第58期王位戦七番勝負・羽生善治王位VS菅井竜也七段は、第4局に菅井七段が勝ち3勝1敗とし、羽生王位をカド番に追い込んだ。
羽生王位は絶体絶命だが、将棋界では1勝3敗からの逆転劇はあるのか、調べてみた。
まず、1勝2敗のほうが第4局に負けて1勝3敗になったケースは過去96回(名人戦20、九段戦1、十段戦11、竜王戦9、王将戦33、王位戦22)あるが、その後3連勝して逆転した例は4つしかない。すなわち、
第15期王将戦 大山康晴王将VS山田道美八段(大山●○●●○○○山田)
第31期王将戦 大山康晴王将VS中原誠名人(大山●○●●○千○○中原)
第40期王将戦 南芳一王将VS米長邦雄九段(南●○○○●●●米長)
第50期名人戦 中原誠名人VS高橋道雄九段(中原●●○●○○○高橋)
である。五番勝負では2連敗3連勝はけっこうあるが、長期戦の七番勝負では負けている側の精神力がもたないのか、かなり少ない。
次に、七番勝負でいきなり3連敗し、第4局に1勝を返して1勝3敗になった場合。これは29回(名人戦10=第4局の持将棋は一局に数えない、十段戦3、竜王戦5、王将戦4=3連勝指し込み後の第4局は数えない、王位戦7)あるが、その後3連勝して逆転勝利したケースは2回のみである。
第21期竜王戦 渡辺明竜王VS羽生善治名人(渡辺●●●○○○○羽生)
第50期王位戦 深浦康市王位VS木村一基八段(深浦●●●○○○○木村)
ちなみに羽生三冠が七番勝負で1勝3敗になったケースは16回(竜王戦3、名人戦6、王位戦4、王将戦3)あるが、上記のように、逆転勝利したケースはない。
つまりさすがの羽生三冠といえども、今回は旗色がわるい。
今日は王位戦第5局が指されているが、羽生王位の戦いが注目される。
羽生王位は絶体絶命だが、将棋界では1勝3敗からの逆転劇はあるのか、調べてみた。
まず、1勝2敗のほうが第4局に負けて1勝3敗になったケースは過去96回(名人戦20、九段戦1、十段戦11、竜王戦9、王将戦33、王位戦22)あるが、その後3連勝して逆転した例は4つしかない。すなわち、
第15期王将戦 大山康晴王将VS山田道美八段(大山●○●●○○○山田)
第31期王将戦 大山康晴王将VS中原誠名人(大山●○●●○千○○中原)
第40期王将戦 南芳一王将VS米長邦雄九段(南●○○○●●●米長)
第50期名人戦 中原誠名人VS高橋道雄九段(中原●●○●○○○高橋)
である。五番勝負では2連敗3連勝はけっこうあるが、長期戦の七番勝負では負けている側の精神力がもたないのか、かなり少ない。
次に、七番勝負でいきなり3連敗し、第4局に1勝を返して1勝3敗になった場合。これは29回(名人戦10=第4局の持将棋は一局に数えない、十段戦3、竜王戦5、王将戦4=3連勝指し込み後の第4局は数えない、王位戦7)あるが、その後3連勝して逆転勝利したケースは2回のみである。
第21期竜王戦 渡辺明竜王VS羽生善治名人(渡辺●●●○○○○羽生)
第50期王位戦 深浦康市王位VS木村一基八段(深浦●●●○○○○木村)
ちなみに羽生三冠が七番勝負で1勝3敗になったケースは16回(竜王戦3、名人戦6、王位戦4、王将戦3)あるが、上記のように、逆転勝利したケースはない。
つまりさすがの羽生三冠といえども、今回は旗色がわるい。
今日は王位戦第5局が指されているが、羽生王位の戦いが注目される。