11日(金)はジョナ研があった。4日(金)~6日(日)と信濃わらび山荘将棋合宿があったので、翌週の開催はつらいと見ていたのだが案の定で、当日の参加予定は3人。W氏、Kun氏、私だった。
しかもきょうは朝から雨。3人ではちょっと少ないし、中止も考えたのだが、11日の開催は私が言いだしっぺなので、私から中止を言うわけにはいかない。
とりあえず午後5時に家を出る。駒込とは反対方向の東京駅へ向かう。この駅地下でAyakoさんへのお土産を買うのだ。合宿ではうっかりしたが、お土産なんて何でも構わない。これはAyakoさんへのアプローチツールでしかないからだ。東京駅では、フルーツのロールケーキを買った。
6時15分ごろ、駒込ジョナサン入り。Ayakoさんがいたので、「長野県に合宿に行ってきたので」と言ってロールケーキを渡した。
席に案内され、スマホを見る。W氏からメールが入っており、何と、きょうは欠席とのことだった。あー、そうなんだ。これでKun氏と私とのツーショットが確定した。これはLPSA金曜サロンや芝浦サロンのアフターも含めて、初のケースである。
呼び出しボタンを押すと、Ayakoさんが来た。ちょっとドキドキする。特別メニューを頼むと、数分経って、Ayakoさんがその料理を運んできた。
「合宿に行ってきたんですか」
彼女は下がらないで、そのまま私に聞く。
「はい、4日の金曜日から6日の日曜日まで、長野県に行ってきました」
「はああ」
「ナカイヒロエっていう女流棋士がいるんですけど―」
「あっ、この前この席に座っていらした方?」
「そう、そうです。その先生が蕨市の教育委員をしていて、蕨市の施設を利用するっていう意味もあって、そこで将棋合宿をしたわけなんです」
「そうなんですか」
「そこで私たちが将棋三昧…」
「あっ、お客様がいらっしゃいました」
「えっ?」
そこへKun氏が来た。チッ、いいところだったのに…。きょうに限って、いつもより来るのが早いんじゃないか?
「お邪魔しちゃったかな」
「いえいえ、お待ちしてました」
うまくいけばAyakoさんを飲み会に誘えるかと思ったのだが、なかなかうまくいかないものだ。
4人掛けのテーブルだから、Kun氏は私のナナメ前に座った。これは正着。正面に座られると照れてしまう。お見合いの席ではないのだ。
とはいえ、ふたりだけはやはり緊張する。世間の人は誤解しているかもしれないが、私は口ベタで、無口なのだ。大勢の人がいて、自分が話さないで済むなら、それに越したことはない。
ただKun氏が私に輪を掛けて無口なので、私がしゃべらざるを得なかった。
…と言いたいところだが、「サシ」になると、ヒトはお互い自分をさらけだす。実際Kun氏も、いつもよりはるかに饒舌だった。
Kun氏は自分なりのスタンス、考え方にスジが通っており、話していて勉強になることが多い。
今回も、私がしゃべっているとき、話の流れで、自分の意見とは別のことを述べてしまうときがあった。そんなときもKun氏は無機質に相槌を打つのではなく、「それはどうかなあ…」と、ちゃんと疑問を呈してくれた。
とにかく話している最中、あっ、Kun氏はこんなことを考えてたんだ、ということがいくつも窺えて、とても興味深かった。
このふたりだと話の題材が決まっていて、その内容をここには書きにくい。ただそれだけに、いつものジョナ研より、濃密な時間を過ごすことができた。
散会は10時。ふたりだけで3時間半話したのだから、これは予想以上の長期戦だったというべきだろう。
帰り際Kun氏に
「大沢さんとふたりで話すことができて楽しかった」
と言われた。できればAyakoさんに言われたいが、まあそれは冗談だが、これは私にとって、最高のホメ言葉であった。こちらこそKun氏に、心から感謝したい。
しかもきょうは朝から雨。3人ではちょっと少ないし、中止も考えたのだが、11日の開催は私が言いだしっぺなので、私から中止を言うわけにはいかない。
とりあえず午後5時に家を出る。駒込とは反対方向の東京駅へ向かう。この駅地下でAyakoさんへのお土産を買うのだ。合宿ではうっかりしたが、お土産なんて何でも構わない。これはAyakoさんへのアプローチツールでしかないからだ。東京駅では、フルーツのロールケーキを買った。
6時15分ごろ、駒込ジョナサン入り。Ayakoさんがいたので、「長野県に合宿に行ってきたので」と言ってロールケーキを渡した。
席に案内され、スマホを見る。W氏からメールが入っており、何と、きょうは欠席とのことだった。あー、そうなんだ。これでKun氏と私とのツーショットが確定した。これはLPSA金曜サロンや芝浦サロンのアフターも含めて、初のケースである。
呼び出しボタンを押すと、Ayakoさんが来た。ちょっとドキドキする。特別メニューを頼むと、数分経って、Ayakoさんがその料理を運んできた。
「合宿に行ってきたんですか」
彼女は下がらないで、そのまま私に聞く。
「はい、4日の金曜日から6日の日曜日まで、長野県に行ってきました」
「はああ」
「ナカイヒロエっていう女流棋士がいるんですけど―」
「あっ、この前この席に座っていらした方?」
「そう、そうです。その先生が蕨市の教育委員をしていて、蕨市の施設を利用するっていう意味もあって、そこで将棋合宿をしたわけなんです」
「そうなんですか」
「そこで私たちが将棋三昧…」
「あっ、お客様がいらっしゃいました」
「えっ?」
そこへKun氏が来た。チッ、いいところだったのに…。きょうに限って、いつもより来るのが早いんじゃないか?
「お邪魔しちゃったかな」
「いえいえ、お待ちしてました」
うまくいけばAyakoさんを飲み会に誘えるかと思ったのだが、なかなかうまくいかないものだ。
4人掛けのテーブルだから、Kun氏は私のナナメ前に座った。これは正着。正面に座られると照れてしまう。お見合いの席ではないのだ。
とはいえ、ふたりだけはやはり緊張する。世間の人は誤解しているかもしれないが、私は口ベタで、無口なのだ。大勢の人がいて、自分が話さないで済むなら、それに越したことはない。
ただKun氏が私に輪を掛けて無口なので、私がしゃべらざるを得なかった。
…と言いたいところだが、「サシ」になると、ヒトはお互い自分をさらけだす。実際Kun氏も、いつもよりはるかに饒舌だった。
Kun氏は自分なりのスタンス、考え方にスジが通っており、話していて勉強になることが多い。
今回も、私がしゃべっているとき、話の流れで、自分の意見とは別のことを述べてしまうときがあった。そんなときもKun氏は無機質に相槌を打つのではなく、「それはどうかなあ…」と、ちゃんと疑問を呈してくれた。
とにかく話している最中、あっ、Kun氏はこんなことを考えてたんだ、ということがいくつも窺えて、とても興味深かった。
このふたりだと話の題材が決まっていて、その内容をここには書きにくい。ただそれだけに、いつものジョナ研より、濃密な時間を過ごすことができた。
散会は10時。ふたりだけで3時間半話したのだから、これは予想以上の長期戦だったというべきだろう。
帰り際Kun氏に
「大沢さんとふたりで話すことができて楽しかった」
と言われた。できればAyakoさんに言われたいが、まあそれは冗談だが、これは私にとって、最高のホメ言葉であった。こちらこそKun氏に、心から感謝したい。