今日は、西洋アサガオの『ブルースター』のご紹介です・・・
朝顔の話題となるとつい熱が入ってしまうので、長々と綴ってしまいそう。覚悟の程よろしくね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/wink.gif)
では、まいりましょうか・・・
ブルースターというその名のとおり、優しい水色の花弁に星形の青いラインが美しい朝顔です。
薄い水色も星形のラインの色も、そして花の形も色々。様々な表情で咲いています。
青い星形のラインが素敵な、ブルースター・・・
この花は遠くから眺めてもあまり目立たない花ですが、この優しい色合いが好きです!
花の大きさも今年はかなり大きめなものが多く、例によって物差しで測ってみると・・・
なんと、花の直径が10.5cmもありましたぁ~
でも、中には少々小振りの花だってあります。
葉の陰で、こっそりと隠れて咲いてる小さな花・・・
こんな小さめの花も可愛らしいですねぇ~
このブルースターは、花の色の違いを除けば葉も花の付き方もヘブンリーブルーと全く同じ。言ってみれば、この花はヘブンリーブルーの兄弟分(姉妹分かなぁ…)といったところでしょうか。
このブルースター、今年はどこでどんな風に咲かせたらいいのかしら。
春になってもなかなか決まらず、結局この花も緑のカーテンとして育ててみることにしました。
リビングの中に和の空間があるので、その前の土手の中腹に植えて屋根まで伸ばしましょう・・・
土手のその部分には、紫蘭や日本桜草や深山オダマキなど和風っぽい花を植えてあるから、ちょうどいいかしら。
ん? 待てよ! 朝顔と言えば和の雰囲気だけど、でもこの朝顔は西洋アサガオ。和風っぽくはないですね。
まぁ、硬いことは抜きにして、緑のカーテン目指して頑張って育っていただきましょう・・・
…というわけで、蔓が伸びてくる頃までに支柱を立てて、朝顔ネットを張ってもらいました。
土手から直接屋根まで伸ばしてしまうと、距離が短いのですぐに屋根まで咲き上がってしまう。
それに、部屋の中から見たときに圧迫感を感じるでしょう。
その上、土手の花たちも暗くなってしまって可哀想・・・
そんなこんなで悩んだ末に、2.4mの支柱を両側に真っ直ぐに立てて、そこから先を屋根に届けましょう・・・
…ということで、今年のブルースターは中継点を設けた緑のカーテンです。
さ~て、こんな作戦のもとに植えられたブルースターの緑のカーテンは今如何に・・・
それでは、ちょっと風変わりな緑のカーテンをご覧ください。
(花がポツリポツリと咲いてきた頃(8月12日)の様子です…)
正面から・・・
横から・・・
裏側から・・・
この作りは、やはり緑のカーテンと呼ぶよりは『緑の衝立(ついたて)』でしょうかね・・・
それから10日ほど経った頃には、花の盛りは衝立(もうこうなったら衝立と呼びましょう…)の上部まで咲き進んでいきました。
花が上まで咲いてきましたねぇ・・・
これだけ頑張って成長してくると、葉が下部から徐々に黄色っぽくなってきてしまうのはしかたのないこと。あまり気にしないことですね。
それとも、このような現象は育て方でなんとかなるのかしら・・・ちょっと勉強不足!
そして、たくさんの蕾を付けながら蔓は衝立の屋根の部分へと進み、家の屋根に向かって更に伸びています。
こちら、部屋の中からの眺めです・・・
部屋の中から見ても花が見えるようにと、裏側に向かって咲いている花がいくつかあります。
(上の写真を、ちょっと拡大してみて! こちらを向いて咲いてる花がみつかるから…)
グルースターの優しい心遣いが、嬉しいですねぇ~
(もちろん、花にそんな心はないのでしょうが…)
この土手の下の道路から緑の衝立を見上げていたのですが、花が見えなくなってしまいました。
衝立の最先端までは見上げられるのですが、そこから先は花が見えません。
これは、ちょっとした誤算でしたぁ
9月に入ると、花の盛りは衝立の屋根の部分へと移動してしまいました。
こうなると、正面からは花盛りの様子は見ることができないのです。
(もちろん、衝立の部分にも花は次々と咲いてはいるのですが…)
せめて、横からの眺めを見ていただきましょう。
横からみると、こんな感じです・・・
おやおや、花の盛りがとうとう我が家の屋根まで届いてきちゃいましたねぇ~
斜めになっている衝立の屋根の下に立って上を眺めると、花と緑の葉がきれいです。
衝立の屋根を見上げると・・・
晴れ渡った秋空には、ちょっと素敵な光景が見られます。神秘的な感じもするかしらね。
真っ青な空に、ブルースターの優しい色がステキ・・・
以前のブログでご紹介した、ヘブンリーブルーの緑のカーテンには違った楽しみもありました。
レースのカーテンを開けて、部屋の中から眺める『緑と青の二色のカーテン』。
このブルースターにも、素敵な楽しみがありましたよ
それは、障子に映った緑の衝立が作り出す『影絵』です。
お日様の動きによって、その影絵は色々な形に変化していきます。
障子に映る、ブルースターの影絵・・・
時には、こんなステキな影絵も見せてくれます。
可愛らしい、ハート形のシルエット・・・
お日様の位置や風のいたずらで、こんなに可愛らしいシルエットを作り出してくれるのですね。
実は、西洋アサガオの中でも、『ソライロアサガオ』に分類される朝顔の葉はハート形をしているので、当然といえば当然のことなのですが・・・
それでもこうして感動しているわたくしは、やっぱり乙女チックっていうことかしら
さてさて、今年のブルースターの緑のカーテンは、結局緑の衝立となってしまいましたが、それでも美しい花を今もなお咲かせ続けています。
今年の反省点といえば・・・
土手に打ち込んで真っ直ぐ上に伸ばした『支柱の長さ』ですね。これが問題だった気がします。
2.4mの間伐材を基準にして作ってもらったのですが、この棒の高さを半分以下にした方がよかったかなぁ。そうすれば、家の屋根に伸びる部分の傾斜が緩くて長くなるから、屋根に届くまでずっと花を眺められると思う。
この場所は、土手と狭い道路の間に小さな水路があるので、発芽してからたっぷり水の補給をされながら、すくすくと育ってくれました。
そのおかげで、他の朝顔たちに比べてこのブルースターは、葉もよく茂り花もたくさん咲いて、『緑の衝立』としての役目は充分に果たしてくれたと思います。
来年は、再びここで『緑のカーテン』目指してブルースターには頑張って貰いましょう!
葉ばかり生い茂って暗幕にならぬよう、そして花と葉の調和が美しくなるよう・・・
難しいけど、わたしも頑張るわぁ!
今日は朝から冷たい雨・・・
庭の朝顔たちも雨にしっとりと濡れながら、つまらなそうな表情で下向きに花を咲かせていますが、
秋晴れの日には、これからも美しい花を咲かせ続けてくれるでしょう。
西洋アサガオの季節は、まだまだ続きます。
残りの西洋アサガオ、ピンク色が美しい『ウエディングベル』のご紹介は、後日また・・・