きのう12日、ANA135便・東京/羽田20時00分発、那覇22時30分着の飛行機で、沖縄に着いた。
私が夏に沖縄旅行をするようになって連続16年目になるが、ときどき「8月12日」に搭乗することがある。やはり気分が重い。
25年前のその日は月曜日で、私は富田靖子主演の、フジテレビ系「月曜ドラマランド・一休さん」を見ていた。と、臨時ニュースが2度続けて流れ、それが5回続いた。これはたいへんなことが起こっている、と呆然としたものだった。
私は現在の自分の境遇をあまり幸せではない、と考えているが、こうして毎年沖縄に来られることだけをとっても、とても幸せなのだろう。
きのうの19時11分、羽田空港第2ビルに着いて、自動チェックイン機でチェックインする。前方の窓側か、中央、後方の通路側が空いていたので、「窓側」を選んだら、「非常口座席」だった。これ、イヤではないが、機種によっては味がわるい場合がある。まあいい。とりあえず私は「はい」をタッチして、チケットを受け取り、ゲートを抜けた。
飛行機は機体の遅れにより、30分遅れ。飛行機は鉄道よりも速いが、定時に出発したためしがない(ある)。まあ、30分程度の遅れは我慢の範疇である。
搭乗して指定された席に着くと、イヤな予感が当たった。非常ドアを隔てたすぐ前に、離陸直前にキャビンアテンダント(スッチー)が座るシートがあったのである。つまり、スッチーと向かい合わせになって離陸するということだ。もちろん着陸するときもそうだ。
これ、何かしゃべらなくちゃいけないのかなあとか、けっこう気を遣うものなのだ。たとえば船戸陽子女流二段と中倉宏美女流二段クラスの美人が前に座ったら、その緊張感は相当なものになる。スッチーとお話ができるいい機会じゃないか、などと言う人は女性の扱いがうまい人で、私にそんな度胸はない。
ついでだから話を逸らすが、LPSA女流棋士でスッチーの格好が似合うのは誰か。上記のふたりに加え、中倉彰子女流初段は当確であろう。3人の子持ち、というのが信じられないが、乗客はそんなことは知らないから、構わない。
島井咲緒里女流初段もいいが、島井女流初段は、トランシーバーを持って構内を走り回る、スタッフ嬢がよく似合う。
意外なところでは藤森奈津子女流四段がいい。映画「ハッピーフライト」で、ベテランスッチーを演じた寺島しのぶの役回りである。藤森女流四段、もう数千時間も搭乗しています、という雰囲気がある。ああ…いい。
中井広恵女流六段、石橋幸緒女流四段はちょっと厳しい。乗客がリラックスできない。
閑話休題。スッチーシート?には、加藤あいの顔を数倍きつくしたようなスッチーが座った。脚が細くて長くて、思わず見入ってしまうが、目が合うと味がわるいので、目をつぶったら、そのまま眠ってしまった。気がつくと21時50分である。着陸まであと50分ほど。機内誌はスッチーシートの向こう側のシートポケットにあるから取るのも面倒くさく、そのまま窓外を見る。ヘッドホンもシートポケットにあるようで、音楽も聴けない。
22時43分到着。今回の搭乗は、本当に沖縄へ向かうだけの手段に過ぎなかった。
23時00分発の「ゆいレール」に乗る。昔は23時を少し過ぎるとバスがなく、市街地までタクシーを使ったものだった。
ゆいレールの乗り心地はよく、16分で牧志に着く。ここで予約していたカプセルホテルに直行するのがスジだが、私は近くの中華料理屋へ向かう。両親と息子の3人で経営をしていて、遅い時間まで、いつも忙しそうに働いている。こういう姿に私は弱い。料理を食べるというよりも、3人のパワーを吸収するために伺っているのだ。
オーダーするのはいつもチャーハンと決まっている。内地と違ってご飯がベチャベチャなのだが、これが妙にクセになる味なのだ。野菜もいっぱい入っていて、五目チャーハンといってもいい。
あつあつのチャーハンをほおばり、大いに満足して、カプセルホテルに入る。ここは従業員が何人かいるが、そのうちのひとりに、恐ろしく物腰の柔らかい人がいる。きのうはその方にあたった。
この人、当日の沖縄の天気と、翌日の天気を挨拶がわりに述べて、その話し方が旅人の疲れた心を癒す。
さて、きょう13日は、午前の飛行機で宮古島へ向かう。本当はフェリーで行きたいが、琉球海運、有村海運とも、数年前に旅客営業を廃止してしまった。沖縄本島から先への交通手段が飛行機しかないとは、なんとも不便だ。
