうやりました!
念願の写真が、ようやく撮れました


記念すべき、嬉しいヒメギフの初撮り~♪

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嬉しいです♪ すっごく嬉しいです?・・・(♪もふたつ繋がっちゃいます


家に戻ってから、ギフチョウとヒメギフチョウの違いをネットで一生懸命調べました。
でも、分かったような分からないような・・・難しいです!
素人でも比較的分かりそうなポイントが2つほどあったので、
一応それを目当てに、撮影第1号(↑)は『ヒメギフチョウ』と同定してみました・・・
(種が間違っていたら、以降も合わせてご指摘お願いしますね…)


それでは、
《花とヒメギフチョウ》のコーナーです・・・


たぶんそれぞれ別個体だと思うけれど、同じ個体だったのかどうなのか、
嬉しさのあまりに、そんなことはまったく記憶にございません


『ヤマエンゴサク』にヒメギフ♪

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『キクザキイチゲ』にヒメギフ♪

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『スミレ』に、ヒメギフ♪

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カタクリの咲いてる場所へと行ってみると、1頭だけ飛んでいるのを見つけた!
そして、運良くカタクリの花に潜って吸蜜を始めました。
さぁー、気付かれないうちにそ~っと近づいて・・・パチリです。


『カタクリ』にヒメギフ♪

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カタクリの花はまだきれいに咲いているのがたくさんあるんだから、
できることなら、美しく咲いてる花に止まってほしかったなぁ~
(…って、数枚撮れた後だから、ついこんな言葉も出てきます…)


それではここで、
《小休止》です・・・


美しく咲いているカタクリの花をご覧くださいませ♪


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あっ、書くのを忘れてた!・・・(蝶のように、わたしの心も舞い上がってしまってるもので…)
わたしの好きなことば、 スプリング・エフェメラル をここで登場させないわけにはいきません!


お花のスプリング・エフェメラルと言ったら、
代表的なものがこの『カタクリ』ですね。
ヒメギフさんが吸蜜してた『ヤマエンゴサク』も『キクザキイチゲ』も、
スプリング・エフェメラルの仲間なのです。


そして、
蝶のスプリング・エフェメラルの代表的なものと言えば、
やっぱり『ギフチョウ』と『ヒメギフチョウ』でしょうか。


今回は、お花のスプリング・エフェメラルと蝶のスプリング・エフェメラルのコラボ♪
わたしにとっては、至福のひとときだったということです


ひと休みしていただいた後は、
《悲恋のコーナー》です・・・


これは、ヒメギフの交尾体らしきツーショット♪

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あれあれ? ♀には既に交尾済みの『証』がついている♪

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(交尾済みの証が赤っぽい色なので、やっぱりこれはヒメギフ(ギフチョウは黒)…)


♂がどんなに思いの丈をぶちまけてみたところで、決して受け入れてはもらえぬ悲しいこの恋・・・


それでもまだ、未練たっぷりの♂なのですね♪

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やがてこのヒメギフのカップルは、それぞれの方向へと飛び去っていきました。


最後は、
《ギフチョウ》のコーナーです・・・
(…と言っても、ギフチョウらしき写真はこの1枚だけですけど…)


これは、ギフチョウだと思う♪

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上の写真の、トリミング画像です♪

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この蝶をギフチョウだと思った理由は、
 黄条紋の一番上が、(連続的につながっていなくて)内側にずれて入り込んでいる・・・
 尾状突起近くの弦月紋と呼ばれる紋の色が、(黄色くなくて)橙色・・・
このふたつから、ギフチョウかなって思いました。
さぁーて、正解はどうでしょうね


今回の撮影は、カタクリの花の中に頭を突っ込んでいる1枚の写真を除いて、
他の写真は全部同じ場所での撮影です。
(カタクリの花に潜ってる写真は、そこから徒歩1、2分程離れた場所で撮影…)
まぁ、大雑把に言えば、みんな同じ場所での撮影ってことになりますね・・・


