一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3人のジョナ研(後編)

2014-08-26 00:06:54 | ジョナ研

以下の指し手。▲7五桂△5二玉▲3三歩△2二金▲4四銀△同銀直▲同歩△5六桂▲6三銀△4一玉▲4三歩成△5八銀▲同金△同歩成▲同飛△同成桂▲同玉△6八飛▲4七玉△4八飛成▲5六玉△6五金
まで、一公の勝ち。

ここはファミレスであるが、もう将棋を咎められることはないと踏み、私は盤面に没頭していた。
局面。ここで下手が▲5五桂と打てば、△5二玉▲6三銀△4二玉▲5一銀△同玉▲4三桂成△同金▲5二銀打△4二玉▲4三銀成△同玉▲3三金まで、下手勝ち。
まあこうはならぬが、▲5五桂と打たれたら、上手は相当にヤバかった。この局面になる前に私は桂交換にいったのだが、やはり反動がキツかった。といって、他に指す手もなかったのだが…。
本譜▲4四銀のあと、一手空いたので、私は△5六桂と重ねた。これで下手は相当受けにくい。
Tod氏は「仕方ないか…」みたいなことをつぶやき、▲4三歩成と形を作る。最後は即詰みとなり、Tod氏は駒を投じた。Tod氏は惜しい将棋を落とした。
感想戦になるが、▲7五桂ではやはり▲5五桂が厳しく、△5二玉は上手負け。よって△7三玉とよろけるしかないが、▲7五歩で下手大いに有望の結論が出た。
では▲7五桂で下手負けかといえばそうではなく、△5二玉に▲3三歩が疑問で、ここは▲6三銀△4二玉▲1一角成がよかった。下手は8八の角がいなくなると、俄然玉が広くなる。上手はやはり△5六桂と追撃するしかないが、今度は▲6九玉と早逃げするのが好手で、やはり上手負けだ。私は呆れるしかなかった。
…と書いていると、感想戦はスムーズに行われたようだが、実際はお互いの息が噛み合わないところがあった。例えば終盤の入り口の△5七銀、△5九銀は、ともに▲同玉しかないのだが、Tod氏は▲同玉以外の応手を考えるのだ。この「一時停止」が私にはもどかしい。
また▲4四銀のところでも、彼は▲6三銀と打った、とキカナイのだ。ちょっと、こういうことが続くと、精神的に疲れる。
感想戦は30分くらいしただろうか。終わったらグッタリしたのは、こんな按配だったから。
時刻は11時にならんとしている。Tod氏が「もう一局やる?」と言うが、そんなわけだから丁重にお断りした。
ただTod氏、きょうはほとんど勝勢だったし、もう私との二枚落ちは卒業でいいと思う。

会計となるが、Hon氏がおカネを多めに置いて行ってくれたので、余り分はふたりで分けた。Hon氏、次はホントに、100円単位で置いて行ってくれ。
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3人のジョナ研(前編)

