いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
素敵に年を重ねていつも愛らしくいたい!
そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

岩にも大文字草が咲いた♪

2009年10月17日 | 我が家の花(2009)
友人やら小さな珍客やら…と、訪問客の対応に追われているうちに、気付けば鉢植えの『ダイモンジソウ(大文字草)』が花の盛りを終えようとしています。


さぁー、大変。急いでアップしなくては・・・
…ということで、今日は大文字草のご紹介です。


引っ越しをしてきて、昨年はこの地で初めての冬を迎えた大文字草。畑の隅に鉢ごと埋めて籾殻をかぶせての冬越しでした。無事に冬越しもでき、春には元気に芽を出してくれて一安心。ホッ


今年も可愛いを咲かせてくれました。


可愛らしい花の大文字草・・・

P1160092


知人から三種類の鉢植えを頂いて、今年で六年ほどになるでしょうか。
頂き物なので、品種名などはわかりません。
(調べてみても、同じような花がいっぱいでよく分からなかったぁ…)


ひとつはピンク系の大文字草・・・

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もうひとつは白花の大文字草・・・

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そして花びらが細い、白花の大文字草・・・

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今春には株分けもして、小さな鉢がたくさん並んでいます。


あれれれ・・・たしか昨年の予定では、管理が大変になっちゃうから大きな鉢に寄せ植えするはずだったのに、結局鉢が増えてしまいましたぁ~


株分けした、小さな鉢の大文字草・・・

P1150254


またまた、あれれれ・・・
この株分けした小鉢の葉の色が、妙に赤っぽい!
…っていうことは、三種類頂いていたと思っていたけど、実は四種類の花があったとか。
それとも株分けしたせい? はたまた置き場所の違い? さぁー、真相はどうでしょう・・・
来年になって、成長した姿を見てみましょう。


『大文字草』の名前は、5枚の花弁のうち上の3枚が短くて下の2枚が長く、花弁が『大』の字を描いているように見えるところから付けられたということです。


『大』の字のように咲く花、6枚花弁で『大』の字が書けない花、色が可愛らしい花等々・・・
形も色も様々な、大文字草の花をご覧いただきましょう。


きれいな『大』の字で咲いてる花・・・

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花弁が6枚もある花・・・

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愛くるしく咲く花・・・

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大文字草の花というのは、夏に咲く『ユキノシタ』によく似ていますね。


ユキノシタが、苔と一緒に岩に張り付いている姿を『以前のブログ』でも見ていただいたのですが、その雰囲気を大文字草でも再現してみましょう…ということになりまして・・・


やってみましたぁ~ 石付き大文字草・・・


では、その方法を簡単にご紹介しましょう。


まず準備として・・・
 昔、蚕の繭から生糸を取り出すときに使ったという、『古い陶器の釜(義姉宅からの頂き物)』の
 中に砂を敷き詰めます。
 その中に、娘のお舅さんから頂いた大きな石『軟らかい石灰岩』を衝立のように立てかけます。
 手前には適当な大きさの石を数個埋め込んで、見栄え良くします。
以上で、下準備完了。


次は、植え付けです・・・
 1. 立てかけた石灰岩に穴を開けて、凹みを作ります。
 2. 大文字草の根に水苔を巻いて、凹みに押し込んで固定します。
 3. 購入してきた二株のイワヒバも同様に、凹みに押し込みます。
 4. 大文字草とイワヒバを植え付けた後、水やりをしながら半日陰で管理します。


やがて、石灰岩の周りには自然と苔が生えてきて、いい感じになってきます。
植え付けた大文字草の小さな株からは蕾が上がってきて、花が咲いてきました。


岩の大文字草、蕾が付いて花も咲いたぁ・・・(9月24日)

P1150245


岩できれいに咲いている大文字草・・・(昨日、10月16日)

P1160174


こうして、今年は石付き大文字草などというオシャレな姿の大文字草も楽しむことができました。


小さな鉢に咲いても、大きな鉢で咲いても、岩に咲いても、
どのような姿で咲いても、大文字草は可愛らしい花です・・・

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小さな珍客、ホウジャクさん・・・

2009年10月15日 | 自宅周辺の蝶
朝夕決まって縁側の鉢花にやってくるホウジャク(蜂雀)。長いストローで花の蜜を吸っています。
蝶は好きだけど『蛾』は苦手。でも、このホウジャクだけはなぜか可愛いと思える


