出雲大社の敷地内に、宝物館があるが、正直、興味のある方はという感じだった。
逆に、出雲大社の大鳥居から、歩いて数分のところにある、古代出雲歴史博物館は、是非訪れることをお勧めしたい。中は、撮影禁止なので、詳しく説明できないが、出雲地方の歴史が、とてもわかりやすく展示されている。
特に、出雲大社の復元模型は、圧巻だ。
BATADENこと、一畑電車の百年ものがたりという企画展をやっていたが、こちらは、割愛。一畑電車は、RAILWAYSという今度封切りされる映画のモデルとなった電車で、当地では、百貨店やら、ホテルやら狭い地域で、幅広い事業を手掛けているようだ。この特別展は、RAILWAYSとのタイアップ企画のようだった。
この巨大柱は、当博物館の目玉。正面にどんと展示されている。2000から2001年にかけて発見された出雲大社の本殿の柱。鎌倉時代のものと言われ、直径1.35mの杉が3本組にしてある。この巨大柱9本で、本殿を支えたと考えられている。直径3mの柱9本で支えた本殿は、どんな大きさ、高さだったのだろう。展示物には、様々な復元案も展示されていて、興味は尽きない。
最大のものは、高さ48m、全長130mの異様なまでに巨大なものだ。
中の展示は、バラエティに富んでいるが、その中でも青銅器の展示には圧倒された。これだけの質と量の青銅器が、出雲で発掘されたのだ。これらの青銅器の発見により、弥生時代の歴史が塗り替えられたのだ。我々が、中学時代に習った古代史は、今全く違う姿になっている。
これは、二階からの眺め。修造中の大社本殿と、巨大な日の丸が見えた。しゃれたレストランも併設されていた。