
山の辺の道から、ちょっとそれて黒塚古墳によってみた。こちらも桜が満開で、黒塚古墳展示館の桜も見事だった。

この古墳からは、33面もの三角縁神獣鏡が見つかっている。その石室の様子が再現されている。卑弥呼が魏から賜ったとする鏡ではないかとの説もあるが???

ずらりと並べられた鏡は、圧巻だ。三角縁は、縁が山型に尖っていることから、名付けられたものだ。神獣は、もちろん背面のデザインだ。

全長132mの古墳は、小振りに見えるが、全体が見渡せる。方墳部分の高さは、あまり高くなく、オタマジャクシのように見える。
黒塚古墳や、公園になっていて、周囲を歩けるだけではなく、実際古墳の上に立つことができ、石館が発掘された場所の上には、石棺のサイズをかたどったモニュメントがある。円墳部分の頂上だ。

古墳群が続くが、これはその中でも最大規模の景行天皇陵。景行天皇は、日本武尊の父と伝えられる。崇神天皇の2代後の12代天皇となる。全長約300mだから、一周するのも一苦労。4世紀に、この古墳を造るために、とてつもない労力が費やされた。

宮内庁の表示は、いつも一緒。みだりに域内に立ち入ること、魚鳥等をとること、猪リ等を切ることが禁じられている。

歌碑を巡るツアーもあるようだ。みなさんで、歌を朗読していた。

花々も奇麗。同じ幹から、白とピンクの花を咲かせる桜を発見。