10月28日(金)は、恒例のジョナ研があった。当初は21日の予定だったが、その日はLPSA芝浦サロンで中井広恵研究室があったため、28日に延期となったものである。ただ、社団戦最終日を2日後に控えていたので、戦意を鼓舞するためには、ちょうどよかった。
きょう28日は午後6時40分すぎにジョナサン入り。レジにAyakoさんがいたので、挨拶して中に入る。今夜のAyakoさんは、一段とかわいらしかった。ただ私に対して、若干の警戒心が見えた。
先客はW氏、Hon氏、Kaz氏。ちょうど私の噂をしているところだったという。
呼び出しボタンを押すと、Ayakoさんが来た。
「おおAyakoさん、Ayakoさんに会うと癒されるよー。Ayakoさんは知らないだろうけど、オレほんとに、Ayakoさんには感謝してるんだから」(私)
「Ayakoさん、彼はここんところ、いろいろあってねー」(W)
「あらー、それはよくないですネ」(Ayako)
「また、よろしくお願いします」(私)
ほのぼのとした会話だが、Ayakoさんを飲み会に誘える雰囲気ではなかった。
しばらく経ってLPSA星組・Y監督、さらにしばらく経ってKun氏とWパパ氏が揃って来店した。娘のAkiちゃん、Hanaちゃんにはここのところよく会っているが、Wパパ氏と会うのは久しぶりだ。
ここで席の配置を記しておく。
Kun Kaz W Wパパ
Y 一公 Hon
壁
本日の参加は7人。まずは30日の社団戦をサカナに、軽い雑談。私はその日ヤボ用があり、出欠は微妙だった。ただ、みんなが社団戦に誘ってくれて、本当にありがたかった。
「大沢さんがいなけりゃ社団戦じゃないでしょ」
「昼間がダメなら、打ち上げの席だけでも来てくれよ」
「大丈夫、大沢さんは参戦するよ…」
等々。
持つべきものは棋友である。こんなオレのために…と思うと、マジで涙が出そうだった。
1時間ほど経って、早くもKun氏が退席。きょうは別の飲み会があるそうだ。
さらにしばらくして、Wパパ氏も退席。みんな忙しいのに、寸暇を割いての参加は、本当に頭が下がる。
W氏が私に、新たな情報をくれる。それを聞いて、また心が軽くなった。
話も一段落すると、Kaz氏がもぞもぞと将棋盤を取り出した。もう、将棋が指したくて指したくて我慢ができぬというふうだ。
Y監督の正面にKaz氏が移動して、対局開始。将棋バカだ。
その将棋が終わると、Y監督とHon氏が席を交代して、また一局。本当にバカだと思う。
私の正面に座ったY監督が、カバンから「千駄ヶ谷市場」(先崎学八段著)を取り出し、佐藤康光九段と郷田真隆九段の一戦(JT杯日本シリーズ)を並べ始めた。
これが169手に及ぶ大熱戦で、確かに感動はしたのだが、ジョナ研で並べるものだろうか。これじゃ本当に将棋研究会である。私はもっと、みんなと雑談を楽しみたいのだ。いつものことながら、Y監督の「将棋学徒」ぶりには恐れ入った。
Hon-Kaz戦が終わり、今度は私とKaz氏で一局。Kaz氏の将棋熱も凄まじい。私もここまで将棋にアツいころがあったのだろうか。
私の後手番で、▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩。別にゴキゲン中飛車を指すつもりはなかったのだが、以下Kaz氏が誘導する形になって、ゴキゲン中飛車になった。
しかし指し慣れない戦法を指したため、Kaz氏に巧妙に仕掛けられ、中盤の入口で敗勢になってしまった。
こんな将棋を指しているようでは、合宿でのリーグ戦が思いやられる。何かリハビリをしないとダメだが、もう時間がない。
Ayakoさんがキビキビと店内を歩く。いつのころからか、Ayakoさんを目で追うようになってしまった。また飲みに誘っちゃおうか…。
10時が過ぎ、Hon氏も退席。残りは4人になった。
Kaz氏が、
「社団戦のとき、大沢さんが横にいると、落ち着くんです」
と、またありがたいことを言ってくれる。しかし実力者のKaz氏、私の存在は関係あるまい。
今度はY監督のリードで、相三間飛車の研究に入った。囲いは金無双がいいのか美濃囲いがいいのか、はたまた穴熊がいいのか。何だか細かいことを、ああでもないこうでもないと研究する。本当に私たちは将棋バカだと思う。
「私は将棋に負けると悔しいです」
研究が一段落すると、Kaz氏が絞り出すように言った。
「まあ、これからプロになるわけじゃなし、適当に強いくらいがいいんじゃないの?」
私はサラッと受け流したが、Kaz氏の悔しさは本物だった。その悔しさが、棋力を向上させるのだ。
11時30分、Kaz氏も退席。この時間になったら散会にしてもいいのだが、私たちはとことんまで粘るのである。
