かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

光のページェント

2012年12月23日 | Tohoku ( Japan )


今日は、日帰りで、仙台に行ってきた。
仙台市内だけを見れば、震災の影響は、少なくなってきている。
ただ、余震は、相変わらずで、予断は、許さない。
毎週、金曜に少し大きめなものが来ると、地元では言われている。



商店街は、クリスマス商戦の真っただ中。
デコレーションも、美しい。



特に、仙台一の商店街である一番町は、昔に比べれば、ずいぶん賑やかななデコレーションになった。



今回の目当ては、光りのページェント。始まったのが、80年代半ばというから、初めてだった。
昨年の地震で、60万の電灯はすべて流されてしまったという。しかし、昨年、どうにか開催。今年も盛大に開催され、市民の心の支えになっている。
5時半ちょうどに、一斉にライトが点灯すると、大歓声が上がった。
かつての、表参道を思い出した。



今日は、”サンタの森の物語”というパレードの日で、すごい人。規制で、並木の中を歩くことはできなかったが、サンタさんには、会えた?
本催しは、定禅寺通りで、開催されている。立派なケヤキ並木は、空襲で焼けた後に、道路が拡張された際植えられたもので、杜の都仙台の象徴になっている。



仙台市民の、復興への願いを込めた催しだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

篠山紀信展 写真力

2012年12月22日 | Culture・Arts
rain今日は、本当は、ゴルフだったのだが、パートナーがぎっくり腰で、ドタキャン。
家で、ゴロゴロしててもしょうがないので、行くのを諦めていた、「篠山紀信展 写真力」に行ってきた。



初台のオペラシティが会場。行ったことがあったかは定かではないが、この巨人が見上げるツリーは初めて。



ライトがつくとこんな感じ。



写真展の方は、圧巻。
国内での本格的な写真展は、初めてだそうだが、50年に渡るキャリアの中での、代表的な写真を中心に、テーマ毎に、巨大に引き伸ばされて、展示されている。
写真力とはよく言ったもので、写真が、その時の被写体の気持ちや、当時の回りの空気を、そのまま目の前に運んでくれる。

歌舞伎役者の写真も多いが、勘三郎の写真の横には、喪章があった。江戸時代の浮世絵のような見事な写真が並ぶ。
1970年代や、1980年代の、懐かしい写真も多く、昭和から、平成にかけて生きてきた、我々世代にぴったりの写真が並ぶ。

広い層の方々にお勧めできる。



オペラシティの後は、表参道ヒルズに行った。
こちらも、クリスマスムード一色。



表参道ヒルズに行ったのは、レスリーキーさんによるユーミンの写真展。
こちらは、無料。



一つの大きな部屋に、ここ10年ぐらいのユーミンの写真が、様々なテーマ毎に、展示されている。
40周年を祝うユーミンの友だちからのカードの展示や、様々なブランドに身を包んだユーミンの写真や。
手軽にユーミンワールドにつかりたい人にお勧めできる。



色がどんどん変わる。



表参道の雪だるまは、数年前にも見た気がする。



最後は、東京駅で、開催中の東京ミチテラス。
新東京駅が、オープンする前の9月にも見た、プロジェクトマッピングショーが開催されている。
とにかくすごい人で、出遅れたので、随分後ろからしか見れなかった。
東京駅前に車が入れるようになったから、この前よりも、観覧席が全体的に後ろの方になったような気がする。
ということで、すばらしかったけど、音も映像も、前回よりは、迫力がちょっと....



皇居に向かう道にも、筒状のライトが設置されているが、人の流れが凄くて、近づけない。



ということで、人の流れに乗って、丸の内を横切るように、南側に押し出された。

クリスマス前の、東京を満喫した?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Crossfire Hurricane

2012年12月21日 | Music


今年、やはり、デビュー50周年のローリングストーンズの新BDが出た。
全く、予備知識なしで、GETしたが、おまけのTシャツ(まだ開けてない)はともかく、なかなか見ごたえがあった。

ビートルズみたいに、ストーンズの初期の映像はそう多くない。
このBDを作るにあたって、映像無で、生存しているストーンズのメンバー(要するにブライアンだけは、この世にいない)に長時間インタビューしたという。
これが、このBDの醍醐味だ。
ダーティなイメージで売り出したストーンズだから、映像も多く残っていないし、語られなかったパーツも多い。ほんBDでは、それらが、オープンにできる範囲で?されけ出されているように思う。彼らも今まで封印していたり、無意識にしゃべっていなかったことが、本BDで明らかにされる。
特に、ブライアンの最後の姿が、印象的だ。
薬の恐ろしさを知る(と言っても、ストーンズのメンバーは懲りなかったことも、本BDではオープンに語る)。

初期のコンサートの滅茶苦茶振りに改めて驚かされる。意図的な暴力が振り回される。ビートルズは、ここまでひどくはなかった(と思う)。少なくとも、そんな映像は残されていない。

内輪の映像も多く収録されているが、はっきりいって滅茶苦茶。行きつくとこまで行って、このままじゃ破滅ということろで、この世?に戻ってきた。その様子も克明に描かれる。

もちろんオルタモントの悲劇もその滅茶苦茶の延長線上にあるのだが、そういう時代だった言い切れないところに、ストーンズの凄さというか、奇跡がある。

日本のファン向けのメッセージなどもあるが、正直びっくり。何の価値もないし、ストーンズらしくない。

彼らの50年の歴史を、このような形で見れることに感謝。
今のストーンズになるまでの物語で、その後に興味のある人は、数あるライブ盤の方をどうぞ。
それにしても、これだけの逆境を跳ね除けて50年?
信じられない!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくらの近代建築デラックス!