2014-08-25 00:06:08 | ジョナ研
ジョナサン王子店に着いた。きょうの参加者は私たちとTod氏の予定である。ジョナ研が王子に移ってから参加者が少なく、多くても4人だ(5人だったか?)。王子はみなと相性が悪いのかもしれない。
Hon氏は最近参加率がよいが、ヒマということではなくて、しっかり仕事を終えてから来ている。利発的な息子さんがおり、奥方は美しくも恐ろしく、まさに理想的な家庭だ。
Hon氏はいつものパン料理、私は長考の末、肉料理を頼んだ。
改めて雑談だが、2人きりだと話題も限られる。Hon氏は来期の社団戦の構想などを熱っぽく語るが、私はもう参加の意思はないので、適当に相槌を打つのみ。ヨソの世界の話のようだった。
続いて私の家の問題もしゃべる。東京に住んでいると、好むと好まざるとにかかわらず、なかなか難しい問題があるのだ。
それにしてもTod氏が来ない。Tod氏の口約束はアテにならぬので、ドタキャンでも不思議はない。最近のTod氏はそういう不義理はなくなっているが、いったん貼られたレッテルは、簡単に剥がせない。
と、9時近くになって、ようやくTod氏が来た。手には「吉野家×LPSA」のうちわ(懐かしい)のみ。きょうはクルマで来たらしいが、ふつうはうちわもクルマに置いてきそうなものだ。
かくして40過ぎの男が3人、ファミレスに集まる。改めてこれは、いったい何の会なのだと思う。
あまり景気のいい話も出ないので、将棋を指すことになった。Hon氏とTod氏が対局すればいいのだが、私とTod氏が指すことになった。
手合いは二枚落ち。最近のTod氏は好調で、17日の大野教室では、Hon氏に二枚落ちで快勝したという。今回私に勝てば、二枚落ち卒業というわけだ。
対局開始。△6二銀▲7六歩△5四歩にTod氏は、
「大沢さん△5五歩止めをやってくるからなあ」
と▲5六歩。以下△5三銀▲4六歩に△4四歩。ここでTod氏は誤算に気付いたが、これはこれで難しいところもある。
中盤、▲5六銀、7五銀、8八角がいる局面で、Tod氏が▲5五歩と合わせる。しかしこれはハッキリ疑問で、△5五同歩に▲同角は△7四歩▲6六銀△5四歩と角を殺して上手必勝。よって本譜は▲5五同銀だが、今度は△5四歩▲6六銀右△7四歩で、やはり上手の銀得が確定した。
しかしその先、私が桂を跳ねて5筋を攻めたのが強引だった。
上手△6五桂、下手▲4八飛、6八玉の局面で、▲5八歩△5六歩▲4七金△5七銀(打)▲同歩△5九銀(打)▲同玉△5七歩成の結果は、一見上手がうまくやったようだが、実際は銀損の攻めなのでギリギリだ。事実本譜は▲同金△同桂成に▲1八飛が冷静で、これで上手が悪くなった。
もっとも観戦のHon氏は、上手有望と見ていたようである。
10時を過ぎたのでHon氏が帰り、ここからは2人きりとなる。テーブルにはHon氏が置いて行った千円札が3枚。相変わらず多めの支払いだ。
では終盤の局面を記そう。

ここは▲5五桂で負けだと思っていた。
(つづく)
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またも2人の東十条囲碁将棋サロン

2014-08-24 15:45:47 | 東十条囲碁将棋サロン
22 日(金)は久しぶりに、ジョナ研(王子)があった。とその前に、東十条囲碁将棋サロンで時間つぶしの将棋である。
自宅最寄り駅の駅そばでかけそばをすすり、サロンに入る前にドリンクを調達し、午後6時になるまで時間をつぶして、入店した。これで夜間料金適用となり、600円に割引になるのだ。
サロンにはHon氏がいた。他に将棋客はおらず、仕方ないから二人で将棋である。いつも思うのだが、これに何の意味があるのだろう。そろそろ、ちょっと早めに王子ジョナサンに入ることを考えてもいいのではないか。
私の先手で、▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀。Hon氏お得意の三間飛車と思いきや、数手後に△6二銀とされた。これは相矢倉かと思いきや、今後は△4三銀。
しまった…。これはHon氏裏芸の雁木だ。
相手の得意は指させない、が私のポリシーなのだが、簡単にそれを許してしまい、クサッタ。
もっとも、それでこちらが悪くなったわけではない。以下激戦が続き、終盤戦になった。

以下の指し手。△4六桂▲4七玉△4五歩▲4三銀△同銀▲同歩成△同玉▲2三飛成△3三銀▲4四歩△5三玉▲6五桂△6三玉▲7五馬△3八銀▲3七玉△2七金▲同竜△同銀成▲同玉△7五金▲7三金△5二玉▲4三銀
まで、一公の勝ち。

Hon氏に巧妙に攻められ、先手芳しくない。私は▲5六金と歩を払ったが、ここでいい手を指されたら負けだ。
Hon氏は△4六桂。この桂馬は打ちたくなるが、▲4七玉と上がられると後手も忙しい。
私は間隙をぬって、▲4三銀から反撃。▲2三飛成~▲4四歩は好調の攻めのようだが、全然自信はなかった。
しかし、▲6五桂がいい味で、▲7五馬と詰めろで香を取れては、一遍にこちらが勝ちになった。
感想戦。私はあまり好きではないが、こっちが勝っているから、もちろん付き合う。いろいろやっているうち7時になり、Hon氏が煙草を喫うため中座した。
私が棋書を読んでいると、席主が来て、
「広島は大変ですねえ」
と言った。席主が世間話をしに来るのは珍しい。
Hon氏がいつの間にか戻っていた。2局目を指すのかと思いきや、さっきの感想戦の続きとなった。
これはこれでやっぱり、Hon氏はホントに将棋が好きだ。
それはともかく、感想戦もやってみるものである。中盤戦をさんざん突っついた結果、△4六桂では△4二歩と受けて後手有望、という結論になった。
きょうも他の将棋客はゼロ。7時40分になり、これでサロンは退席となる。私たちは王子ジョナサンに向かった。
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私の地元のお祭りの盆踊りで踊ってほしい女流棋士トップ10

