かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

キャンディ

2007年12月11日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


今週の朝日の”アジアの街角”は、スリランカのキャンディ。
アヌラーダプラ(一時期シーギリアに遷都)、ャ鴻塔iルワと都を遷し(今も続くタミール人との抗争が原因?)、スリランカ人による最後の都だ。その後、イギリスの植民地となり、都は、コロンボに移った。

こじんまりした街だが、インドから伝来し、遷都のたびに、遷された仏様の歯を納めた仏歯寺を中心とした、京都風の風情と、イギリスの影響によるコロニアル風の建物が同居した、美しい街。山や、湖もうまくマッチしている。
お祭りでもないのに、交通渋滞が激しいという印象を持ったが、この記事によると街の開発が大きく制限されており、利便性の追求は行われていないようだ。

スリランカを訪れた時は、マストの街だろう。
詳しくは、H/Pを。my homepage で、一番反応がある国だ。日本から行きにくいということと、やや治安が不安定なことが理由だと思う。
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北野大(まさる)さん

2007年12月10日 | Topics
北野大(まさる)さんの講演を聴く機会があった。言わずとしれたタケちゃんのお兄さんだ。大さんには、お兄さんとお姉さんがいて、4人兄弟だったそうだ。長男とタケちゃんとは、19歳も年が離れている。北野家といえば、お父さんの菊次郎さんと、お母さんのさきさんの教育方法が有名。この講演も、北野家の教えについての講演だった。

大さんは、M大卒業後、一旦製薬会社に就職したが、単なる大卒では歯が立たない感じ、大学に戻り、博士となり、『弟の七光り』?もあり、昨年、母校M大の教授にまでなった。ベースは、地道な努力家だ。そういえば、タケちゃんもM大だったが、中退と思っていたら、昨年特別卒業したそうだ。特別卒業は、普通不慮の事故等でお亡くなりになった人に適用されるようだが、タケちゃんの場合、それも特別だったようだ。

話はやたらうまい。タケちゃんネタのパクリも相当あるだろうが、下町育ちの人なつっこさから来る面もあるのだろう。TVで見たとおりで、本当にいい人。これもタケちゃんの影響からか、かなり早口。

羅列的になるが(北野家の教えという本に書かれていることらしい)、今の日本人がもう一度考えてみた方がいいことがたくさんあったので、挙げておきたい。

★まずは、食事。孫はやさしいよ(マメ、ゴマ、ワカメ、ヤサイ、サカナ、シイタケ、イモ、ヨーグルト)。
★念ずれば、花開く。信念を持ってぶつかれば、いつか夢がかなう。
★躾と教育が大事。腕に職をつけよう(理系=物造り重視)。
★自慢、高慢、馬鹿がつく(自慢する人、高慢な人にろくな人はいない)。実るほど、頭(こうべ)をたれる稲穂かな。
★一杯の酒で、城が傾く(お金には注意)。防衛省のM氏などいい例。
ちなみに、大きな都市では、西側に富裕層が住むケースが多いが、これは、オフィスに向かう時東(日の出の方向)に向かい、帰宅の時西に向かう方がいいことが理由(北野理論)。北野さんは、まだ?足立区に住んでいるらしい。
もう一つちなみに、手土産に羊羹を選ぶ人が多いが、これは、もちろん高級感という面もあるが、重いものを一生懸命運んできましたという気持ちの表れにもなるからだそうだ(これも北野理論?)。
★人は、物を欲しい時には、物をくれない。お金持ち、偉い人には、贈り物があるが、貧乏人に贈り物をする人はいない。
★下町のキーワード→お節介、やせ我慢、もったいない(価値を生かさないで無駄にすること)。

こう書くと舌足らずなので、詳しくは、北野さんの本を読んでみて欲しいが、昭和の時代の家庭内での教育は、生きるための知恵にあふれているし、今の時代でも的をついていると思うし、今の人々が忘れているものがたくさんあるようにも思った。
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実業之横浜

2007年12月09日 | Yokohama ( Japan )