毎日来るので、写真のひとつでも撮ってあげたいのだけれど・・・


ところが、このホウジャクという蛾はちっともじっとしていないのです。
飽きっぽいのか浮気性なのか、次から次へと花を変えては吸蜜して忙しそうに飛び回っている。
吸蜜時間もとっても短く、シャッターを押したときにはもういない


そんなホウジャクですが、先日の夕方ようやくその姿を撮ることができました


いつもは花から少し離れたところで、ホバリング(空中で静止すること)しながら長いストローを伸ばして吸蜜するのですが、このときは違いました。
花の中まで入ってきて、花の奥にストローを突っ込んで吸蜜しています。
…ってことは、花にいる時間がいつもよりほんの少しだけ(数秒だけ)長いってことになりますね。


さぁー、チャンス到来です


このとき、吸蜜している花にカメラを向けてもだめ!
次に来るであろう花を予測してその花にカメラを向けて、ホウジャクを待たなくてはだめなのです。
そして、ホウジャクが近寄ってきて、吸蜜をはじめる瞬間に急いでシャッターを切ります。
これは、何度も失敗してついに私が生みだした作戦。(もしかして、これって当たり前のこと?)


(小さなホウジャクなので、今日の画像は少し大きく貼り付けます。)


きたよ、きたよー。 よ~し、いまだぁ…

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撮れましたぁ~♪


ホバリングしながら、花の奥深くまでストローを突っ込んで吸蜜するホウジャクさんの姿を、初めてカメラに収めることに成功。


本当は、花から離れた位置でホバリングしている姿が撮りたかったんだけど
あの姿が一番素敵なんだけどなぁ・・・
まっ、いいかぁ~


もう一枚、今度は上から狙っちゃえ…

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またまた撮れましたぁ♪ ホウジャクさん、ありがとう!


ね、蛾にしては可愛いでしょう


後翅の付け根が黄色くて、お尻(?)の方には白い線がくっきりと横に1本。そしてエビのような尻尾(?)が可愛い。
ホバリングしながら吸蜜する姿なんかは、蛾とは思えないくらい素敵です。(蛾の好きな方、ごめんなさい…)


さて、撮影に成功したわたくしは図に乗って、
翌朝もホウジャクさんのやってくるのを待っていました


来ましたよー。朝日に光って色もきれいなんだけど・・・
どこにいるのか、ちょっとわかりにくいですねぇ~


ねぇ~ どこにいるの?

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あっー、そこにいたのね。
…と、眺めているうちにすぐ飛び立っちゃって・・・


ねぇ~ どこに行っちゃうの?

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あらあら、朝はホウジャクさんも忙しいのかゆっくりしていってくれないのねぇ~
どこかに飛び去ってしまいました。


…と、思いきや・・・


なんと、部屋の中にホウジャクさん発見
縁側に出るときに窓を開けたままだったので、中に入っちゃったのですね。


あらあら、我が家に小さな珍客です・・・


ホウジャクさん、いらっしゃ~い!


朝晩冷え込んできたこの頃、夜だけストレプトカーパスなど鉢花をリビングの窓辺に入れています。
どうやらホウジャクは、紫色のストレプトカーパスの花がお目当てのようですね。
(ここからの画像には矢印を付けてありませんので、探してね!)


ストレプトカーパスの蜜のお味は、いかが?

