一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

大山の名局・9

2020-07-26 00:08:00 | 名局
日付変わって今日7月26日は、大山康晴十五世名人の命日である。恒例の「大山の名局」は、1984年5月に行われた、第44期棋聖戦本戦トーナメント2回戦、森安秀光八段(当時)との一戦を取り上げる。
森安八段は関西振り飛車党の雄で、昭和50年代後半に大活躍した。その棋風は関西特有の粘り強さで、大山十五世名人に似ているといわれた。ただ、大山十五世名人がゴチャゴチャと局面を紛糾させるのに対し、森安八段はそれをさらにグチュグチュにした感じだった。
そんな2人が対局すればどちらかが飛車を振るが、先手番を引いたほうが居飛車を持つことが多かったようである。
森安八段は第42期棋聖戦で中原誠棋聖から棋聖位を奪取したが、翌第43期に米長邦雄棋王・王将に取られ、この第44期棋聖戦は雪辱に燃えていた。
いっぽう大山十五世名人はこの年61歳。3月にはNHK杯トーナメント戦で優勝し、相変わらずの存在感を見せていたが、この対局の2日前、出張先の大阪のホテルで下血を見た。翌日病院へ行ったが、どうもはっきりしない。そこで精密検査を6日後に行うことになった。本局は、そんな不安の中での対局だった。

1984年5月17日
第44期棋聖戦本戦トーナメント2回戦
持ち時間:4時間

▲十五世名人 大山康晴
△八段 森安秀光

初手からも指し手。▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲5六歩△5四歩▲5八金右△5二飛▲6八玉△6二玉▲7八玉△7二玉▲9六歩△9四歩▲6八銀△8二玉▲5七銀右△7二銀▲7七銀△5三銀▲2五歩△3三角▲3六歩△4五歩(第1図)

先手番になった大山十五世名人は3手目に▲2六歩として居飛車明示。森安八段は中飛車に振った。大山十五世名人は振り飛車の名手だが、若手時代は居飛車一辺倒で「大山やぐら」といわれた。相手が振り飛車ならよろこんで居飛車を指し、振り飛車退治も得意にしていた。
大山十五世名人はオーソドックスな舟囲い。そこから▲5七銀右~▲7七銀と発展し、早くも大山流だ。

第1図以下の指し手。▲4六歩△4二飛▲4八飛△4六歩▲同銀△5二金左▲4五歩△4一飛▲3五歩△4四歩▲3四歩△1五角▲4七飛△4五歩▲同銀△3八歩(第2図)

△4五歩に▲4六歩と、早速反発する。森安八段は△4二飛から△4一飛と穏やかに受けるが、大山十五世名人は▲3五歩とどんどん行く。このあたり、いつもの大山十五世名人とは思えない。「この対局が最後になるかもしれない」の思いがあったのだろうか。
ごちゃごちゃやったあと、森安八段の△3八歩が小粋な手。

第2図以下の指し手。▲6八銀△3九歩成▲1一角成△2九と▲4四香△同銀▲同銀△1九と▲4三歩△8四香▲7七銀△8五香打▲8八銀打△8七香成▲同銀△4六歩▲同飛△3七角成▲1六飛△8七香成▲同玉△2七銀(第3図)

△3八歩は振り飛車常用の揺さぶりで、大山十五世名人の実戦にもよく出てくる。
これに▲6八銀と角道を通したのが大山十五世名人の解答だ。△3九歩成から攻め合いになるが、大山十五世名人は香を取っての▲4四香が厳しい、との読みだ。
森安八段は銀を損したが、入手した香を8筋に突き立て、反撃する。さらに端角を成って飛車を僻地にやり、△2七銀で飛車を殺した。が……。

第3図以下の指し手。▲3九香△2八馬▲1五飛△3九馬▲2四歩△1四歩▲4五飛△1七馬▲2三歩成△3六銀不成▲4九飛△3一飛(第4図)

第3図では▲3三歩成△1六銀不成▲同歩の順もあったが、大山十五世名人は▲3九香の犠打で飛車を生還させる順を選んだ。以下ぐるっと飛車を転回し、抑え込みが成功した大山十五世名人が有利に見えた。
しかし森安八段も△3六銀不成と活用し、△3一飛と回る。悪いながらも最善の粘りだ。