2014-08-23 23:03:50 | ランキング
きょうは地元のお祭りである。駅前のフリースペースにはやぐらが組まれ、盆踊りが行われている。私は踊らないが、浴衣姿のご婦人を眺めていると、それだけで癒される。
当ブログでは2011年8月29日に「祭りハッピの似合う女流棋士トップ10」、2012年8月28日に、「浴衣姿での盆踊りが似合う女流棋士トップ10」を発表した。参考までに再掲すれば、以下のごとくである。

<祭りハッピの似合う女流棋士>
第1位 本田小百合女流二段(女流棋士会)
第2位 山田久美女流三段(女流棋士会)
第3位 久津知子女流初段(女流棋士会)
第4位 北尾まどか女流初段(女流棋士会)
第5位 上田初美女王(女流棋士会)
第6位 中村桃子女流1級(女流棋士会)
第7位 熊倉紫野女流初段(女流棋士会)
第8位 中村真梨花女流二段(女流棋士会)
第9位 鈴木環那女流初段(女流棋士会)
第10位 島井咲緒里女流初段(LPSA)

<浴衣姿での盆踊りが似合う女流棋士>
第1位 岩根忍女流二段(女流棋士会)
第2位 室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第3位 島井咲緒里女流二段(LPSA)
第4位 鈴木環那女流二段(女流棋士会)
第5位 安食総子女流初段(女流棋士会)
第6位 山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第7位 中倉彰子女流初段(LPSA)
第8位 高橋和女流三段(女流棋士会)
第9位 関根紀代子女流六段(女流棋士会)
第10位 宇治正子女流三段(女流棋士会)

というわけできょうは、「私の地元のお祭りの盆踊りで踊ってほしい女流棋士トップ10」を発表する。2年前のそれと似ているが、若干意味合いが違う。さて、結果は。

第1位 中村桃子女流初段(女流棋士会)
第2位 飯野愛女流1級(女流棋士会)
第3位 藤田綾女流初段(女流棋士会)
第4位 室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第5位 和田あき女流2級(女流棋士会)
第6位 香川愛生女流王将(女流棋士会)
第7位 山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第8位 山根ことみ女流1級(女流棋士会)
第9位 渡部愛女流初段(LPSA)
第10位 鈴木環那女流二段(女流棋士会)

1位の桃子女流初段は、ダントツ。盆踊りで桃子女流初段が踊っていたら、彼女がこちら側に回って来るのが楽しみでしょうがない、となるだろう。
2位の飯野女流1級と3位の藤田女流初段は、単に私が、浴衣姿を見たいのだ。
4位の室谷女流初段は、髪をアップにして、どうかひとつお願いします。
5位の和田女流2級は、ハニカミながら踊る姿がかわいらしい。
6位の香川女流王将は、意外にうまく踊ってくれそうな気がする。
7位の山口女流初段は、浴衣より洋服が似合うと思う。それでも余裕のトップ10入りではあるが。
8位の山根女流1級は、花も恥じらう女子高生。お祭りのときは浴衣姿でそぞろ歩いていそうである。
9位の渡部女流初段は、浴衣を着るにはちょっとやせすぎ。もっとガンガン食べないと、タイトルは獲れません。
10位の鈴木女流二段は、ソツなく踊ってくれそうだ。

ではまた、どこかのトップ10でお会いしましょう。
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久しぶりにわらび将棋教室に行く(後編)

2014-08-22 00:47:19 | 蕨将棋教室

以下の指し手。△5五銀▲6九歩△5七角▲6八銀打△同と▲同金△6六角成▲7八金打△6二金▲9一竜△5三金▲3四桂△6二飛▲4二香△6七歩▲同金直△8八銀▲同金△6七馬▲4一香成
△同銀▲4二金△同飛▲同桂成△同玉▲6二飛△5二金打▲6七飛成△6三香▲5八竜△8八歩成▲同玉△9五桂▲7八銀△5六金▲7三角△6七金打▲9五角成△7八金▲同竜
△6七金▲3四桂△3三玉▲3八竜
まで、S君の勝ち。