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あっちの花、こっちの花と飛び回って遊んでいます。


よかったね、ここにはたくさんの花が咲いていて…

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飛んでいるときのホウジャクも、また可愛らしいですねぇ~
飛んでいるときには、長いストローをクルクルって丸めているんだね。


クルクルって丸まったストローが、とってもかわいいよ…

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ん? このクルクル丸まったところ、何かに似てる…

P1150925


そうだぁ、口にくわえてヒュ-と吹くと笛がなってスルスルっと伸びた後、先からクルクルっと巻き戻ってくる。あの『吹き戻し』とかいうオモチャみたいだわぁ。


お祭りの出店に売っていた、懐かしいオモチャ・・・
あれがクルクルって戻ったときと同じだね。


やがて、お腹いっぱい(?)になったホウジャクさんは、外に出て行こうとしています。


そこじゃあないってばぁー、もうちょっと右だよ、右…

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窓際を飛んでいるのですが、なかなか開いた窓から外に出てくれません。


おいおい、自分の姿に見とれてるのかぁ…

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あれあれ? 下から覗くとなんだか鳥みたいだね・・・
だから、蜂雀っていうのかなぁ~


そのうちに疲れちゃったのか、窓枠にとまってひと休みです。


あらまぁー、あなたはこのようなお姿でしたの?

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このとき、初めて見るホウジャクさんの姿に驚いてしまいましたぁ。


ホバリングしているときの、黄色い翅のあの美しいお姿はいずこへ・・・


翅を休めているホウジャクは、まぎれもなく『蛾』ですね!


そして、翌日もまた縁側にやってきたホウジャクさん


相変わらず、ご機嫌で花から花へと飛び回ってますねぇ…

P1160094


ふと気付くと、ホウジャクさんの姿が花の周りから消えていました。


あっ、また網戸を閉めるの忘れてたぁ・・・
もしかして、また部屋に入ってしまったとか・・・


やっぱり我が家に、再び小さな訪問者です・・・


部屋の中を蜂のようにブンブンと音を立てて飛び回っていました。
(ホウジャク(蜂雀)は、ブンブンと音を立てて飛んでるところが蜂そっくり…)


もしや、このホウジャクさんは先日我が家にやってきたホウジャクと同じなの???
中に花があると思って入っちゃったのかなぁ・・・
午後の日差しが暖かい時間。今、花たちは全部縁側で日向ぼっこの最中なのです。


しばらく飛び回っていたホウジャクさんは疲れてしまったのでしょう。
窓に張り付いて休憩しています。


おやっ、あなたは『ホシホウジャク』さんだったのね…

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ようやく、このホウジャクさんの正体がわかりました。この模様は『ホシホウジャク』。


せっかくなので縁側に出て、外を眺めているホシホウジャクさんを見てみることに・・・


ほぉー、これがあなたの裏のお仕事、いえ、裏のお姿なのですねぇ…

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裏から見ても、やっぱりホウジャクさんは蛾でしたぁ~


「ホシホウジャクさん、黄色い後翅が見えないあなたは、やっぱり『地味な蛾』なのね…」


それでも、ホウジャクを嫌いにはなれないわぁ。
またいつでも我が家にいらっしゃい!


あなたには、いつも羽ばたいていてほしい! だって、その方が可愛いんだもの・・・


こちらは、今日も朝から秋晴れの良い天気
縁側の鉢花では、相変わらずホウジャクさんが忙しそうに花から花へと飛び回っています。


もう少し、ましな(素敵な)写真を撮ってあげたいのだけれど・・・撮影はもうやめます。
残り少ない花の季節。ホウジャクさんには思う存分楽しんでほしいですからね・・・

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友達はジビエ料理でおもてなし♪

2009年10月13日 | 男子厨房に入る
先日、旦那さまの高校の同級生がお二人、我が家へ『家庭訪問』に来られました。
引っ越しをしたことは同級会などで話には聞いているけれど、どんな暮らしぶりなのか実際に見てみたい…ということらしいですね。


頂き物の『熊肉』と『鹿肉』があったので、『ジビエ料理』に興味があるという二人のために旦那さまが腕を振るうことになりました。


ジビエ料理とは・・・
 狩猟による鳥獣肉をジビエというので、そのジビエを使って作ったお料理のことです。
 (熊も鹿も、有害鳥獣駆除のために狩猟許可を得て猟師さんが射止めたものを、
  ご近所さんから分けて頂きました。
  山に入り込んで勝手にハンティングしてきたものではありません、念のため…)


