久し振りに、娘に誘われて松本までお出かけです。
蝶を追いかけ回したり野鳥のさえずりを聞きながら暮らしていると、いつからか松本が都会のように思えてきました
まずはパルコで買い物をして、お昼はお気に入りの和食の店『草庵』へ・・・
このお店は、『蔵の街』と呼ばれる中町にあります。
中町は昔からの家屋が多く並び、落ち着いた雰囲気に包まれた町並みです。
この辺りは、蔵の街らしい雰囲気が漂って素敵な町並み・・・
松本は『名水の街』としても有名なのですよ。
市街地の至る所で、名水が今でも湧き出しています。
(これらの湧水は「まつもと城下町湧水群」として、「平成の名水百選」に認定されています…)
この中町にある『蔵の井戸』もそのひとつ。
昔懐かしいポンプが付いた、蔵の井戸・・・
この井戸を右に回れば、すぐそこが草庵。
そして、このお店も蔵造り・・・(ここが入り口)
お店のお女将さんに、「お久し振りですねぇ…」…なんて、言われてしまいました。
ここ二年ほどご無沙汰しちゃって、すみません・・・
(北へ引っ越したので、ちょっと松本が遠くなってしまったのです…)
店内やお部屋には、山や庭からとってきたであろうお花がさりげなく飾られていていいですね。
落ち着いた感じのお部屋で、お食事をいただきます。
和の雰囲気が落ち着きます・・・
今日は、『季節のお食事』をいただくことにしましょう。
毎月お料理の献立を変えているとおっしゃった一月のお料理は、やはりお正月料理です。
まずは、お雑煮・・・
(小さなお餅が一切れ。上にはイクラが乗ってます…)
色とりどりの野菜がたくさん入っていて、とっても美味しかったです。
次に出されたのが、お節・・・
(ちょっと見にくいですが、右側の黒く見えるのが天然アユの西京漬け。
ブリとかぶらの粕漬け。ヤーコンのサーモン巻き。焼きタケノコにレンコンなど…)
家で食べるお節とは、全く違いますね~ 天然アユの味噌の香りがよかった♪
そしてこちら、手作りの刺身コンニャク・・・
さっぱりとした品の良いお味で食感も良く、美味しいコンニャクでした。
こちらは、本日のメイン料理・・・
(車麩の天ぷら。鯛の西京漬け。ゴボウの肉詰め。大根。京人参。金柑…)
煮付けてある車麩を、更に天ぷらにしてあります。
大根も煮てあるのに、それを焼いてあるのですよ。
丁寧に作られたお料理は、そのお味も深みを増すのですね。
ご飯は、高菜寿司・・・
高菜の食感と、白ごま入りのご飯のお味がとってもよかったです。
最後はデザートとコーヒー・・・
(いつものアイスクリームとコーヒー…)
これをいただくと、なぜかいつもホッとします。
ここは、お店の方が野山にでかけて調達されるという食材を使ったお料理で、全てが丁寧に作られています。(キノコを採りに行ったときに拾ってきたという鹿の角が、お花と一緒に飾ってあってちょっとビックリ…)
陶芸家さんの器と本物の漆器を使っているとのことで、器にもこだわっているようですね。
草庵さん、今日もゆったりと美味しいお食事をいただきました。
今度は春のお料理をいただきに伺いますね!
帰りはナワテ通りをぶらぶらしながら、四柱神社でお参りをして帰りましょう。
女鳥羽川沿いに長く伸びているナワテ通りは、昔ながらの小さなお店がたくさん並ぶとっても雰囲気のある商店街です。(ナワテ通りを、逆から歩いています…)
ここが、ナワテ通りです・・・
お正月明けだからでしょうか、びっくりするほど静かで驚いてしまいましたぁ~
このナワテ通りのシンボルは、カエルです。
昔女鳥羽川でカジカガエルが鳴いていた頃にこのナワテが大変にぎやかだったことから、
カエルがここのシンボルとなったとか・・・
ナワテ通りの中央には、かえる大明神が・・・
「無事カエル」とか、「お金がカエル」とか…ね!
毎年6月には『かえるまつり』も開かれているのですよ。
では、ナワテ通りにある四柱神社に寄ってお参りです。
ここは、全ての願いごとが叶うということで、「願いごとむすびの神」として信仰されている神社。
さぁーて、何をお願いしましょうかねぇ~
四柱神社です・・・
ここも、人よりハトの数の方が多かったぁ~
お陰で、心おきなく参拝することができました。
全ての願いごとが叶うっていうんですもの、色々お願い事をしなきゃーねぇ~
普段はもっと賑やかなのだけれど、こんなに良い天気なのにどうしたことでしょうね。
屋根には、ハトが整列しています・・・
こちら、縁結びの松ですって・・・
ここでおみくじを引いたのですが、わたしは中吉で娘は小吉。
でもなぜか小吉よりも中吉のわたしの方が、なにやら災難じみた言葉が並んでいます。
なぜ? ちょっと納得いかないわぁ~ さっさと結んでしまいましょう・・・
ナワテ通りを抜けて、女鳥羽川に掛かる千歳橋の上でひと休みです。
千歳橋からの眺め・・・
左側に並ぶ低い建物は、ナワテ通りの小さなお店の裏側。
正面右には、美ヶ原の王ヶ鼻が見えます。
外灯も、ちょっとオシャレでしょう。
ここから、パルコの駐車場へと戻ります。
途中、食器と雑貨を売っているお店でお買い物。
お店を出たところで、足元に可愛らしいマンホールの蓋を発見しました。
松本は、やっぱり『松本てまり』・・・
久し振りに歩いた、城下町松本の町並みでした。
昨日も朝起きたら吹雪でしたが、やがて雪もおさまりお出かけ日和となりました。
南へ走ると積もっている雪の量も少なく、松本に着くと全く雪がなくてとっても良いお天気♪
同じ信州、わたしの暮らしているところとは随分違いますねぇ~
今朝はこちらも、珍しく朝から晴天。これで雪も少しは解けるでしょうか・・・