「将棋ペン倶楽部 通信62号」が発行された。全52頁。
巻頭記事は「第35回将棋ペンクラブ大賞贈呈式レポート」で、不肖私が書いている。当ブログでは10月9日~11日に、同記事「B面」を上げている。これは私的な要素が満載だったので、通信号ではそれを極力排除し、客観的エピソードを加えた。これで「A面」になった。
じゃあそのぶん面白くなっているかといえば、さにあらず。やはり文章は、多少遊びがあったほうが面白いのだ。本文、とくに瑕疵はないと思うが、真面目すぎて面白くない。
ちなみにこうしたレポートを書く際、私は登場人物を多くするようにしている。そのほうが賑やかさが出ると思うからだ。同じ考えの人がいたらうれしいのだが……。
同レポートでは、バトルロイヤル風間氏も4コママンガで参加している。受賞者5名がそれぞれ主役になっているものだ。バトル氏のマンガに載るとは光栄なこと。これもペンクラブ大賞受賞の特典といえようか。
今号の目玉は、詰将棋作家・若島正氏のインタビューである。「詰将棋作家」と一括りにするにはあまりにも多彩な才能の持ち主で、とくに詰将棋創作にかけては、大大大天才だと思う。
本文に「詰将棋は頭を使わないのですぐにできちゃう」の一文が出てくるが、凡才の私は唸るのみである。宇崎竜童は「天から音符が降りてくる」と言ったし、手塚治虫は「マンガのネタは売るほどある」と言った。若島氏も然りで、新題が泉のごとく、次から次へと湧いてくるのであろう。
若島氏の才能は、もっともっともっと評価されていい。
美馬和夫氏の「将棋狂の詩」は、湯川博士氏との飛車香落ち対局。美馬氏は湯川氏と対局をしたのは初めてらしい。ちょっと意外な気もするが、私は湯川氏が将棋を指しているのを見たことがないので、頷けるところもある。
両者の対局は熱戦になったのだが、結果は読んでのお楽しみである。
そのほか、新人氏の投稿も2編。会報は書き手が限られちゃってきているので、新たな書き手は歓迎である。
そうそう、原稿の送り先がどこに掲載されているのか分からず、毎回探すのに苦労していたのだが、今回通信号の末尾に、送り先の掲載頁が記してあった。このさりげない親切がうれしい。
今号も面白い一冊だった。
巻頭記事は「第35回将棋ペンクラブ大賞贈呈式レポート」で、不肖私が書いている。当ブログでは10月9日~11日に、同記事「B面」を上げている。これは私的な要素が満載だったので、通信号ではそれを極力排除し、客観的エピソードを加えた。これで「A面」になった。
じゃあそのぶん面白くなっているかといえば、さにあらず。やはり文章は、多少遊びがあったほうが面白いのだ。本文、とくに瑕疵はないと思うが、真面目すぎて面白くない。
ちなみにこうしたレポートを書く際、私は登場人物を多くするようにしている。そのほうが賑やかさが出ると思うからだ。同じ考えの人がいたらうれしいのだが……。
同レポートでは、バトルロイヤル風間氏も4コママンガで参加している。受賞者5名がそれぞれ主役になっているものだ。バトル氏のマンガに載るとは光栄なこと。これもペンクラブ大賞受賞の特典といえようか。
今号の目玉は、詰将棋作家・若島正氏のインタビューである。「詰将棋作家」と一括りにするにはあまりにも多彩な才能の持ち主で、とくに詰将棋創作にかけては、大大大天才だと思う。
本文に「詰将棋は頭を使わないのですぐにできちゃう」の一文が出てくるが、凡才の私は唸るのみである。宇崎竜童は「天から音符が降りてくる」と言ったし、手塚治虫は「マンガのネタは売るほどある」と言った。若島氏も然りで、新題が泉のごとく、次から次へと湧いてくるのであろう。
若島氏の才能は、もっともっともっと評価されていい。
美馬和夫氏の「将棋狂の詩」は、湯川博士氏との飛車香落ち対局。美馬氏は湯川氏と対局をしたのは初めてらしい。ちょっと意外な気もするが、私は湯川氏が将棋を指しているのを見たことがないので、頷けるところもある。
両者の対局は熱戦になったのだが、結果は読んでのお楽しみである。
そのほか、新人氏の投稿も2編。会報は書き手が限られちゃってきているので、新たな書き手は歓迎である。
そうそう、原稿の送り先がどこに掲載されているのか分からず、毎回探すのに苦労していたのだが、今回通信号の末尾に、送り先の掲載頁が記してあった。このさりげない親切がうれしい。
今号も面白い一冊だった。