1週間前にベーコン用の豚肉の仕込みが始まり、台風の前日には豚肉を燻煙してベーコン作りです。いつ雨が降り出してもいいようにと、ウィングタープを張ってのベーコン作り。
(これからの季節にはこうして時々ベーコン作りをやるので、次回は仕込みから燻煙してベーコンが仕上がるまでをブログにアップしましょう…)


前日には煮込みやらソース作りやら添え物作りなど、下ごしらえにほぼ一日費やしました。


そして、当日を迎えたのであります。


今回のお客さまは旦那さまの男友達二人。いつになく張り切ってお料理を作っていました。
旦那さまがお二人のために心を込めて作った料理を、見てやってくださいね。
(この日わたくしの担当は、例によって撮影係。後はお客さまと一緒に座って、次々と手際よくテーブルに出されるお料理を美味しく楽しく食べていただけ…)


本日のおもてなしは、『ジビエ料理のフルコース』です・・・
(地元産のお肉と、そして今回の野菜は全て我が家の畑で採れた自家栽培野菜を使っています…)


彩り野菜のコンソメスープ・・・

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(小カブ、大豆、ピーマン(赤・緑)、手作りベーコン)


本日は、コンソメ味のスープです。


秋撒きの小カブが小さいながらも収穫できたので、ひとつ浮かべてみました。
下茹でした大豆やピーマンもゴテゴテ入れてみました。
ついでに、手作りベーコンも少しだけ入れて香りと味を楽しんでもらいます。


メリメロサラダ・・・

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(サニーレタス、サラダ菜、水菜)


相変わらず、我が家のドレッシングは『藤木風ビネグレットソース』。


本日のパンは、
手作りベーグル・・・

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(小麦粉『しらね』)


毎日朝食で食べているベーグルです。
これも自家栽培の小麦を使い、一度に二週間分くらい作って冷凍しておきます。


ベーグルを美味しく食べていただくために、
手作りベーコンとジャムetc.・・・

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(ベーコンは信州白馬の豚肉を使用、マスカルポーネ、バター、手作りブルーベリージャム)


手作りベーコンは我が家自慢の一品です。ベーグルに挟んで食べていただきます。
桜の木を使い、底を切り取った一斗缶にぶら下げて燻煙します。
(ベーコン作りの詳細は、後日またベーコンを作るときに…)


右端のジャムは、庭で収穫したブルーベリーを使ったブルーベリージャムの作り置きです。


鹿ヒレ肉の赤ワインソースとリンゴのキャラメリゼ添え・・・

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(地元産の鹿ヒレ肉、ポルト酒、リンゴは信州産『秋映(あきばえ)』)


鹿ヒレ肉を赤ワインとオリーブオイルに一晩漬け、フライパンで焼いて表面を焦がし、オーブンで仕上げました。
上にかけてある赤ワインソースは、エシャロットとポルト酒を煮詰めて漉し、そこにバターを加えてコクがでるようにしてあります。


リンゴはバターで焼き、グラニュ糖を入れてキャラメリゼにしました。


熊肉のトマトソース煮込み・・・

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(地元産の熊肉、人参、ジャガイモ『トヨシロ』、イタリアンパセリ)


熊肉は、お酒を主体にゴボウや生姜やネギを入れて数時間煮込んでやわらかくします。
そして、特製トマトソースで煮込みました。
(今回の特製トマトソースは、畑のトマトにタマネギに人参、そして購入してきたセロリを煮込んで濃厚に仕上げてあります。)


付け合わせのジャガイモは、油で揚げると美味しい『トヨシロ』を使いました。
上にかけたソースは、熊肉を煮込んだ特製トマトソースに更に赤ワインを入れて煮詰め、とろみをつけたものです。


デザートは、
手作りプリン・・・

P1150878

(牛乳、卵)


相変わらずの、我が家自慢のプリンです。


ここまでが、本日のフルコース。


午後のお茶の時間には濃いめのコーヒーと、
山栗のクリームがけと手作りオレンジマーマレードのチョコレート添え・・・

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近くで拾ってきた山栗を茹でて、栗をスプーンで取りだし、砂糖を混ぜてあります。
栗の上には、生クリームとマスカルポーネを混ぜたソースをかけました。


以前作ってあった保存食のオレンジマーマレードに、ブラックチョコレートを湯煎して作ったものを上にかけてから冷やします。ココアパウダーを振りかけて、ちょっとオシャレに仕上げました。


(今日のお料理の説明文は、わたくしのインタビューに答えた旦那さまの話を要約したものです…)


お客さま二人は次々に完食してくださって、ジビエ料理に満足していただいたようです。
よかった、よかった!