第4図以下の指し手。▲7八金△4六歩▲同飛△2七馬▲3九香△6五桂▲6六銀△2九と▲3六飛△同馬▲同香△3九飛▲7九銀△3六飛成▲3三歩成△同桂▲2二馬△4五桂▲3一馬△同竜▲3二歩△2一竜▲2二歩△4一竜▲6五銀△4三金▲3一歩成△5二竜▲4三銀成△同竜(第5図)

第4図では▲2二馬とかしてどんどん攻めたくなるのが人情だろう。そこをぐっとこらえて▲7八金が味わい深い。よく分からないが妙味を感じる。
△2七馬に2度目の▲3九香。これが間接的に△3一飛の進出を防いでいる。
大山十五世名人もじわじわ攻めるが、森安八段は間隙を縫って△4五桂まで跳躍した。この桂が捌ければ元気が出るところである。
さらに△4三金から竜を世に出し、まだ駒損ながら再び香を2本持ち、十分勝負の形である。

第5図以下の指し手。▲8六歩△8四香▲7五歩△6九銀▲6八金打△5八銀成▲同金△3九角▲7六銀△5七桂成▲同金△同角成▲6六桂△6四金(第6図)

第5図の▲8六歩がまた唸る手。寒い玉頭をいまのうちにケアしたのだ。
森安八段はそれでも香を打ち、△5七桂成▲同金△同角成。あの桂が金と交換になり、また差が詰まった。▲6六桂には手厚く△6四金と打ち、もう訳が分からない。

第6図以下の指し手。▲6八銀打△5六馬▲7七銀△4五竜▲5三角△5二金打▲2六角成△7四歩▲8八玉△7五歩▲8七銀△2五歩▲5九馬△4七歩▲4九歩(第7図)

大山十五世名人も▲6八銀打と1枚入れる。△5六馬に▲7七銀とし、金銀の鉄柱ができてしまった。中原十六世名人の将棋もそうだったが、強者は戦いの最中に舟囲いを補強するのが実にうまい。
▲5三角△5二金打に、私なら功を焦って▲6四角成だが、大山十五世名人は2六に成り返って悠然としたものだ(たぶん)。勝ち急いではいけない、と教えてくれる。
とはいえもう駒の損得もなくなっており、ここまで来たら振り飛車持ち人も多くなったのではないか。

第7図以下の指し手。△3九と▲3三と△4九と▲3七馬△3六歩▲2八馬△5九と▲9八玉△4八歩成▲4一飛△同竜▲同と△6九と▲8八銀上△5八飛▲4二と上△6五馬(第8図)

△3九とが驚異の活用である。将棋はすべての駒を働かせるべし、という教えである。
大山十五世名人は馬を逃げながらも2八に据え、間接的に敵玉を睨む。そして大山十五世名人もと金を活用するが、森安八段の△5八飛~△6五馬も厳しく、一見固い大山陣も、かなり危ないことになってきた。

第8図以下の指し手。▲5七桂△同飛成▲5二と△5八竜▲7四桂△7三玉▲6六金△7四馬▲6一と△同銀▲5一飛△7二銀▲7一飛成△8六香▲同銀右△8四香▲8二金△5五金▲7二竜(投了図)
まで、171手で大山十五世名人の勝ち。

第8図は△7八飛成の狙いがあり、その防ぎ方が難しい。大山十五世名人はまず▲5七桂△同飛成と飛車筋を逸らし、一手稼いで▲5二と。再び△5八竜と突っ込んだ手には、今度は▲7四桂と王手に跳ね、空いた地点に▲6六金と据えた。今度△7八竜なら、▲6五金と根元の馬を取る狙いだ。
よって森安八段は△7四馬と桂を外したが、大山十五世名人は▲6一とと2枚目の金を取り、▲5一飛。これで勝負あった。以下▲7二竜まで、森安八段が投了した。

大山十五世名人は熱闘を制し準決勝に進出したが、体調の不安は当たってしまい、後日「下行結腸ガン」の診断が下された。当然入院・手術の運びとなったが、最重要の順位戦は対戦表が発表される前だったので、ギリギリ休場に間に合った。
棋聖戦の谷川浩司名人戦は不戦敗となったが、その谷川名人は挑戦者になり、「米長三冠王と谷川名人はどちらが実力日本一か」で話題になったものだ。結果は米長棋聖が3連勝で防衛した。
大山十五世名人の手術は無事成功した。そのまま翌年の3月まで休場すると思われたが、なんと10月19日に対局復帰。腹心の前田祐司七段に勝ち、復調をアピールした。
森安八段は1988年に九段昇段。その後も中堅棋士として存在感を見せていたが、1993年11月22日、不慮の事故により亡くなった。
1992年の大山十五世名人の逝去も合わせ、振り飛車の勢力図が大きく衰退してしまったのである。

