サラバンド、咲きましたぁ～

目を見張るような鮮やかな朱赤のバラ『サラバンド』が咲きましたぁ～　感激です！
…というのも、このサラバンドというバラにはちょっとした思い入れがありまして・・・


バラは嫌いではないのですが、我が家には数本しか植えてありません。庭にたくさんの美しいバラを咲かせるには、それなりに大変ですものね。大きなバラの花が見事に咲いていたり、つるバラを上手に仕立てて咲かせている庭って、ほんとに素敵です。
でも我が家の庭はもともと雑草対策から始めた庭でなので、色々な宿根草たちが長い歳月を経て自由気ままに咲き乱れています。庭はこれといった統一性もなく、ただ32年も住んでいるとお花の種類だけはそれなりに増えてきました。春から晩秋まで、庭のどこかでなにかの花が咲いて四季を告げてくれます。特に早春、花が咲いたのを見ると心が弾んで嬉しいものですね。
そんな我が家の庭ですが、これでも結構気に入っています。


そして、我が家の憧れの庭はというと・・・
『ターシャ・チューダーの庭』です。先日亡くなられたことを知り、とても悲しい・・・


ターシャの庭はもちろん、生き方や暮らしも憧れです。ターシャの色々な本を眺めては、ため息をつくばかり。ターシャ・チューダー、本当に素晴らしい女性です。


…で、話はバラの花に戻りますが・・・
サラバンドは大好きなバラで、ずっと欲しかったバラです。昔から我が家の庭で長い間咲いていたバラなので、とっても懐かしいバラでもあります。


二十数年前に花屋さんで一目惚れして買ってきたサラバンドは、数年後には大きく育って毎年たくさんの花を咲かせてくれていました。この花、満開時には樹全体が燃えるような鮮やかな朱赤で覆われてしまいます。


このサラバンドには、ちょっとしたエピソードが・・・
当時は向かいが建設会社で、そこの事務のお姉さんが毎日二階から我が家の庭に咲くサラバンドを眺めていたそうです。そして数年たったある日そのお姉さんが私に、
　「あの真っ赤に固まって咲いている花はなんですか？」
って聞いて来たのには、こちらの方が驚いてしまいました。そのお姉さん、毎日眺めていたのにまさかバラの花だとは思わなかったそうです。
サラバンドって、そんなバラの花なのです。


そのサラバンドも、やがて枯れてしまいました。その後どうしてもあのバラを咲かせたくて買ってきたのですが、なんとそのバラは『カクテル』という品種。確かに色や花が似ています。そのカクテルもやがてなくなり、そして数年前に再びサラバンドを購入。しかし、その年に咲いただけでそれもだめでした。
今年春に、またまたサラバンドに出会うことができ、しかもバラの苗全て『半額』ですって。もちろん買ってきました。
今度こそ・・・で、今度は咲きましたぁ～　ただし、来年また咲く保証はありません。
サラバンド、美しいバラです。　大きく育って、樹全体が朱赤で覆われるように咲き誇ってほしい！






サラバンド、咲きましたぁ～








今はまだこんなに小さな木だけれど・・・

シャスターデージーは男性的？

シャスターデージーが咲き出しました。シャスターデージーはフランスギクにとてもよく似ていますが、ひと月程遅れて花が咲きます。


フランスギクは茎が細くて花びらも薄く、風に吹かれて優しく揺れている様子はか弱い女性のイメージ。こぼれ種で増えるから、庭のあちらこちらに飛んでいって勝手に可愛い花を咲かせています。ホント自由気ままって感じ。


それに対して、シャスターデージーは茎も太くて花びらも多く、がっしりとしてたくましい男性的なイメージ。こちらは株分けをしないと増えてくれません。ちょっと頑固で気難しい感じかも・・・


このシャスターデージーは、知人宅のおばあちゃんから頂いたもので、もう三十年近い歳月を我が家の庭で過ごしています。
株の老化現象が進んできているのに、近年は植え直しもやってあげてないので花数も少なくて・・・しかも他の植物たちに押され気味で、窮屈そうに咲いている姿がちょっと気の毒。
我が家のシャスターデージーは、男性的なたくましさにはちょっと欠けるかも・・・
花が終わったら新天地に引っ越して、のびのびと育ててあげなくてはいけませんねぇ～






シャスターデージーは男性的なたくましい感じ・・・








…で、フランスギクは女性的な優しい感じ・・・（参考までに…）








ちょっと窮屈そうに咲いている、我が家のシャスターデージーたち

蝶もお気に入り、ヘリオプシス

昨年知人から大きな株をひとつ頂き、今年初めて庭で咲きました。
近所ではよく見かける花ですが、名前がいまいちはっきりしません。
ヘリオプシス (姫向日葵)でいいのでしょうか・・・それともキクイモモドキ？


