かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

島根・神々の宿る里その22 荒神谷史跡公園

2010年05月26日 | Other Western Japan


帰りの飛行機の時間まで少し余裕があったので、古代出雲歴史博物館でもらったチラシに載っていた、荒神谷(こうじんたに)史跡公園に行ってみることにした。出雲空港からも近い。



手前は、2千年ハス池。千葉県で発見された古代のハスの種を育てたもので、毎夏多くのハスを咲かせるという。奥に見えるのが、荒神谷博物館。
現物は、ほとんど古代出雲歴史博物館にあるので、展示物は、正直たいしたことないが、やはり発掘時のドキュメント映像がすごい。

何にもなかった(荒神谷という地名すらなかった)この荒神谷で、1983年、広域農道建設時に、一辺の土器が見つかり、発掘を行ったところ、何と358本の銅剣がまとめて発掘されたのだ。さらに発掘を進めたところ、その隣で、今度は、銅鐸6個、銅矛16本が発掘された。地下レーダーが威力を発揮した。これらの発掘物は、一括国宝指定されている。

確か、昔、歴史で、銅剣文化圏(九州中心)と銅鐸文化圏(近畿中心)があったと習ったが、同じ場所から、大量に両方発掘されたのだから、常識を覆す発見であったことは間違いない。しかも多く見つかった銅鐸により、その使用法、なども解明されてきている。これも、銅鐸の用途はわからないと習ったものから大きく進歩している。



発掘場所は、埋め戻されているが、近くに発掘状況が再現されている。その時の興奮が、伝わってくる。
奥に見えるのが、銅剣、手前が、銅鐸と銅矛の発掘状況だ。



荒神谷で見つかった銅鐸の複製品をGET。色合いといい、重量感といい、すばらしい出来だ。
ということで、神々の宿る里旅行も無事終了。充実の三日間だった。

明日から、久し振りに、国外脱出。しばらくお休み。すまん。
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