きれいに咲くカタクリの花とのツーショット写真は撮れなかったけれど、
夢にまで見た『ギフチョウ&ヒメギフ』の撮影ができて、本当に嬉しい一日でした♪


…と、本日のブログはここでおしまいですが・・・


実は今日、もうひとつの嬉しい出会いがありました♪


ヒメギフたちと楽しいひとときを過ごしての帰り道に、
『ヒメシロチョウ』のポイントに寄ってみたら・・・


そこでは、たくさんの可愛らしいヒメシロたちが待って(舞って)いてくれたのです
その様子は、また次回のお楽しみ♪ ってことで…

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セリバオウレンとクジャクチョウ♪

2013年03月19日 | 花や蝶を求めて

追記です・・・(2013年3月30日)
本日(2013年3月30日)、セリバオウレンの変種の『ウスギオウレン(薄黄黄蓮)』という花の存在を知り、花を確認したところ、どうやらこの神社に咲く花はそのウスギオウレンではないかと思われます。本文中の記事やタイトル、そして他のブログ記事内の花の名前は変更せず、セリバオウレンのままにしてありますが、ご理解の程よろしくお願いいたします


昨日はとんでもない強風が吹き荒れて、あちこちで被害も出てましたね。
昨夜までの風雨もおさまり、今朝はとっても穏やかでした・・・


そろそろセリバオウレンの花も咲いてる頃かと、
近くの神社まで花の様子を見に行ってきました。


セリバオウレン、きれいに咲いてましたよ♪

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まずは、セリバオウレンの可憐な姿を見ていただきました。


…が、
昨日吹き荒れた春の嵐の爪痕が、この神社にもありました。


神社の境内は杉の枯れ枝や木々が散乱して、酷い状態です。
そして、境内の杉木立の中に入ってみると、
そこには強風で落ちた杉の枯れ枝などが、まるでじゅうたんのように敷き詰められている・・・


杉の小枝のじゅうたんです・・・

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いつもだったら、ここは一面セリバオウレンの 花のじゅうたん のはずなのに、
花は杉の小枝の下から、ぽつんぽつんと見えてるだけ・・・


ものすご~くショックでした!


それでも杉木立の奥の方に進んでいくと、杉の枝が少ない場所もあり、
そこではセリバオウレンの花が一面に咲く光景を見ることができてホッとしました


こっちにはたくさんの花が咲いてる♪

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今年もこの場所で咲くセリバオウレンの花は、黄色がほとんどでした。
(探してみれば、ピンクっぽい色や白い花も咲いていたけれど…)


春の嵐が過ぎ去った後に咲く可憐な春の花、『セリバオウレン(芹葉黄蓮)』をご覧ください・・・


一番多く咲いてる、黄色い花(レモンイエロー?)♪

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可憐に咲く白い花♪

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こちらは、両性花♪

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突風が吹き荒れた後には土砂降りの雨・・・
昨日の嵐が来る前に、この場所にきていたら、
もう少し美しい光景をご覧いただけたでしょうけど、
ちょっと残念でした


さて、セリバオウレンの花を満喫した後は、
いつものように境内の杉木立を抜けて、開けた場所へと行ってみました。


やっぱり今年もいました、クジャクチョウ


地面にとまってゆっくりと翅を開いて、そのままじっとしてくれてます。
近づいても逃げません・・・


越冬明けのクジャクチョウ♪

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わたしの周辺では、毎年春一番か二番に出会うのが、この越冬明けのクジャクチョウ。
今年も二番手でした・・・


クジャクチョウが舞っていたこの場所、土手にはたくさんのオオイヌノフグリが咲いて、
「あぁ~、春なんだなぁ~」…の気分になりました。


春の土手では主役の、オオイヌノフグリ♪

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梅や桜の花はまだだけど、地面に咲く小さな花たちや蝶が春を告げています。

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シジミチョウ、クロツにミヤマにツバメ♪

2012年09月08日 | 花や蝶を求めて
昨日は気持ちの良い青空が広がって、お出かけ日和となりました。
できることならこんな日は、高原の花や蝶を求めてのお出かけをしたいところなのだけど、
野菜の種蒔きやら植え付けやらで忙しい旦那さんを巻き込むわけにもいかず・・・