熊肉を食べて、「今まで何回も熊肉は食べているけれど、こんなにやわらかい熊肉は初めてだ。熊肉は硬いものと思っていたんだがなぁ…」とおっしゃっていただいて、うちの旦那さまも嬉しかったみたい・・・
ベーコンが特にお気に入りのようでしたので、ベーコンをお土産としてお持ちいただきました。


さぁ、本日の『ジビエ料理のフルコース』。お値段を付けるとすればおいくらにしましょうかね。


「よろしかったら、みなさんにお値段を付けていただきたい…」
と、うちの旦那さまが申しております


食べていただいてもないのにお値段を付けろとは、無茶なお話ですが・・・
ジビエ料理なんて、見たことも聞いたこともないという方もいらっしゃるでしょうに・・・


う~ん、私だったらいくらにしようかなぁ・・・5千円じゃあちょっとお高い?
旦那さまが尊敬している藤木シェフの、蓼科にあるレストラン。ランチが4,500円だもの・・・
我が家のランチがそれ以上ってことはないよね! でも、ワイン付きだよぉー。
さぁー、ハウマッチ!


 今日の、お・ま・け 


こちらは、『まかない料理』です。


鹿肉のシチュー・・・

P1150944


残った鹿肉でシチューを作りました。こちらの鹿肉は、少々脂身のある肉です。
「まかない料理だから、ジャガイモの面取りはしてないぞぉ…」ですって


美味しくいただきましたぁ・・・

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お次は、秋に咲くピンクの花ふたつ♪

2009年10月10日 | 我が家の花(2009)
今花盛りのコルチカムと、長い間咲き続けてそろそろ「お疲れさん」のシュウカイドウ。
紫色の花は淋しげだけど、ピンクはやっぱり華やかでいいね♪


秋のピンクの花といったら、『コルチカム』・・・


今コルチカムが花盛りです。…とはいっても、先日の台風の強い雨に打たれて、きれいに咲いていた花が倒れてしまいました。台風の前に撮った画像でご紹介しましょう。


ピンクが可愛い、コルチカム・・・

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このコルチカムは、別名で『犬サフラン(いぬさふらん)』とか『秋水仙(あきずいせん)』とか呼ばれるようですね。


コルチカムは、土も水もなくても咲く不思議なお花。
大きな球根を、お皿などにのせて玄関や食卓に飾っておくとそのままピンクの花が咲いてきます。


我が家には、花びらの形や色がちょっと違う、二種類のコルチカムが咲いています。


ひとつは、『優しく咲く淡いピンク色のコルチカム』・・・


この優しげに咲く淡いピンク色のコルチカムは、二十五年以上も前から我が家で咲いています。
今では、このような古風なコルチカムはあまり見かけなくなりましたね。


花びらが細く、淡いピンク色のコルチカム・・・

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この淡いピンクと細い花びらが優しげで、大好きな花です。


昨年は、こちらの土手に植えて咲かせました。
そして、今年もその可愛らしいピンクの花を咲かせています。


土手で咲く、優しい感じのコルチカム・・・

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昨年同様、小さいながらも美しい花を咲かせてくれたのですが、ちょっと心配なこと発生!
土手に植えられているため、土手の土が大雨で流されて球根がむき出しになっているものがでてきてしまいました



そこで、今咲いている花が終わったら、全部掘り起こして植え替えようかと考えています。
土手の中段に平らな部分を作って、そこに植えてみようかと・・・
さてさて、その後無事に冬を越して来年も咲いてくれるといいんだけど


