LPSA芝浦サロンは木曜日が定休であるが、10月21日(木)から、「木曜ワインサロン」という催しを始めた。講師は船戸陽子女流二段である。
言うまでもないが、船戸女流二段は「ソムリエ」の資格の持ち主。その資格取得はたいへんである。単純に知識を詰め込むだけではダメで、筆記試験に合格しただけでは「ワインエキスパート」にすぎない。ソムリエは、飲食店での実務経験5年以上、「日本ソムリエ協会」に3年以上在籍、などの実績がないと名乗れないのだ。
船戸女流二段はそれらをクリアしたうえで認定試験に合格したわけで、私が以前「ソムリエは、女流棋士になるより難しい」と書いたのは、そんな理由による。
ソムリエは英語やフランス語も堪能でなければならず、堕落した生活を送っている私は、それだけで船戸女流二段を尊敬してしまう。
木曜ワインサロンは、3ヶ月で5回催される。船戸女流二段が毎回オススメのワインを持参してミニ講義を行い、私たちはそれを楽しみながら、指導対局を受けるというシステムだ。
完全予約制で、定員は5名(ないし6名)。別名「ひみつサロン」というだけあって、大っぴらに告知はしていない(ただし、調べれば分かる)。時間は午後7時から9時までで、会費は1回4,000円である。
前回(第3回)は、25日に開かれた。私は第1回(10月21日)に続いての参加である。第2回(11月4日)も参加したかったのだが、定員に達したということで、断られた。ところがこれには後日談があり、当日は無断欠席が2組あって、私も参加できたらしい。ドタキャンは貴重な席が空いてしまい、主催者もほかの客も迷惑する。予約のキャンセルは早めにする。これは最低限のマナーであろう。
25日は、山梨県産の赤ワインが供された。グラスにワインを注ぐ船戸女流二段の仕種は、ソムリエだから当然とはいえ、堂に入ったものである。レジュメを片手にワインの講義をするその姿は、女流棋士とは一味違う凛々しさがあり、思わず見とれてしまった。
そんな船戸女流二段の口唇には、口紅が塗られていない。ワイン本来の味を楽しむために口紅は引かない、と本人から聞いたことがある。もう、ワインに対する心構えが違うのだ。
対して私は、酒は飲めないのだが、船戸女流二段を鑑賞したい、という一心だけで参加している。それでも船戸女流二段のピックアップしたワインは美味い。ほろ酔い気分で一局、というのもオツなもの。実に上質な時間である。
船戸女流二段はかねがね、ワインを楽しみながらファンと将棋を指す会を開きたい、と言っていた。木曜ワインサロンは、それが結実したものである。ファンの声も好評のようで、25日のサロンでは、来年も継続されることが決定した。
ちなみに次回の開催は12月2日である。まだ空きがあるそうだが、私はまだ申し込んでいない。前日あたりに問い合わせて、もし空きがあるようだったら、申し込もうかと考えている。
言うまでもないが、船戸女流二段は「ソムリエ」の資格の持ち主。その資格取得はたいへんである。単純に知識を詰め込むだけではダメで、筆記試験に合格しただけでは「ワインエキスパート」にすぎない。ソムリエは、飲食店での実務経験5年以上、「日本ソムリエ協会」に3年以上在籍、などの実績がないと名乗れないのだ。
船戸女流二段はそれらをクリアしたうえで認定試験に合格したわけで、私が以前「ソムリエは、女流棋士になるより難しい」と書いたのは、そんな理由による。
ソムリエは英語やフランス語も堪能でなければならず、堕落した生活を送っている私は、それだけで船戸女流二段を尊敬してしまう。
木曜ワインサロンは、3ヶ月で5回催される。船戸女流二段が毎回オススメのワインを持参してミニ講義を行い、私たちはそれを楽しみながら、指導対局を受けるというシステムだ。
完全予約制で、定員は5名(ないし6名)。別名「ひみつサロン」というだけあって、大っぴらに告知はしていない(ただし、調べれば分かる)。時間は午後7時から9時までで、会費は1回4,000円である。
前回(第3回)は、25日に開かれた。私は第1回(10月21日)に続いての参加である。第2回(11月4日)も参加したかったのだが、定員に達したということで、断られた。ところがこれには後日談があり、当日は無断欠席が2組あって、私も参加できたらしい。ドタキャンは貴重な席が空いてしまい、主催者もほかの客も迷惑する。予約のキャンセルは早めにする。これは最低限のマナーであろう。
25日は、山梨県産の赤ワインが供された。グラスにワインを注ぐ船戸女流二段の仕種は、ソムリエだから当然とはいえ、堂に入ったものである。レジュメを片手にワインの講義をするその姿は、女流棋士とは一味違う凛々しさがあり、思わず見とれてしまった。
そんな船戸女流二段の口唇には、口紅が塗られていない。ワイン本来の味を楽しむために口紅は引かない、と本人から聞いたことがある。もう、ワインに対する心構えが違うのだ。
対して私は、酒は飲めないのだが、船戸女流二段を鑑賞したい、という一心だけで参加している。それでも船戸女流二段のピックアップしたワインは美味い。ほろ酔い気分で一局、というのもオツなもの。実に上質な時間である。
船戸女流二段はかねがね、ワインを楽しみながらファンと将棋を指す会を開きたい、と言っていた。木曜ワインサロンは、それが結実したものである。ファンの声も好評のようで、25日のサロンでは、来年も継続されることが決定した。
ちなみに次回の開催は12月2日である。まだ空きがあるそうだが、私はまだ申し込んでいない。前日あたりに問い合わせて、もし空きがあるようだったら、申し込もうかと考えている。