しかたなく、クロツバメシジミのポイントまで一人でプチお出かけです♪
(そこは我が家から車で10分弱の所、お出かけっていう程の距離じゃあないけど…)


一昨年のこの時期にそこでツメレンゲを見つけ、初めてクロツバメシジミに出会い、
昨年も買い物帰りに寄って出会ったクロツです。
さてさて、今年はどんな出会いが待っているのやら・・・


今年も出会えた、可愛らしいクロツバメシジミさん♪

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(カワラハハコとクロツ、まずはお気に入りの写真から…)


クロツバメシジミは5月頃にも発生するらしいけど、わたしは毎年今の時期に出かけてる。
クロツのポイントは大きな川を挟んで二ヶ所、『こっちの河川敷』と『向こうの土手』。


?まずは『向こうの土手』、いつもクロツバメシジミがたくさんいる場所へ行ってみましょう・・・


あれっ! なんか変だわぁ…


石の間にたくさん生えていたツメレンゲが、あまり見あたらない・・・
暑さで消えてしまったのか?
今年はまだ時期が早すぎたのか?
(いやいや、そんなわけはない! 所々にはちゃんと生えているのだから…)


クロツバメシジミはというと、そこそこの数は飛んでいましたよ♪


黄色い花を見つけて、吸蜜中ですね♪

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(夢中で吸蜜してる姿が、ホントかわいい…)


こちらはお決まりの、ツメレンゲでハイポーズ♪

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(少々くたびれたクロツさんだけど、一枚はこんなシーンがほしい…)


ツメレンゲの状態が気になります。もう少し経ってから、様子を見に行ってみましょう・・・


この土手には、ブルーの翅をキラキラと光らせて飛んでるミヤマシジミもいたけれど、
ミヤマシジミは川の『こっちの河川敷』の方にたくさんいるはずだから、そこで撮ればいいや・・・


…ということで、
それでは『こっちの河川敷』へ移動して、ミヤマシジミとクロツバメシジミを探します・・・


まずは、『ミヤマシジミ』です・・・


河川敷を草むらに沿って歩いて行くと、『わたしが歩けば ミヤマに当たる』…ってな感じで、
いるわいるわ、ミヤマシジミの♂や♀が売るほど(?)飛び交ってます。
目映いばかりのブルーの翅が、あっちこっちでキラキラと光ってわたしを誘う・・・


ブルーの翅が眩しく光る、ミヤマシジミの♂(雄)♪

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こちらはミヤマシジミの♀(雌)♪

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さてさて、
河川敷を歩いて、いつもの場所で『クロツバメシジミ』を探しましょう・・・


あれっ! こっちもなんか変だわぁ…


ツメレンゲが群生する河川敷には、
たくさんのススキが生えて穂を開き、背丈の長い雑草が生い茂ってる。
一昨年も昨年も、ここはツメレンゲがいっぱい生えていて、
カワラハハコの群生が、やさしく風に揺れていたはずなのに・・・


それでも奥の方に目をやると、そこには一面ツメレンゲ。よかった
だけど・・・
ツメレンゲの上を無数の葛の蔓が這っていて、
やがてここは、葛の葉が生い茂る河川敷と化してしまうのか???


「こんなところに、まだクロツバメシジミがいるんだろうか?」


…と、そんな不安がよぎったけれど・・・


なんとここでは、あっちこっち…と広い範囲で、たくさんのクロツに出会うことができた♪
昨年とは逆に、『向こうの土手』よりも『こっちの河川敷』の方が、
たくさんのクロツが飛んでいた!