梅雨の晴れ間の青空に、黄色い花が高々とそびえて咲いて・・・気持ちいいですねぇ～
今日はこの黄色い花に、モンキチョウが遊びにきていました。






黄色い花に黄色い蝶が・・・可愛らしいですねぇ～










チドリソウと背丈を競ってるみたい・・・

奇妙な動物？に遭遇

朝は青空が出ていたのに・・・今は、激しい雨です。部屋の中が薄暗くて、気持ちまで沈んでしまいそう。
こんな日は、鮮やかに咲く美しいお花の写真でも載せれば、心も晴れるのでしょうが・・・
なぜか、今日は先日遭遇した奇妙な動物のお話です。


先週、林の中を車で走っていたときのこと・・・
歩道になにやら動物らしき物を発見！
猿？、キツネ？、タヌキ？、イニシシ？、シカ？　遠くてよくわからな～い。
そのうちに対向車が来て、その動物は林の中に飛び込んでしまいました。


車を止めて眺めていると、再びのそのそと歩道に出てきました。
その動物は大きさから見て、シカやイノシシではない。
猿でもない。キツネでもない。タヌキでもない。　　じゃあ、なんなの？？？
慌ててデジカメを取り出してシャッターを押したときには、もう後ろ姿でした。
車から降りたら、林の中に逃げ込まれちゃった・・・


写真を見ても『奇妙な動物』としか言いようがないのです。
うちの旦那さまや娘の家族は、全員一致で『タヌキでしょう』と言います。
　　体にフサフサの毛がないのは・・・夏バージョンだからですって・・・
　　体がゴワゴワでシワだらけなのは・・・大きかったから年寄りタヌキじゃないかって・・・
…そうは言われてもねぇ～


私のイメージしているタヌキとは、似ても似つかないんだけど・・・でも、やっぱりタヌキ？
林の隣には畑もあるし、こんな環境ではやはりタヌキくらいしか考えられないですねぇ～




こんな場所に出没・・・






これってなんでしょう？？？？？






先日の『赤い妖精』ハッチョウトンボとの出会いは嬉しい遭遇でしたが、こんな奇妙な動物との遭遇はあまり歓迎したくないですね。

エーデルワイス、二十年経っても・・・

ヨーロッパアルプスからやってきたエーデルワイスが、今年もたくさん咲いています。


二十数年前に義弟家族がドイツ在住中、スイス旅行にでかけた時のお土産として『エーデルワイス』と『イベリス』の種を買ってきてくれました。
この地はヨーロッパの気候と似ているから、もしかしたら花が咲くかもしれない…と、淡い期待を胸に種を撒いてみたところ・・・見事に花が咲きました！
『エーデルワイス』の花も『イベリス』の花も咲きましたぁ～


それから二十数年間、毎年我が家の春は『イベリス』の白いジュウタンで飾られ、そして初夏には鉢植えにしている『エーデルワイス』の花たちが異国情緒を醸し出してくれているのです。
エーデルワイスは10月頃にも再び花を咲かせるのですよ。


今年は春先に100鉢程に株分けをしました。（もちろん、株分け作業は旦那さまのお仕事です・・・）
そのたくさんの小さな株たちも、今いっせいに白い可愛い花を咲かせています。






今年も素敵に咲いた、エーデルワイス








エーデルワイスは、こんな感じで咲いているのが好き・・・








この鉢も二年も経てば、白い花で溢れることでしょう・・・








今年の春に株分けしたエーデルワイスが、こんなにいっぱい・・・








エーデルワイスは女性に人気の花のようで、差し上げるとみなさんとても喜んでくれます。
白い花も可愛らしいのですが、やはり映画や歌の影響もあって、エーデルワイスという名前だけで『素敵な花』のイメージが強いんでしょうか・・・
先日もウオーキング途中の見知らぬ女性の方が棚に並んで咲いているのを見て、
　「これはエーデルワイスの花ですよね。　きれいですねぇ～」
と声をかけてくださったので、つい嬉しくなって2鉢ほど差し上げちゃいました。


でも、実際にエーデルワイスがどんな花なのか知らない方が多いようですね。
近所の友達が地域の合唱クラブで　エーデルワイス　の歌をみんなで歌ったのだそうです。その時にエーデルワイスの花のお話が出て、実際にエーデルワイスの花を見たことがあるのはその友達ただ一人だけだったということです。
今年は小さな株になってしまったけれど花はたくさん咲いているので、みなさんに見ていただけるといいのですが・・・『エーデルワイスの花で～す』って書いた大きな看板でも出しておかなければ、気付いてもらえないでしょうね。


エーデルワイスは、十分に花を楽しんだ後は切ってドライフラワーにするといいですね。
小さな花でもミルクピクチャーなどに数本入れて、ちょっと飾ればとっても素敵！