11時50分、ついに散会。駒込駅の改札を抜けると、池袋方面行きの山手線が、プラットホームにすべりこんだところだった。W氏が階段を駆け下りて、それに飛び乗った。
またも、W氏に負けた。
きょう28日は午後6時40分すぎにジョナサン入り。レジにAyakoさんがいたので、挨拶して中に入る。今夜のAyakoさんは、一段とかわいらしかった。ただ私に対して、若干の警戒心が見えた。
先客はW氏、Hon氏、Kaz氏。ちょうど私の噂をしているところだったという。
呼び出しボタンを押すと、Ayakoさんが来た。
「おおAyakoさん、Ayakoさんに会うと癒されるよー。Ayakoさんは知らないだろうけど、オレほんとに、Ayakoさんには感謝してるんだから」(私)
「Ayakoさん、彼はここんところ、いろいろあってねー」(W)
「あらー、それはよくないですネ」(Ayako)
「また、よろしくお願いします」(私)
ほのぼのとした会話だが、Ayakoさんを飲み会に誘える雰囲気ではなかった。
しばらく経ってLPSA星組・Y監督、さらにしばらく経ってKun氏とWパパ氏が揃って来店した。娘のAkiちゃん、Hanaちゃんにはここのところよく会っているが、Wパパ氏と会うのは久しぶりだ。
ここで席の配置を記しておく。
Kun Kaz W Wパパ
Y 一公 Hon
壁
本日の参加は7人。まずは30日の社団戦をサカナに、軽い雑談。私はその日ヤボ用があり、出欠は微妙だった。ただ、みんなが社団戦に誘ってくれて、本当にありがたかった。
「大沢さんがいなけりゃ社団戦じゃないでしょ」
「昼間がダメなら、打ち上げの席だけでも来てくれよ」
「大丈夫、大沢さんは参戦するよ…」
等々。
持つべきものは棋友である。こんなオレのために…と思うと、マジで涙が出そうだった。
1時間ほど経って、早くもKun氏が退席。きょうは別の飲み会があるそうだ。
さらにしばらくして、Wパパ氏も退席。みんな忙しいのに、寸暇を割いての参加は、本当に頭が下がる。
W氏が私に、新たな情報をくれる。それを聞いて、また心が軽くなった。
話も一段落すると、Kaz氏がもぞもぞと将棋盤を取り出した。もう、将棋が指したくて指したくて我慢ができぬというふうだ。
Y監督の正面にKaz氏が移動して、対局開始。将棋バカだ。
その将棋が終わると、Y監督とHon氏が席を交代して、また一局。本当にバカだと思う。
私の正面に座ったY監督が、カバンから「千駄ヶ谷市場」(先崎学八段著)を取り出し、佐藤康光九段と郷田真隆九段の一戦(JT杯日本シリーズ)を並べ始めた。
これが169手に及ぶ大熱戦で、確かに感動はしたのだが、ジョナ研で並べるものだろうか。これじゃ本当に将棋研究会である。私はもっと、みんなと雑談を楽しみたいのだ。いつものことながら、Y監督の「将棋学徒」ぶりには恐れ入った。
Hon-Kaz戦が終わり、今度は私とKaz氏で一局。Kaz氏の将棋熱も凄まじい。私もここまで将棋にアツいころがあったのだろうか。
私の後手番で、▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩。別にゴキゲン中飛車を指すつもりはなかったのだが、以下Kaz氏が誘導する形になって、ゴキゲン中飛車になった。
しかし指し慣れない戦法を指したため、Kaz氏に巧妙に仕掛けられ、中盤の入口で敗勢になってしまった。
こんな将棋を指しているようでは、合宿でのリーグ戦が思いやられる。何かリハビリをしないとダメだが、もう時間がない。
Ayakoさんがキビキビと店内を歩く。いつのころからか、Ayakoさんを目で追うようになってしまった。また飲みに誘っちゃおうか…。
10時が過ぎ、Hon氏も退席。残りは4人になった。
Kaz氏が、
「社団戦のとき、大沢さんが横にいると、落ち着くんです」
と、またありがたいことを言ってくれる。しかし実力者のKaz氏、私の存在は関係あるまい。
今度はY監督のリードで、相三間飛車の研究に入った。囲いは金無双がいいのか美濃囲いがいいのか、はたまた穴熊がいいのか。何だか細かいことを、ああでもないこうでもないと研究する。本当に私たちは将棋バカだと思う。
「私は将棋に負けると悔しいです」
研究が一段落すると、Kaz氏が絞り出すように言った。
「まあ、これからプロになるわけじゃなし、適当に強いくらいがいいんじゃないの?」
私はサラッと受け流したが、Kaz氏の悔しさは本物だった。その悔しさが、棋力を向上させるのだ。
11時30分、Kaz氏も退席。この時間になったら散会にしてもいいのだが、私たちはとことんまで粘るのである。
11時50分、ついに散会。駒込駅の改札を抜けると、池袋方面行きの山手線が、プラットホームにすべりこんだところだった。W氏が階段を駆け下りて、それに飛び乗った。
またも、W氏に負けた。