それでは可愛らしいクロツバメシジミの姿をご覧いただきましょう・・・


カワラハハコの天辺で♪

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こちらは、ヨモギの天辺で♪

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そして、何かの葉の先端で♪

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なぜか天辺や先端にとまりたがる、クロツバメシジミたちでしたぁ


クロツバメシジミは、1年に3回ほど成虫が現れるのだそうです。
そして、限られた地域にしか生息していない蝶。
  環境省のレッドデータブックではNT(準絶滅危惧)、
  長野県のレッドデータブックではN(留意種)となっている
 (留意種とは、絶滅危惧の対象種ではないが、特殊な事情を有するため、留意するべき種…)


クロツの食草は、ほぼツメレンゲに限られるというから、
ツメレンゲの生えている場所限定での生息ということになるのですね。
そのツメレンゲも準絶滅危惧だというのだから、
『こっちの河川敷』の変化も『向こうの土手』の変化も、やはり気になります・・・


ここでお話が、数日前に遡りますが・・・


先日は、林の中を抜けてちょっと開けた野原までお散歩でした。
草むらでは、小さなシジミチョウがい~っぱい飛んでいた♪


そこにいたのは、ぜ~んぶクロツバメシジミのそっくりさん、『ツバメシジミ』でした・・・
(あれっ? クロツバメシジミの方が、ツバメシジミのそっくりさんなのかなぁ?…


我が家の庭の雑草や小さな土手をチョロチョロしてるのは、ほとんどが小さなヤマトシジミ。
ちょっと足を延ばして、田んぼや畑の土手を歩けば、ヤマトシジミとツバメシジミが混在。
そして、林を抜けたこの原っぱにはツバメシジミがわんさか・・・


可愛らしい、ツバメシジミさん♪・・・

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うふっ? こんなカップルもいましたよ♪・・・

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ツバメシジミは、クロツバメシジミよりも突起が長くて、
裏翅の黒斑が小さいからすぐにわかります。
(大きさも、クロツより少し大きいかなぁ~ って感じ…)


クロツ に ミヤマ に ツバメ・・・
小さな可愛らしいシジミチョウたちでした。


 今日の、お・ま・け 


今日のオマケは、昨日出会った二種類の蝶、キタキチョウとアサマイチモンジです。


まずは、『キタキチョウ』から・・・


川のこっち、河川敷のメドハギで吸蜜中のキタキチョウ・・・

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そして家のすぐ近くの空き地、黄色いコウゾリナで吸蜜中のキタキチョウ・・・

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二ヶ所で出会った2頭のキタキチョウ、表翅縁に太い黒帯が透けて見えるから、
これはまだ『夏型のキタキチョウ』ということになるのでしょうね。
クリーム色と真っ黄色、ちょっと雰囲気が違う2頭の夏型キタキチョウでした・・・


そして、川の向こうで出会った『アサマイチモンジ』・・・


昨年も同じ場所で出会ってるから、これは再会でしょうか


アサマイチモンジに再会・・・

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今年は残暑が厳しいからでしょうか、庭へやって来る蝶が今は本当に少ない!
今日も午前中は庭の草取りをしていたけれど、見かけたのはキアゲハくらいで、
あとはヤマトシジミやベニシジミ、モンシロチョウやキタキチョウなどの常連さんたちだけ。


このところブッドレアにはタテハチョウの姿もなく、
フジバカマの花が咲いてきたというのに、まだアサギマダラはやって来ない…


我が家の庭や畑で初めて咲いた『のっぺ印』のフジバカマに、アサギマダラがやってきたのは、
昨年9月6日のことでした。


さぁて、今年もアサギマダラは来てくれるのでしょうか・・・
首をなが~くして待っているのだけど…

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高原の花と蝶♪

2012年07月30日 | 花や蝶を求めて
三日前の7月27日も、凄く暑かった信州でしたが・・・
わたしはまたまた涼しい高原で、花散策を楽しんでまいりました


蓼科方面に所用で出かけたので、ついでに《蓼科高原の白樺湖》に立ち寄り、
ビーナスラインを走って(運転手は旦那さん)《霧ヶ峰高原》へと向かい、
そこでニッコウキスゲなどの高原の花々を楽しみ、
そして《八島ヶ原湿原》の木道を歩きながら花と蝶を楽しみ、
扉峠経由で自宅へと戻ってきました。