(7月26日、Unknown氏から、棋譜使用注意のコメントをいただきました。それに伴い同日、本文のアップを保留し、日本将棋連盟に棋譜使用の申請をしました。しかし8月26日現在返信がなく、本文の再掲載に踏み切りました)
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当ブログの7月9日から23日までの訪問者数

2020-07-25 00:21:38 | プライベート
当ブログの7月9日から23日までの、訪問者(UUユニークユーザー)とページビュー数(PV)を記しておこう。

7月9日(木)「タイトル戦の1回目と2回目の戦績」
1169UU、2760PV
2938238ブログ中345位

7月10日(金)「また盗まれる」
1134UU、2385PV
2938407ブログ中466位

7月11日(土)「第10期女流王座戦二次予選の勝敗予想の答え合わせ」
1063UU、2427PV
2938640ブログ中577位

7月12日(日)「第91期棋聖戦第3局」
1115UU、2590PV
2938794ブログ中551位

7月13日(月)「6月21日の4時から男(1)」
1061UU、2535PV
2939021ブログ中624位

7月14日(火)「6月21日の4時から男(2)」
1005UU、2140PV
2939271ブログ中578位

7月15日(水)「6月21日の4時から男(3)」
1150UU、2390PV
2939531ブログ中361位

7月16日(木)「6月21日の4時から男(4)」
1500UU、3103PV
2939732ブログ中211位

7月17日(金)「第61期王位戦第2局」
1782UU、3269PV
2940055ブログ中161位

7月18日(土)「藤井新棋聖誕生」
1509UU、3083PV
2940303ブログ中、228位

7月19日(日)「藤井棋聖は、四千頭身の都築拓紀に似ている」
1922UU、4019PV
2940466ブログ中165位

7月20日(月)「川上七段の順位戦復帰の目を考えるSeason2(2)」
1377UU、2727PV
2940727ブログ中286位

7月21日(火)「「史上初」だらけ」
1255UU、2251PV
2940930ブログ中342位

7月22日(水)「「第9回 勝手にマッカラン勝負」途中経過3」
1130UU、2157PV
2941130ブログ中379位

7月23日(木)「最近見た夢(2020-07-01、07、08、19)
974UU、1854PV
2941302ブログ中532位

藤井フィーバーの余波か、当ブログも訪問者数が微増した。16日は藤井新棋聖誕生の日で1500UU、翌17日は1782UUだった。
ビックリしたのは19日で、1922UUもあった。午前に川上猛七段のNHK杯があり、午後は叡王戦第3局が持将棋になり盛り上がったからだろう。
この15日間で、1000UU越えが14回。15回の平均は1276.4UUだった。
ありがたいことだが大した記事は書いてないので、期待して読まれた方には申し訳ない。



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第32回将棋ペンクラブ大賞、決まる

2020-07-24 02:07:33 | 将棋ペンクラブ
第32回将棋ペンクラブ大賞の最終選考会が18日に行われ、各賞が決定した。

【観戦記部門】
大賞:
諏訪景子「第77期名人戦七番勝負第3局・佐藤天彦VS豊島将之」(朝日新聞・2019年5月24日~6月6日掲載)

優秀賞:
椎名龍一「第77期名人戦七番勝負第3局・佐藤天彦VS豊島将之」(毎日新聞・2019年5月24日~6月7日掲載)

【文芸部門】
大賞:
北野新太「木村の二十一秒 不撓の河を渉れ」(将棋世界・2019年12月号掲載)

優秀賞:
新井政彦「時空棋士」(マイナビ出版・2020年1月発行)

【技術部門】
大賞:
若島正「盤上のフロンティア」(河出書房新社・2019年6月発行)

優秀賞:
佐藤慎一「1手ずつ解説! 将棋の筋が良くなる棋譜並べ上達法」(マイナビ出版・2020年2月発行)

最終選考委員
木村晋介(弁護士・作家)、西上心太(文芸評論家)、所司和晴(棋士七段)


今年の観戦記大賞は、奇しくも同じ将棋になった。佐藤天彦名人VS豊島将之二冠の第77期名人戦第3局である。
朝日新聞の諏訪さんは確かな筆力の持ち主で、毎回水準以上の観戦記を発表している。2年前も最終候補に残ったが、長蛇を逸した。その時は、選考委員に保守的な面があるのでは、と訝ったが、今回は堂々の大賞受賞となった。なお女性の大賞受賞は、現行の規定になってからは、第25回の湯川恵子さん以来、2人目である。

