かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

島根・神々の宿る里その19 古代出雲歴史博物館

2010年05月23日 | Other Western Japan



出雲大社の敷地内に、宝物館があるが、正直、興味のある方はという感じだった。

逆に、出雲大社の大鳥居から、歩いて数分のところにある、古代出雲歴史博物館は、是非訪れることをお勧めしたい。中は、撮影禁止なので、詳しく説明できないが、出雲地方の歴史が、とてもわかりやすく展示されている。
特に、出雲大社の復元模型は、圧巻だ。
BATADENこと、一畑電車の百年ものがたりという企画展をやっていたが、こちらは、割愛。一畑電車は、RAILWAYSという今度封切りされる映画のモデルとなった電車で、当地では、百貨店やら、ホテルやら狭い地域で、幅広い事業を手掛けているようだ。この特別展は、RAILWAYSとのタイアップ企画のようだった。



この巨大柱は、当博物館の目玉。正面にどんと展示されている。2000から2001年にかけて発見された出雲大社の本殿の柱。鎌倉時代のものと言われ、直径1.35mの杉が3本組にしてある。この巨大柱9本で、本殿を支えたと考えられている。直径3mの柱9本で支えた本殿は、どんな大きさ、高さだったのだろう。展示物には、様々な復元案も展示されていて、興味は尽きない。
最大のものは、高さ48m、全長130mの異様なまでに巨大なものだ。



中の展示は、バラエティに富んでいるが、その中でも青銅器の展示には圧倒された。これだけの質と量の青銅器が、出雲で発掘されたのだ。これらの青銅器の発見により、弥生時代の歴史が塗り替えられたのだ。我々が、中学時代に習った古代史は、今全く違う姿になっている。
これは、二階からの眺め。修造中の大社本殿と、巨大な日の丸が見えた。しゃれたレストランも併設されていた。



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島根・神々の宿る里その18 出雲大社の続き

2010年05月22日 | Other Western Japan
今日も昼はゴルフだったのだが、不調。困った。どうにかしなければとは思うのだが。
夜は、パーティ。そこで、iPadに初めてtouch。その機能には、びっくり。Feeling Good !
ただ、本を買う代わりにと考えると、バッテリーがちょっと重い。読書は、ほとんど満員電車の中という私にとっては、腕への負荷が大きすぎ?



出雲大社本殿の横には、神楽殿があった。これも巨大な建物。注連縄も巨大。



支社も並ぶ。小さいけど、それぞれ神様が祀られていて、かわいらしい感じすらする。



巨大な日の丸もあった。途上国で、時々滅茶無茶大きい国旗を目にするが、日本で見た国旗の中では、最大級のような気がする。



境内では、奉納神代神楽が行われていた。特別な行事だったのだろうか?



様々な演目があったが、これらが、出雲の阿国の原型になったのだろうか。



順序が後先になるが、これが、正面の大鳥居。ここから、松の参道が続いている。



さらに参道は、続いており、巨大な鳥居が見える。相当遠くだ。
全てが巨大な大社だった。
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島根・神々の宿る里その17 出雲大社

2010年05月21日 | Other Western Japan


最終日は、まず出雲大社へ。
駐車場から、大社に向かう途中に牡丹園があった。そういえば、前日境港に向かう途中の八束(やつか)という町で、牡丹祭りをやっていた。牡丹を活用した町興しも盛んのようだ。



これは、大黒様。いなばの白兎を助けてあげた大国主のみこと様である。



ちょっと長くなるが、説明書きを引用。

幸魂 奇魂(さきみたま くしみたま)

時に海を照して依り来る神あり
吾在るに由りての故に汝その国造りの大業を建つるを得たり
吾は汝が幸魂奇魂なり
大国主神これ吾が幸魂奇魂なりけりと知りぬ

古事記また日本書紀に述べるところであります。出雲大社の御祭神大国主大神はこの幸魂奇魂の”おかげ”をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」となられました。生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ”えんむすびの神”と慕われるゆえんであります。
およそ人が人であるということは幸魂奇魂をいうムスビの”みたま”をわが身にいただいて霊止すなわち人として生かされているからであります。大神からいただいたこの”いのち”を感謝して大切に正しくこれを生かしきりましょう。

出雲大社ではこの御神教にちなんで

さきみたま くしみたま
まもりたまひ さきはへたまへ

と唱して御神縁を祈念いたします。
この「ムスビの御神像」は大国主大神が有難く「幸魂奇魂」拝載される由縁を象徴しております。




実は、ずっと手前に巨大な鳥居があるのだが、そこまでバックはしなかった。



2008年から修造が行われており、本殿は今拝めない。手前に設けられた神様の仮住まいにお参りする。普段は、拝殿だが、今は、御仮殿と呼ばれている。



それにしても、この注連縄は、すごい。相当重いだろう。



本殿の前に、八足門がある。ここでもお参り。



本殿の脇に、小さな社があった。
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島根・神々の宿る里その16 熊野大社

2010年05月20日 | Other Western Japan


レンタカーのメリットを生かして、熊野大社にも寄ってみることにした。
スサノオノミコトを祀っている。



朱塗りの橋の向こうに大社がある。



拝殿が見えてきた。手前に見える門は、随神門。



日本書紀にも記載があり、出雲国風土記では、出雲の200近くある神社の中で、大社は、この熊野大社と、出雲大社の 2社と記している。それだけ、歴史があり、格式の高い神社なのだ。



御本殿。拝殿とともに、新しい建物に見える。



本殿の左に、珍しい古ぼけた社があった。鑚火殿(さんかでん)といって、鑚火祭という神事が、ここで行われる。
スサノオノミコトが、火を起こす方法を教えられたとのことで(日本で初めて火が起こされたという)、その祭りでは、火を打ち出すための臼と杵が、出雲大社に授け渡されるのだそうだ。



これは、イザナミ神社。スサノオノミコトのお母様を祀っている。



こちらは、稲田神社。スサノオノミコトの奥様であるクシイナダヒメを祀っている。
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島根・神々の宿る里その15 神魂神社と八重垣神社

2010年05月19日 | Other Western Japan


八雲立つ風土記の丘展示学習館でもらったパンフを参考に、近くの神社を回ってみることにした。
一番近くにあったのは、神魂神社(かもすじんじゃ)。イザナミノミコトを祀っている。



この本殿は、室町時代初期のもので、大社造りの中でも最古のもの。国宝に指定されている。棟持ち柱が側柱よりも外側に飛び出しているのが、古式の特徴という。



手前は、木を祀っているのか。



この小さな稲荷神社も、重要文化財に指定されている。安土桃山時代の建築という。



その先(はにわロードと名付けられていた道を進んだところ)に、八重垣神社がある。
出雲国風土記に佐久神社と記されている古い神社だ。
スサノオノミコトが、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して命を救ったイナタヒメノミコトと結婚し、新居を構えた場所という。



本殿の奥の森は、イナタヒメノミコトが八岐大蛇から身を隠した森。
スサノオノミコトは、「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を」の歌をこの新居で読んだと伝えられる。



小さな社の隣には、夫婦椿があった。縁結びの神社としても知られている。
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