まずは、蓼科高原の白樺湖畔♪


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心地よい高原の風に吹かれながら、湖畔の散策です。


日陰で涼んでいたカモの親子が出迎えてくれた・・・

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そして次は、ニッコウキスゲの咲く霧ヶ峰高原♪


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近年はシカの食害でニッコウキスゲの数が激変しているという霧ヶ峰高原ですが、
保護活動の成果もあってか、二ヶ所ほどの山肌はニッコウキスゲで黄色く染まっていました。
ひと昔前に行った時には、あっちの山肌もこっちの山肌も、
見渡す限り黄色いじゅうたんで覆い尽くされていたのに…


ニッコウキスゲ(日光黄菅)

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イブキトラノオ(伊吹虎の尾)     シシウド(猪独活)

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ツリガネニンジン(釣鐘人参)     ノコギリソウ(鋸草)

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ノハナショウブ(野花菖蒲)      バアソブ(婆蕎)

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レンゲツツジ(蓮華躑躅)の名残

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最後は、色んな花が咲き乱れる八島ヶ原湿原♪


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広い湿原の木道を歩きながら、ここでは1時間半ほど散策を楽しんだ。


エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)  カラマツソウ(落葉松草/唐松草)

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キンバイソウ(金梅草)        グンナイフウロ(郡内風露)

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コウリンカ(紅輪花)         シモツケソウ(下野草)

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チダケサシ(乳茸刺)         ハナチダケサシ(花乳茸刺)

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ノアザミ(野薊)           ハクサンフウロ(白山風露) 

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フタバハギ(二葉萩)         ホソバノキリンソウ(細葉の麒麟草)

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ヤナギラン(柳蘭)          ヤマホタルブクロ(山蛍袋)

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さてさて、高原といえば蝶も忘れてはいけませんね。


八島ヶ原湿原で出会った蝶たち♪


ノアザミやヨツバヒヨドリの花がたくさん咲き乱れている八島ヶ原湿原は、
まさに蝶たちの楽園です。
ものすごくたくさんのヒョウモンが、花で吸蜜したりその辺を飛び交っていました。


今回は蝶の種類を調べる余力が残ってなかったので、
名前が不明な蝶もいくつか登場してます
(大きなヒョウモンや小さなヒョウモン、様々なヒョウモンがいた…)


ヨツバヒヨドリに、《ヒョウモンチョウ(別名ナミヒョウモン)》・・・

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ノアザミに、《???ウラギンヒョウモン》・・・

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ヨツバヒヨドリに、《???ウラギンヒョウモン》・・・

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ノアザミに、《ギンボシヒョウモン》・・・たぶん

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ヨツバヒヨドリに、《コヒョウモン》・・・

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木道沿いの花々にとまったり、木道に舞い降りてきたり・・・
「この指止まれ!」はできなかったけど、勝手にズボンに止まった蝶がいた


ズボンにとまった、???ウラギンヒョウモンさん・・・

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小さなセセリチョウなども、花から花へと飛び廻っていました。


ノアザミに、《コキマダラセセリ》・・・

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ノアザミに、《???コチャバネセセリ》・・・

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ササの葉に、《コチャバネセセリ》・・・

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ハナチダケサシに、《ヒメウラナミジャノメ》・・・

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蝶の名前を教えていただきましたので、追記しました♪(8月1日)

  ブログに蝶の写真をアップする際に、自分でも一通りは名前調べをしたのですが、
  結局わからずにギブアップして、名前不明(???マーク)のままでアップしてました
  その後名前を教えていただいたので、訂正&追記です・・・
  (uke-enさん、H.A.さん、ありがとうございました♪…)


ヨツバヒヨドリが咲く高原には、お約束のアサギマダラもいましたよ


《アサギマダラ》、これは♂ですね・・・

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遠くにいるのは、♀のようですね・・・

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ヨツバヒヨドリが群生しているこの場所では、3頭のアサギマダラに出会いました。
ヨツバヒヨドリの花はまだ咲き始めたばかり・・・
この花が満開になる頃には、
この霧ヶ峰高原でもたくさんのアサギマダラを見ることができるのでしょうね♪

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