もうひとつは、『大きな花でゴージャスに咲くコルチカム』・・・


花が大きくて色も濃く、ちょっとゴージャスなコルチカムです。


大きな花で、色濃く咲くコルチカム・・・

P1150777


こちらのコルチカムは目立つ色なので、畑に境界線として植えてみました。


でも後で考えてみたら・・・
今の時期になって土の中からピンクの蕾が顔を出すまでは、ここにはな~んにもない!
これでは境界線の役目は果たせないですねぇ~ ちょっと失敗だったかしら・・・


ボーダーの役割のはずだけど・・・

P1150778


上の画像(↑)、左上は石垣の際に一列に植えてあるラムズイヤー。そして通路があって、一列にコルチカムが咲いてます。(距離はそんなに長くはないですよ…)
所々花の少ない箇所は、今年球根を掘り上げて他の場所に移しちゃったから・・・
今はちょっと歯抜けにみえるけど、でも来年にはびっしり埋まるでしょう。
右隅に見える黒い影は、不審者じゃあない。カメラを構えているわたしかなぁ・・・


なんとなくもの悲しい秋に、このようなピンクの花が咲いているのは嬉しいですね♪


そして、もう一種類のピンクの花は『シュウカイドウ(秋海棠)』・・・


この花は以前からほしかった花のひとつです。今年初めて庭で咲きました
8月の中旬から蕾が膨らみはじめて、今もまだたくさんの花が咲いています。


庭デビューを果たした、シュウカイドウ・・・

P1140599


シュウカイドウという花は、どこか懐かしさを感じさせる花ですね。
そういえば、昔の家には玄関脇の木の下辺りにたくさん咲いていたような・・・


昨年裏のおばさんちの庭で、たくさんのシュウカイドウを見かけました。


「いつか、少しだけでも株を分けて頂けるように頼んでみようかなぁ…」と、
心密かに思っていたのですが・・・


春になって、裏のおばちゃんから原種のチューリップや九輪草などを頂くことになり、お花を通して急接近することになっちゃいました。うふふふ・・・嬉しい


そしてある日、シュウカイドウの苗をどっさりと箱に詰めて、おばさん登場!


「種がこぼれてこんなに苗が出ちゃったのよぉ。
 たくさんあっても抜いて捨てるだけだから、貰ってくれない?」…と、おばちゃん。


いつものありがたいお言葉です・・・
「は~い、喜んでいただきま~す!」と、わたし。


こんなに早くシュウカイドウが我が家にやってきてくれるとは・・・
この花はどんな環境が好きなのかわからないので、数ヶ所に植えてみることにしました。


ピンセットで摘むような小さな苗も丁寧に植えました。
水をかけるとどこかに行っちゃうような苗も、植えさせていただきました。


日陰がよいとか半日陰がいいとかいわれているようですが、我が家では日当たりの良い場所が一番よく育ち、蕾もたくさん付き、花も次々と咲いています。
半日陰のシュウカイドウはちょっと小さい。単に栄養不足なのかなぁ・・・


それでは、デビューしたばかりの我が家のシュウカイドウをご覧いただきましょう


背も伸びて葉も茂り、ピンクの蕾が見えてきました・・・(8月17日)

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ひとつの花房が開くと、中に数個の蕾が見えますね・・・

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蕾が伸びてきます・・・

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ぷっくりとした蕾が可愛らしい・・・

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蕾が開いて、花が咲きましたぁ・・・(9月6日)

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花がたくさん咲いてきました・・・(9月14日)

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8月中旬から9月、10月になってもまだまだ咲き続けているシュウカイドウです。


シュウカイドウの花を眺めていると・・・不思議発見


花の咲いている様子がちょっと変です! ひとつの株なのに、二種類の咲き方をしている。
そこで、早速ネットのお世話に・・・


シュウカイドウは雌雄異花なのだそうです。
ひとつの花房の中では、先に雄花が咲いて、雄花が咲き終わってから雌花が咲くのだそうです。


花が咲いている『雄花』と、まだ蕾の『雌花』・・・(9月14日)

Photo_3


では、花の咲いている『雌花』を探して見ましょう・・・


あります、あります! 下向きに垂れ下がって、たくさんの雌花が咲いています。


10月に入ると、雌花も咲き出すのですね。
(ここからは台風後の写真なので、花も痛んでいますが・・・)