”実業之横浜”とは、何と仰々しい名前だろうか。100年前の横浜のビジネス雑誌だという。今、横浜開港資料館で、展示会をやっているので、行ってみた。
正直、本を手にとって見れるわけではなく、本の展示と、その中で、興味のありそうな写真の展示で、隔靴掻痒の感は否めない。他にどんなことが書いてあるか興味深々だ。
日本が西洋文明に出会ってから、50年足らずで、こんな分厚いビジネス雑誌が発刊されたのであるから、日本人の能力の高さと勤勉さには、驚くばかりである。残念ながら、その後、この能力を別の方向に使っていってしまうことになるのだが。

ついでに、横浜をぶらり。
県庁近くには、かろうじて、横浜の三塔が見える地点がある。



これが、その地点にあるプレートだが、銀杏の落葉と銀杏のつぶれたので、ぐちゃぐちゃだ(これでも少しプレートが見えるように整えた)。銀杏の葉で、塔もすっきりすんなり3本見えるわけではなく、首をかしげたり、背伸びしないと見えない。右から、クィーン、キング、ジャックの塔の方向を指している。



日本大通りは、言わずと知れた(浜っ子には)銀杏の名所。オーソドックスな構図で撮ってみた。日曜画家や、デジカメ族、携帯カメラ族の多かったこと。



これは、横浜スタジアム脇の、日本最古の日本人のための洋式公園である横浜公園の紅葉。東横インの看板は勘弁してもらうとして(最初にインチキが見つかった東横インだったと思う)、かなり美しい。紅葉を撮る場合、光や、絞りや、シャッターで、全然写りが違うので、私のもののような、バカチョンカメラでは、きれいに撮るのは、難しい。

ということで、天気に恵まれ、いい週末だった。
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DREAM POWER

2007年12月08日 | The Beatles



今日は、ジョンレノンさんの27回目の命日。ということで?ジョンレノンスーパーライブに行ってきた。ビートルズが唯一の日本公演をした武道館での開催。出演者も今までで、最高のメンバーではないか(手前ミソ)。ステージの後ろ脇まで、超満員。6時JUSTスタートで、終わったのは、9時半。大充実!

私にとっては、今回が初めて。このコンサートは、チケットが売り出される頃は、まだ出演者が決まっておらず、これまでは、どうしようかなと思っている内に、売り切れてしまっていた。今回は、出演者発表前から気合を入れて動いたので、前から10番目ぐらいのアリーナ席で、学芸会覚で、満喫できた。出演者が交代するたびに、セッティングが変わるから、本当に学芸会みたいだ。
このライブが始まった頃は、シンガポール駐在中で、行きたくても行けなかった。初回が、9/11の直後で、洋子さんも、飛行機に乗れずビデオ出演だったと思う。当初5回の予定だったが、7回目になった。このコンサートの収益金で、すでに亜細亜、阿弗利加に、65の学校を建設した。学校建設も当初の目標50校を達成し、今は、100校を目指している。
このコンサートの収益金で建設された学校の様子や、訪問の時の映像が、コンサートの中で、放映された。小さな一滴かもしれないが、着実に貢献できているように思う。

下の写真は、カンボジアの小学校だが(2001年に訪れた時に訪問したもの)、校舎不足から、午前組と午後組のダブルへッダーで、かつ年間わずかな学費(10ドル位だったかな?)にもかかわらず、学校に行けない子供がたくさんいるとのことだった。カンボジアに行くと、片言の英語を話す子供が、たくさん物売りをしている。



さて、コンサートの方は、とにかく豪華。歌も、ビートルズの歌か、ジョンさんの歌なので、みんな知っている。アレンジも、忠実なコピーから、日本語バージョンまで、多彩。多分放送されるだろうから、あまり触れないが、KIYOSHIROさんは、元気だったので、ご安心を。元気過ぎて、かえって心配してしまう。洋子さんから、直接出演依頼の手紙が来たそうで、もちろんノリノリだった。

このコンサートの特徴は、全員参加型のコンサートということかもしれない。



これは、ONOCHORD。使い方は、このコンサートに行った人に直接訊いてみてね。

HINT : I LOVE YOU.  i ii iii.

このコンサートの趣獅ヘ、ジョンさんの歌(IMAGIN、POWER TO THE PEOPLEなど)に象徴される、夢・理想に向かって、みんな一緒に進もうということ。

DREAM POWER !