沖縄には18日まで滞在する。きょうから丸6日間、宮古島と八重山諸島の夏を満喫するつもりである。
私が夏に沖縄旅行をするようになって連続16年目になるが、ときどき「8月12日」に搭乗することがある。やはり気分が重い。
25年前のその日は月曜日で、私は富田靖子主演の、フジテレビ系「月曜ドラマランド・一休さん」を見ていた。と、臨時ニュースが2度続けて流れ、それが5回続いた。これはたいへんなことが起こっている、と呆然としたものだった。
私は現在の自分の境遇をあまり幸せではない、と考えているが、こうして毎年沖縄に来られることだけをとっても、とても幸せなのだろう。
きのうの19時11分、羽田空港第2ビルに着いて、自動チェックイン機でチェックインする。前方の窓側か、中央、後方の通路側が空いていたので、「窓側」を選んだら、「非常口座席」だった。これ、イヤではないが、機種によっては味がわるい場合がある。まあいい。とりあえず私は「はい」をタッチして、チケットを受け取り、ゲートを抜けた。
飛行機は機体の遅れにより、30分遅れ。飛行機は鉄道よりも速いが、定時に出発したためしがない(ある)。まあ、30分程度の遅れは我慢の範疇である。
搭乗して指定された席に着くと、イヤな予感が当たった。非常ドアを隔てたすぐ前に、離陸直前にキャビンアテンダント(スッチー)が座るシートがあったのである。つまり、スッチーと向かい合わせになって離陸するということだ。もちろん着陸するときもそうだ。
これ、何かしゃべらなくちゃいけないのかなあとか、けっこう気を遣うものなのだ。たとえば船戸陽子女流二段と中倉宏美女流二段クラスの美人が前に座ったら、その緊張感は相当なものになる。スッチーとお話ができるいい機会じゃないか、などと言う人は女性の扱いがうまい人で、私にそんな度胸はない。
ついでだから話を逸らすが、LPSA女流棋士でスッチーの格好が似合うのは誰か。上記のふたりに加え、中倉彰子女流初段は当確であろう。3人の子持ち、というのが信じられないが、乗客はそんなことは知らないから、構わない。
島井咲緒里女流初段もいいが、島井女流初段は、トランシーバーを持って構内を走り回る、スタッフ嬢がよく似合う。
意外なところでは藤森奈津子女流四段がいい。映画「ハッピーフライト」で、ベテランスッチーを演じた寺島しのぶの役回りである。藤森女流四段、もう数千時間も搭乗しています、という雰囲気がある。ああ…いい。
中井広恵女流六段、石橋幸緒女流四段はちょっと厳しい。乗客がリラックスできない。
閑話休題。スッチーシート?には、加藤あいの顔を数倍きつくしたようなスッチーが座った。脚が細くて長くて、思わず見入ってしまうが、目が合うと味がわるいので、目をつぶったら、そのまま眠ってしまった。気がつくと21時50分である。着陸まであと50分ほど。機内誌はスッチーシートの向こう側のシートポケットにあるから取るのも面倒くさく、そのまま窓外を見る。ヘッドホンもシートポケットにあるようで、音楽も聴けない。
22時43分到着。今回の搭乗は、本当に沖縄へ向かうだけの手段に過ぎなかった。
23時00分発の「ゆいレール」に乗る。昔は23時を少し過ぎるとバスがなく、市街地までタクシーを使ったものだった。
ゆいレールの乗り心地はよく、16分で牧志に着く。ここで予約していたカプセルホテルに直行するのがスジだが、私は近くの中華料理屋へ向かう。両親と息子の3人で経営をしていて、遅い時間まで、いつも忙しそうに働いている。こういう姿に私は弱い。料理を食べるというよりも、3人のパワーを吸収するために伺っているのだ。
オーダーするのはいつもチャーハンと決まっている。内地と違ってご飯がベチャベチャなのだが、これが妙にクセになる味なのだ。野菜もいっぱい入っていて、五目チャーハンといってもいい。
あつあつのチャーハンをほおばり、大いに満足して、カプセルホテルに入る。ここは従業員が何人かいるが、そのうちのひとりに、恐ろしく物腰の柔らかい人がいる。きのうはその方にあたった。
この人、当日の沖縄の天気と、翌日の天気を挨拶がわりに述べて、その話し方が旅人の疲れた心を癒す。
さて、きょう13日は、午前の飛行機で宮古島へ向かう。本当はフェリーで行きたいが、琉球海運、有村海運とも、数年前に旅客営業を廃止してしまった。沖縄本島から先への交通手段が飛行機しかないとは、なんとも不便だ。
沖縄には18日まで滞在する。きょうから丸6日間、宮古島と八重山諸島の夏を満喫するつもりである。