垂れ下がって咲いてる雌花たち・・・(10月9日)

P1150808


今の時期になると、黄色い玉を付けて可愛らしく咲く『雄花』と、三角形のスカートをはいて下に垂れ下がってうつむき加減に咲く『雌花』が見られます。


雄花と雌花が咲いてます・・・

P1150806


上(↑)の画像、雄花の中心に飛び出している黄色い玉のようなものは、雄しべの集まり?
可愛らしいですねぇ~
一方、雌花には雄しべはなく、中央にある黄色いものは花柱なのだそうです。
この黄色い花柱の先端、よく見るとちょっと妙な形をしています。炸裂しているようですね。


妙な形をした、黄色い雌花の花柱・・・

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雄花と雌花、ふたつの花・・・
黄色い玉のように集合した雄しべと、先端が炸裂している黄色い花柱・・・


花の仕組みって、本当に不思議!


今年初めて庭で咲いたシュウカイドウ。雄花と雌花、ふたつの花を楽しむことができました・・・


裏のおばちゃんちでは、このシュウカイドウの仲間たちが溢れんばかりに咲き乱れています。
お花のお裾分け、ありがとう・・・

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紫色の秋の花ふたつ♪

2009年10月07日 | 我が家の花(2009)
秋に咲く紫色の花って、なんだか淋しそう・・・
でも、花の少ないこの時期に咲いてくれるのは嬉しいね♪


ダンギクとシオン、紫色の花が二種類咲いています。
ダンギクはそろそろ花の終盤を迎え、シオンは只今花盛り!


まずは青紫色の花、『ダンギク(段菊)』・・・


昨年知人から小さな苗で頂いたこの花、今年も無事に咲いてくれました。


今年もきれいに咲きましたぁ・・・

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ダンギクという名前は、花が段状に咲いて葉が菊に似ているところから名付けられたようですね。
名前には菊とついているけれど、菊の仲間ではないというこの花。たしかに花の雰囲気は菊とは全く違っています。


花が段状に咲きます・・・

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花の輪を作りながら段状に付いた蕾は、まず下段から花を開いて上段へと咲き進んでいきます。


下段から花が開いて上段へと咲き進み・・・

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そして、ひとつの段の『花の輪』の中では上から下へと咲いています。


ひとつの段の中では、上から下へと咲いていく・・・

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下段から上段へ向かって咲き、でも上から下へ向かって花開く。
ダンギクは、なんとも不思議な咲き方をする花です。


この花、花が開くところもちょっとユニーク。
蕾が口を開けると、中から長い雄しべと雌しべがニョキッと飛び出してきます。


雄しべと雌しべが飛び出します・・・

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そして、雄しべの先端がまた可愛らしい! 見てください、この色を・・・


青色が、とってもきれい・・・

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先端の青色が、神秘的な雰囲気を醸し出していますね。


昨年は丸く固まって咲いたこの花、そのまま株が残って芽が出てくると思いきや・・・
なんと、この花はこぼれ種でも芽を出すのですね。ビックリ!
あちこちに小さな株が現れて、花を咲かせています。


小さな株が、あっちにもこっちにも・・・

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菊の花がまだ咲かないこの時期に、ダンギクが庭を優しい色で包んでくれます。
ちょっと地味な花だけど、不思議な美しさが魅力的


そしてもうひとつ、薄紫色の花『シオン(紫苑)』・・・


紫苑・・・漢字で書くとなんて素敵な名前でしょう。


春に咲く野の花に『ハルジオン(春紫苑)』という花がありますが、このハルジオンはシオン(紫苑)から名前をもらっているのだそうですね。


薄紫色のこの花は、『思い草、シオン(紫苑)』・・・
これもまた素敵な響き。『思い草』だなんて、胸がキュンとするような呼び方ですねぇ~
昨年のブログにこの花をアップするとき、『思い草』という名を知りました。


このシオンという花は、今昔物語に『思い草』と称して登場しているのだそうです。


そのお話とは・・・
  親を亡くした兄弟がいました。
  兄は悲しみを忘れるために、その花を見ると憂いを忘れるという『忘れ草、カンゾウ』を、
  弟は親を慕う気持ちを忘れたくないと、心に思うことを忘れさせない花『思い草、シオン』を、
  それぞれお墓に備えたということです。