毎日新聞の椎名氏はあらためて述べるまでもないベテラン観戦記者である。「週刊将棋」の編集者時代は遊駒スカ太郎名で執筆したのでギャグ観戦記者と捉えられがちだが、その実はマジメな観戦記者である。本作は、ポーカーと絡めた描写が秀逸だった。
両作品とも、甲乙つけがたい出色の出来だった。「名人戦の競作」を、「将棋ペン倶楽部」で再び楽しみたい。

文芸部門は北野氏が大賞初受賞。昨年は同優秀賞だったので、ようやく大願成就となった。また第26回では、観戦記「大賞」を受賞している。
北野氏はスポーツ報知の記者で、「透明の棋士」「等身の棋士」を2015年と2017年に上梓している。棋士を見る目が温かく、読んでほっこりする。
今回の題名は、木村一基王位がタイトルを獲得したのだが、その合同取材の時に木村王位が感極まり、21秒間沈黙したところからきている。「――棋士」シリーズの木村一基版といえよう。
ちなみに私は棋士を見る目が冷たいので、もし同じ場にいたら「木村王位が20秒以上も黙っているので、さすがにイライラした」とか書いてすべてをぶち壊す。

優秀賞の荒井政彦氏はベテラン作家。本書はタイムスリップものだが、奨励会三段の主人公が現実を受け入れ、天野宗歩と対局したい、と壮大な夢を見るところがキモである。
タイムスリップものは結末をどう着地させるかで読後感が変わってくるが、本書は希望の持てる終わり方で、さわやかな印象を残した。

技術部門の若島氏は2001年に「盤上のファンタジア」を上梓し、今回はその続編にあたる。
若島氏の詰将棋は一言でいえば華麗。現在「将棋世界」に懸賞詰将棋を出題しているが、あの少ない駒数からどうしてあんな複雑な変化が出現するのかと、毎回感心している。「天才」とは若島氏のことをいう。将棋界に例えれば、不沈艦のタイトルホルダーというところだ。
本書は自選傑作集だから、面白いのは当然。詰キストなら、バイブルとして書棚に奉納しておきたい。

佐藤五段の著作は、実戦の一手一手を詳細に解説するものらしい。今から35年以上前、一流棋士による「一手精読・名局シリーズ」(筑摩書房)が発刊されたが、コンセプトはそれに近いと思う。
最近のプロ棋戦は持ち時間が短くなり、将棋が軽く扱われている気がするのだが、棋士の読みは膨大であり、盤上に現れた指し手はそのごく一部にすぎない。その表面に現れない変化を解説することは大いに意味がある。

以上、受賞の皆様、おめでとうございます。
なお、毎年9月に行われている将棋ペンクラブ大賞贈呈式は、今年は新型コロナウイルスの関係で、開催されないことが決定している。諏訪さん、若島氏あたりは生で拝見したかったのだが、残念である。
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最近見た夢(2020-07-01、07、08、19)

2020-07-23 00:06:40 | 
最近見た夢を記しておく。
まず1日に見た夢。
私は野球をやっていた。だがコロナウイルスの関係でルールが妙なことになっていた。何か、ボールを投げても相手はグローブを使わず、全身で受け止める感じだった。
場面変わって、ある女性のグループがおり、その中に、私が20代半ばのころ、大阪でよく会っていた真知子さんがいた。
真知子さんは青のドレスで、胸がずいぶん大きくなっていた。私は自分の髪の毛がだいぶ寂しいことになっていたが、声を掛けてみる。彼女は私を認識したが、それほど懐かしがっているようには見えなかった。
それから2人でどこかへ行った気がする。
また場面変わって、夜、拙宅の庭で、夕食会があった。私が飲食を提供したわけではないが、テーブルにはソフトドリンクやインスタントラーメンの類があった。
参加者は一堂に会すのではなく、食べたい人が個別に来て食べる、という塩梅である。ケンドー・コバヤシらがいた。
私は袋麺のインスタントラーメンを作ったが、食べる段になって、それを欲しそうな人がいたので、やった。
気が付くと、私が食べる分がなくなっていた。ソフトドリンクもほとんどなくなっていて、傍らにはコカ・コーラの2リットルペットボトルの空があった。
しょうがないので、私は近くの吉野家へ行くことにした。
……というところで、目覚まし時計に起こされた。
懐かしい真知子さんが出てきた理由は、昨晩寝る前に、私が20代のころに会った夏子さんのことを考えていたからだろう。過去を振り返ると気が滅入ってよくない。