私は単に△5五銀と角を取った。△6九金から竜を取るのは、自分のと金も消えるので、面白くないと思った。金2枚と飛車の交換、という感覚だったのである。
しかし後の苦労を思えば、ここで敵竜を仕留めておくのだった。実は△5五銀の後、S君の指し手は▲8七金の一手と思い込み、そこで△3四角と詰めろ竜取りに打って後手必勝と読んでいたのだ。
ところがS君の▲6九歩が粘り強い手で、面倒なことになったと思った。将棋も人生も、独善の読みはよくない。
私は銀を取って△6六角成だが、いかにも無理っぽい。S君に冷静に▲7八金打とされ、ここで非勢を自覚した。
Ok氏が来た。Ok氏と会うのも久しぶりである。きょうはジュニアが教室にいるため、その付き添いで来たらしい。
こちらは数手進んで△6七金打。S君は▲5六竜と指しかけて(指して)、▲9五角成と桂を外した。S君は駒の手離れが悪いときが時々あるが、これは早急に改めたほうがいい。
ともあれこれで私は、万事休した。最後は冷静に▲3八竜と逃げられ、投了。
この将棋を負けるとは…と私は面白くないが、S君は黙って局面を戻す。この将棋の感想戦をやるのかい?
いつも思うのだが、感想戦は勉強になるのだろうか。プロの対局なら、観戦記者に変化手順を知らせるという業務的部分もあるが、アマ同士の感想戦が、勉強になるとは思えない。
アマにとって感想戦とは、敗者がボヤいて、いくばくかのストレス解消に充てる時間ではあるまいか。
というわけで、そこからは私のボヤキの時間となった。
「あーコレ、やっぱりふつうに△6九金と打っとくんだったよー!!」
対してS君は冷静に駒を動かす。これではどっちが年長だか分からない。

時刻は午後8時にならんとしているが、ここから植山悦行七段との指導対局が始まる。
対局者は私のほかに、Fuj氏、S君。私は角を落としてもらったが、2人は平手だ。
こちらの将棋は相居飛車。△6五歩と位を取らせたが、私は▲5五歩から動く。植山七段は△5四金と上がるが、私は▲8八角から▲5六銀と立ち、まずまず。
すぐにも▲5八飛と回りたいが、私は▲9六歩と懐を拡げて余裕を見せる。前局で端歩を突かなかったため苦労をしたので、改善策だ。
しかし△8六歩~△8四飛に、この飛車を咎めようと▲5五歩と打ったのがつまらない構想だった。以下△6四金▲6六歩△同歩▲6五歩△7四金▲6六角△8二飛と、飛車を引かせて当初の目的は達成?したが、続けて▲7五歩△8四金▲6七銀上に△9五歩と端を攻められ、下手が面白くない形勢になってしまった。
植山七段は知られざる端攻めの名手なので警戒はしていたのだが、途中から逃れられない局面になっていた。▲5五歩では予定通り、▲5八飛と回るのだった。
局面は進み、私は苦労して6三にと金を作ったが、とても形勢が好転した感じではない。最後は頼みの▲5四歩を取られ、ここで投了。まったく、つまらない将棋にしてしまった。
ちなみに、Fuj氏は四間飛車で植山七段に快勝。S君は相矢倉で挑んだが、攻めを余されてしまった。まあ、そういうことになるだろう。
時刻は9時をとうに過ぎており、これでお開き、というか食事会である。なおW氏は知人に会うため、一足先に教室を出ていた。
Ok氏は奥さんが迎えに見えて、ご家族で帰宅。将棋を軸にして、幸せを絵に描いたような光景だ。そして、私には縁のない絵である。
私たちは「くるる」から徒歩10分の、ファミリーレストランに向かった。
ここで段階的に、W氏、知人らと合流する。知人の女性は私も面識があるが、しばらく会わないうちにずいぶん顔が変わったなあ、と呆けていたら、彼女の妹と間違えていたことに気付いた。
私がヒトの顔と名前を覚えないのは、もはや特技といってもよい。これは早急に矯正しないといけない。
食後も楽しい歓談は続くが、終電の時間が近づいており、散会となる。きょう19日は火曜日なのであすも仕事があり、それが私を憂鬱にさせた。
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