ジョンさんが、平和運動に邁進している時は、よくわからなかったのだが、彼は本気だった。単なるパフォーマンスではなかった。だからこそ、アメリカ政府も本気で彼を追い出そうとした。
その精神が、見事洋子さんに引き継がれ(元々一体だった?)、ジョンさんが亡くなって27年経った今も、武道館で、その運動が続いているということだ。
最後の洋子さんの話を聞いて、ダライラマさんに、共通するものを感じた。
望みを持ち続けることが重要!
このONOCHORDも、会場全体のコミュニケーションを促すもので、人とのコミュニケーションを重視する仏教の精神に通ずる?

いずれにしても、このコンサートこそ、参加しないと、本当の意味はわからない。単なるビートルズ、ジョンの歌を題材にした、紅白歌合戦ではない。行ってみて、初めてわかった。
参加した人は、皆、大きな、忘れられないインパクトを受けたと思う。

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藤巻健史さん

2007年12月07日 | Topics
この季節、無料!セミナーが多い。ボーナスシーズンで、投資資金をかき集めようとする側と、何に投資しようか迷っている側との思惑が一致しているのだろうが、セミナーによって、言うことが全く違う(ほとんど正反対の時もある)から性質(たち)が悪い。ドラスティックな変化が起きていないからとも言えるが、方向感のない混沌とした時代だ。
そもそも、団塊の世代が年金生活にシフトしようとしている中、ボーナスシーズンを意識する事自体、意味がなくなりつつあるのだが。

そんな中、藤巻健史さんが参加するパネルディスカッションを聴く機会があった。弟さんも元イセタン、今ヨーカ堂のカリスマバイヤーとして有名だが、お兄さんは、モルガン銀行の元カリスマーディーラーとして有名。講談社から、投資の本を出したばかりとのことだったので、詳しい話は、そちらに譲るとして、印象に残ったコメントを少し。

元ディーラーらしく、相場観や、ディーリング経験に基づいた話が多かった。ディーラーというと、毎日売ったり買ったりしている様子を思い浮かべるが、デイトレードは、勘をにぶらせないための肩慣らしをしているだけで、トータルでは損。中期トレンドが出た(年に2-3回しかない)時の大きなディールの収益が全てという。それでは、今のマーケットでは儲かるまい。
今、日本の株式市場の元気がないが、サブプライムの発震源であるアメリカや、それに大きな投資をしている欧州の株価への影響がなく、日本の株式のみが年初比下がっているのは、極めて不思議という。その原因として、藤巻さんは、①バブルのトラウマ②日本人の一方通行的思考③(サブプライム)という見えない怪物に対しての恐浮ェあるのではないかという。
ちなみに、今話題のサブプライム問題については、日本のバブルに比べ、規模が全然違うし、アメリカの相対的な地位低下により、世界経済への影響も、騒がれているほど大きくないと見ておられた。米国の経済はやや後退するかもしれないが、それによって、世界全体が不景気になることはないというお考えだ。

日本人は、基本的には、リスクテイクには、臆病である(その割に、大きな詐欺事件が発生するのは不思議)。結論的には、リスクシナリオに沿って投資するのではなく、メインシナリオ(日本は、緩やかな成長を続けているし、続けるだろう)に沿った投資をすべきで、その際、緩やかなインフレが起こるとすれば、預金、現金から、株、不動産に少しづつ資産をシフトすべきであるとのこと。

強調されていたのは、日本政府の借金は、限界にまで膨れており、これ以上膨れる方向に向かえば、ハイパーインフレ(通貨の価値が、一年で、数千分の一になってしまう)になる可能性があり、万一そうなったら現金・預金は、限りなくゼロに近くなってしまうだろうということ。現金・預金は、ハイパーインフレ下においては、もっともリスキーな運用になる(長く続いたデフレ下では、最も有利な運用だった。)ハイパーインフレを阻止するには、さらなる歳出削減と並行して、実質的な債務を減らす緩やかなインフレ策をとることが有効という。
投資先については、(日本人たるもの)やはり日本を中心に見るべき(金利が低く、株価・不動産も、グローバルに見れば安いらしい)。新興国向けの投資には、反対。なぜなら、金融マーケットが未成熟で、逆方向に向かった時、(株価、通貨の)流動性の心配があるからという。

最初から最後まで、ディーラー感覚に基づいた資産運用指南と思った。

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