続いて7日に見た夢。
まずこの日は、深夜の3時半過ぎまで眠れなかった背景がある。こういうときは、とくにおかしな夢を見やすい。
私はどこかを旅行していた。たぶん関西圏だったと思う。
主要駅に着いたあと、宿泊地であるユースホステルの最寄り駅だったのか、再び電車に乗ったようだ。
その駅前では何かのイベントをやっていた。私は4つ先の駅に来たようだ。主要駅に戻ろうと思ったが、主要駅には、どの路線に乗っていいのか分からなかった。
駅構内では結婚式でもあったのか、正装の家族が記念写真を撮っていた。私も1枚だけ写真を撮らせてもらった。
その家族は、汚い軽トラックに乗って帰るところだった。それは路線バス扱いの気もしたが、すでに荷台は定員オーバーになってしまったので、私は乗れなかった。
場面変わって、私はボウリング場にいた。4対4の団体戦を行うことになった。抽選でのチーム分けで、私は飯野愛女流初段と同じチームになった。飯野女流初段は既婚者だが、それはそれでうれしかった。
だがもう一度チームを編成することになり、今度は飯野女流初段と同じチームになったかは分からなかった。私は、恐らく飯野女流初段とは別のチームになったんだろうな、と観念した。
チーム戦では、俳優の手塚とおると一騎打ちした。
この間私は現実の世界でうとうとしながら、枕の位置を直したりしていた。
やがて目覚まし時計のベルで起こされた。

続いて8日に見た夢。
今回は、前日に職安でプリントアウトしてきた、アルバイト先の仕事が夢に出てきた。
半分覚醒している感じで、憂鬱だった。

続いて19日に見た夢。
この日の夢はみどころ満載だったのだが、内容はほとんど忘れてしまった。
ウルトラマンと怪獣が山の中で戦っていた。ウルトラマンは山の中では戦いきれず、一度山の外へ飛んだ。そのまま引き返して、山の中へさかさまに突っ込んだ。
山の隙間の傍らにあった石の玉がゴロッと動き、下に転がっていった。
場面変わって、誰かが駅前に行った。監視台のようなところにバルタン星人がいて、男はバルタン星人にお辞儀していた。
というところで、尿意で目が覚めた。

このあたりで1回アップしてしまおう。
最近は面白い夢を見ても、ストーリーが思い出せずに書き留められないことが多い。
夢は生ものだとつくづく思う。
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「第9回 勝手にマッカラン勝負」途中経過3

2020-07-22 00:34:50 | マッカラン勝負
「第9回 勝手にマッカラン勝負」の途中経過である。第28期倉敷藤花戦は16日までに、LPSA3女流棋士が3回戦を終えた。
では、勝敗を確認してみよう。

【1回戦】
○渡部愛女流三段VS●山根ことみ女流二段
●船戸陽子女流二段VS○室田伊緒女流二段
○上川香織女流二段VS●田中沙紀女流3級
○中倉宏美女流二段VS●矢内理絵子女流五段
●島井咲緒里女流二段VS○竹部さゆり女流四段
●礒谷真帆女流初段VS○香川愛生女流三段
○堀彩乃女流1級VS頼本奈菜女流初段

【2回戦】
○渡部愛女流三段VS●加藤結李愛女流初段
○上川香織女流二段VS●高浜愛子女流2級
○中倉宏美女流二段VS●伊藤沙恵女流三段
●堀彩乃女流1級VS○甲斐智美女流五段

【3回戦】
○渡部愛女流三段VS●加藤圭女流初段
●上川香織女流二段VS○北村桂香女流初段
●中倉宏美女流二段VS○小高佐季子女流1級

3回戦には渡部女流三段、上川女流二段、宏美女流二段が臨んだが、渡部女流三段だけ勝ち抜けした。宏美女流二段は2回戦で、前期挑戦者の伊藤女流三段を破る殊勲の星を挙げたが、ここで力尽きた。上川女流二段も残念だった。
3回戦は3勝も覚悟していただけに、1勝でホッとした、というのが本音である。これで一口サポーターは8口24,000円となり、マッカラン勝負での最多勝となった。
唯一勝ち残りの渡部女流三段は、4回戦で石本さくら女流初段と対戦する。あと3勝で挑戦で、ここまできたら行っちゃってもらいたい。
コメント (4)
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