我が家のシオンは、三十数年前から前の家で一緒に過ごしてきた花のひとつです。
わたしにとっても、前の家で過ごした三十数年間を忘れたくない想いから、この花は『思い草』。
ずっとずっと咲かせ続けたい花です。


昨年こちらに連れてきて、数ヶ所に植えてあります。庭に、そしてアイリスの丘にも・・・
前の家でも結構大きく育ったシオンですが、こちらの庭ではますます大株になってしまいました。


大きな株で咲いてる、『思い草、シオン』・・・

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こんなに大きくどっしりとした株で堂々と咲いていられたら、ちょっと秋の風情というものから遠のいてしまいそう・・・


この花、別名で『十五夜草(じゅうごやそう)』という呼び名もあるようですね。
花の時期が中秋の名月と重なるところから、『十五夜草』と呼ばれるらしい・・・


こうなると、大株で咲いていようがどっしりと咲いていようが、シオンは秋の花。
確かに、中秋の名月には満開でしたぁ・・・なるほど、十五夜草。素敵な名前です!


『十五夜草』と呼ばれるのにはもうひとつ・・・
中秋の名月を、ススキのようにシオンの花の間から眺めたとも思えるからだという説もある。


そうなれば、ちょっと困った!
ススキのように、風に吹かれながら品良く咲いてなんかいない我が家のシオン。
我が家のシオンは、花がものすごく密集して咲いています。
先日の美しい十五夜も、この密集した花の間からは見えなかったと思うけど・・・
(もしかして、花の間じゃなくて株の間? だとしてもメタボな我が家のシオン。無理だわぁ…)


窮屈そうに、密集して咲いてるシオン・・・

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こんな咲き方をしているのは、我が家のシオンだけかしら・・・
それとも、シオンってこんな咲き方をする花なのかなぁ?


紫苑…、思い草…、十五夜草…


素敵な名前を付けてもらっているのに、我が家のシオンはどうしてこんなにも野性的に逞しく育ってしまったのでしょう。
もう少しか弱そうで、儚げに咲いてくれてもいいと思うんだけど・・・


でも花をよく見ると、小さな花が可愛らしい。


可憐な花を咲かせるシオン・・・

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菊に似た細い薄紫色の花びら、そして中心には鮮やかな黄色。
これは、薄紫色の舌状花と黄色の筒状花なんだって。ん? お花の周りにまたお花???


黄色い筒状花が開くと、中から飛び出してくるのは雄しべでしょうか。それとも雌しべ?


なぜか『?マーク』がやたらと多いこの花。
長年ずっと見てきたわりには、なんにもわかってなかったなぁ・・・


何かがニョキッと飛び出します・・・

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ニョキッと飛び出るのは、先に紹介したダンギクと同じですねぇ~
このシオンも、やっぱり不思議なお花だわぁ。


でも待てよ、こんな花ってどこかで見たような聞いたような・・・
それほど不思議なんかじゃないのかも・・・
舌状花と筒状花。そして筒状花が開くとニョキッと飛び出す花は他にもあったような・・・
そうだぁ、コスモスの花だって同じ! こんな仕組みのお花はいっぱいあるじゃん!
(アップ後に気付いて、あわてて上(↑)4行追記した、わ・た・し…)


花の少ないこの時期に咲くシオンは、虫や蝶たちにも大人気。晴れた日には、中心の黄色い筒状花が開いている花を探しては、蝶たちが吸蜜にやってきます。


夢中で吸蜜中の、ベニシジミ・・・

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「さぁー、花が咲いている今のうちに…」とばかりに、夢中で吸蜜しているベニシジミの姿がいじらしいですね。
花の季節もあとわずかです・・・


シオンは、『見る人に、心に思うことを忘れさせない花』だといいます。
この先ずっと、わたしはこの花を眺めながら心の中で色々なことを思うのでしょうね。


シオンは、これからもずっと我が家の庭で咲き続けてほしい花。大切にしたい花です・・・

コメント (12)
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