2012年12月20日 | Books


本書は、出たばかり、人気、インテリ?作家二人が、大阪、京都、神戸、横浜、東京の近代建築を巡り、勝手に、放談する本。
東京駅が生まれ変わり、近代建築の美しさが再認識されているが、私は、横浜に住んでいる関係で、元から、結構興味があって、本書をGETした。
元々オール読物に連載されていたものに、あとがき対談を加えたものらしい。

大阪、神戸、京都は、京都の三条付近を除けば、あまり行ったこともないので、割愛。
やはり、興味は、横浜。
選ばれた建物は、ほとんど行っているが、大倉山記念館には行ったことがいないので、何かの機会に行ってみよう。ギリシャ風だが、純ギリシャ風ではない、不思議なデザインなのだそうだ。

この前、ウエイターズレースをやっていた日本大通りの薀蓄も載っていた。大火事で、焼けた時に、街の真ん中に大きな道をぶちぬいて、半分を日本人、半分を外国人居留chいにしたのだそうだ。日本人の家は、木造で、火事が多いので、外国人が延焼といやがったのが理由という。
これを設計したのが、ブライトンさんで、その胸像があることは知っていたが、このブライトンさんは、お雇い外国人第一号で、神戸の旧和田岬の灯台を設計した人物。その話は、神戸編で出てくる。

ドックヤードガーデンも取り上げられている。横浜は、空襲で、ほとんど焼けたが、その時、ごく中心部だけは、占領後も使えるように残された。このドックガーデンも終戦後、船の修理に仕えるように、爆撃されなかったのだという。

ホテルニューグランドももちろん出てくる。終戦後、真っ先に、厚木に降りたマッカーサーが向かった場所だが、彼は、戦前にここを訪れており、気に入っていたそうだ。この設計は、渡辺仁という人だが、その後、マッカーサーがGHQを置いた、第一生命ビルも、渡辺仁の設計という。
建物を追うことにより、設計者たちの設計の変遷を見れるのも面白い。
そういえば、シカゴ時代、フランクフロイドライトの建築ツアーに行ったっけ。彼の、ごく初期の家が、シカゴ近郊に多く残されている。

東京の近代建築にも一つだけ触れると、ライオン銀座七丁目店が取り上げられている。前は、何度も通ったことがあるのだが、これを設計したのは、菅原栄蔵という、仙台工業学校卒業の方だったという。他の、近代建築は、ほとんど東京大学卒の専門家によるものであるから、極めて異色だ。
新橋演舞場の設計を、フランクロイドライトの意匠をうまく取り入れ、成功させ、大日本麦酒の本社社屋を成功させ、その結果、このビヤホールの内装を任されたのだという。たたぎ上げというところか。
今度、行ってみよう。

ということで、近代建築巡りの面白さを教えてくれる良書だった。近代建築に関するオーソドックスな本も紹介されているので、もっと詳しく知りたい人は、そちらもどうぞって訳。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の神々

2012年12月19日 | Books


本書は、2年ぐらい前、日本神話にちょっと凝っている時に衝動買いしたのだが、まだ読んでなかった。
古事記編纂1300年に因んでという訳ではないのだが、読んでみた。

思いの外、まじめで本格的な本で、なかなか面白かった。
古事記を何度読んでも、神様の名前が覚えられない方に、一度読んでもらいたい本。

日本の、主な神々について、ビジュアルイメージ(いろんな画家の方が、思い入れいっぱいに描いてくれている)、地位、ご利益、主な神社についての情報、名高さ、霊力、ミステリアス、慈愛、神話登場というよくわからない5つの項目についてのパラメーター、そして、一般的な解説という形で、特徴づけながら、説明してくれる。

パラメーターはややこじつけっぽく、ビジュアルイメージもかなり個性的だが、日本の神様に興味がもてるように説明されており、面白い。解説は、かなり本格的。
今年、古事記ブームに乗って、売り出した方が、よかったかもしれない。

考えてみれば、沢山の神々がいるのは、印度と同じだが、印度の場合、近代に入り、洋画風に印度の神々が描かれるようになり、神々に対する親密度が増した。
日本の神々も、本書のように、個性豊かなビジュアルイメージが定着すれば、もっともっと人気がでるような気もするのだが。
ただ、日本の場合、神々は、もっと神聖なもののように捉えられているようにも思うから、なかなかそれは、かなわないかな。何せ、天皇家は、神々の子孫なのだから。
でも印度の神々と同じように、みな人間味あふれてるよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする