かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

NIAGARA SONG BOOK Romantic Instrumentals

2013年06月20日 | Music


NIAGARA SONG BOOK の、30周年を記念盤が出たので、興味本位で買ってみた。
大瀧詠一さんと言えば、ニューミュージックの走りという印象がある。
そして、その通り、この音を聞くと、新しい音楽の世界を作ろうしていた当時のミュージッシャン達の顔が、浮かんでくる。

ジャケットも、懐かしく、2曲おまけ付!
最近ノスタルジックな音ばっかりになってるが、原点回帰ということで。



そういえば、20周年の時も、ロンバケの20周年記念盤をゲットしたっけ。
参加ミュージッシャンの豪華なこと。
もうその時からも、10年経ったということか......



ついでに、思い出したのが、EACH TIME。
確か、生まれて初めて買ったCDが、これだったように記憶する。
CDケースも、我が家のCDの中で、唯一、ケースが折れる、昔懐かしいタイプだ。
それまでは、LPをずっと買っていたわけだから、ずいぶん小さくなったものだと感慨深かった。当初は、音が固いとか、軽いとか言われていたのだけど、徐々に改善され、30年経った。
今は、オーディオ機器のおかげもあるが、重厚な音を楽しめる媒体も当たり前になった。
ジャケットを見ると、1986年のことらしいから、その頃、やっとCDプレーヤーを入手したのだろう。
当時は、アナログプレーヤーは、まだ必須だったように記憶していて、私のオーディオも、アナログ、CD、カセットテープ、すべてに対応できる機器だった。カセットテープのも、時々買ってたなぁ。

音楽の話より、ソフトの記録媒体の話になってしまった。
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逆説の日本史16 江戸名君編

2013年06月19日 | Books



逆説の日本史16の文庫版が出た。
出版社には悪いが、本シリーズは文庫化されてから、読むことにしている。
話は、江戸の中期。

いつものように、全く気づかなかった宗教が、様々な歴史の背景にあることを気づかさせてくれる。
特に、この時代、陽明学、朱子学が、武士の世界に影響を与えていた。この辺の感覚は、今となっては、まったくわからない。
時代背景により、歴史上の人物は、いい者になったり、悪者になったりする。楠木正成などは、好例だ。
上杉鷹山の改革に反対した人たちは、とんでもないとしか思えないが、これも、当時の武士の考え方を理解すると、強ち、とんでもないとも言い切れない。

そして、後半は、江戸の文化の話。これが、かなり面白く、これも、今の感覚からはわからなかったことばかり。
例えば、俳句。短歌と同じような芸術と思っていたが、芭蕉が出るまでは、俳諧と言って御ふざけの世界だった。
歌舞伎は、浄瑠璃の実写版で、将軍殺しのテーマを、いかにご法度にならないように、物語にするかに精力が注がれたという。
仮名手本忠臣蔵も、赤穂浪士の討ち入りの話とばかり思っていたが、実は、将軍殺しをテーマにした物語を、討ち入りの話にした物語という。

識字率の高さをよく言われるが、平家物語の存在が大きかったとする。この物語が琵琶の伴奏と共に歌われることにより、読み書きのみならず、様々な知識を、江戸の庶民は、身につけることができた。
落語のスタイルができたのもこの時代。

今の文化の基礎は、江戸の太平の時代に確立したと言える。
そのありがたい文化を、我々は、エンジョイさせてもらっている。

本シリーズは、まだ完結していないが、井沢さんは、デリバティブ本も出し始めている。まずオリジナルを完結してから、デリバティブにしてくれないかな?

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阿川佐和子さんの話

2013年06月18日 | Culture・Arts
pencilset今日は、予習までして(本1冊読んだだけ?)楽しみにしていた、阿川佐和子さんの話を聞いてきた。

”「聞く力」ビフォーアフター”というお題だが、基本的には、”聞く力”の前後談という感じ。

まぁ、修羅場をいろいろくぐってこられただけあって、話が堂に入っている。
確かに、私より、5年次ぐらい上の4大卒だから(私の世代でも、まだ厳しい時代だった)、元々就職する気もなく、お見合い、披露宴参加に明け暮れていたそうだが、お父上の名声のおかげか、28歳になって、TVの紀行コーナーのプレゼンテーターに抜擢されるも、一回限りで終わった。
ところが、忘れたころに、情報デスクトディのアシスタントに抜擢され、顔が売れ、6年継続。それが、ニュース23に引き継がれた。

しかし、これでいいのかと突然やめて、米に1年間遊学。帰ってきたら、文春のインタビューコーナーのインタビューアーの声がかかり、20年。それを記念に勧められて書いた”聞く力”が、とんでもないベストセラー。

こういうと、あっという間に聞こえるが、その過程でのエピソードが面白おかしく語られる。
例えば、情報デスクトゥデイのアシスタントになった時、目をきょろきょろさせるな(黒目を白目の真ん中に置け!)とか、笑顔を作るために”愛媛みかん”と唱えろと指導されたり、あまりにも本番ぎりぎりまで唱えているので、やっぱりやめろと言われたり。

お天気コーナー担当の時は、業界用語ではなく、もっと誰にでもわかるように説明しろと言われたり。大気が不安定という状況をどう説明しろというのか?

ただ、その中で、彼女は大事なことに気付く。
城山さんとの対談で、しゃべりまくってしまった失敗から、聴き方のコツを習得。
たけしさんとの対談で、素直に相手に対する興味を示すことから、会話が深まることを知る。
質問をすることに集中しすぎると、相手の話を、知らないうちに聞かなくなってしまうことも学んだ。
だから、質問を多く準備していくのではなく、最低限の筋書きだけ準備しておいて、後は、その場の流れに任せる。相手に対して、親身に接することにより、いい話をしてもらえ、いいインタビューになる。
一言で言うと聞き上手になるということ?

お父様の友だちだった遠藤周作さんからは、話に具体性があることが大事なことを学んだ。

ただ、経験を積んでいるだけでなく、ただ、才能が豊なだけではなく、豊かな才能を、様々な経験を通じ、日々成長させている彼女に脱帽である。

本からだけでは得られない貴重な話を聴けたので、少しづづでも、明日から、実践していこうと思う。
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THE CHICAGO BLUESBOX

2013年06月17日 | Music



8枚組の、THE CHICAGO BLUES BOXというセットをゲットした。
何でも、1975年~1977年にかけて、フランス人の女性の、マルセルモーガンティニさんが、わざわざシカゴまで、携帯録音機を担いで行って、録音したものという。
何でそこまでという気もするが、当時のシカゴブルーズは凄い勢いで、学校の先生であったマルセルさんの心もつかみ、録音ツアー決行となったらしい。

すでに、50歳となっていたが、それでも、サウスサイドのクラブでの録音は、緊張感あふれるものであったろう。私がいた80年代から90年代と、当時の治安状況との違いはわからないが、私がいた頃、南部は、基本的には、立ち入り禁止だった。
行ったのは、ホワイトソックスの野球を見に行った時ぐらいかな。
彼女は、この音を残し、2007年に、82歳で、生涯を終えたというが、それから、5年後、このような形で、その録音が世に出たことを、喜んでおられるだろう。

何せ、全部で、9時間ぐらいで、まだ、3枚目までしか聴いていないが、ポータブルの録音機によるものとは思えないほど、音は鮮明で、まさに75年のシカゴの空気を、パックに詰めて、連れてきてくれた感じだ。たまに、とちるけど。
宣伝にもあるように、シカゴど真ん中、ブルースど真ん中。看板に偽りなし。
たまに、ECがカバーしている曲なども出てくる。

元々、ロックや、フォークロック→ニューミュージックしか聴いてこなかった私だが、最近JAZZや、BLUESがやたらに増えてきて、それが、心地よくなっている。
齢のせいではなく、原点回帰ということにしたい。

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24 PRINT COLLECTION

2013年06月16日 | The Beatles



今日は、朝から梅雨空で、特に、朝雨が強かったので、ゴルフは、キャンセル。
家事?にいそしむことにした。
そうしたら、午後には晴れてきたけど。

そういえば、朝は、USオープンの実況をやっていたが、グリーンがやたらに難しそう。
松山選手もがんばってはいるが、ちょっと厳しい。
USオープンには、シカゴ駐在時代、一度行ったことがある。1990年の今頃のことだ。23年も前か(ため息)。
メダイナというコースで、日本からは、青木、ジャンボ尾崎が出ていた。二人とも予選は、通過したが、決勝ラウンドでは、振るわず、結局ヘールアーウィンが、当時のUSオープンとしては、最年長優勝を果たした。
コースをぶらぶらしながらの落ち着かない観戦で、いまいち焦点が絞りきれなかったが、ノーマンが、真っ黒の上下で恰好よかったことや、今は亡き、バレステロスの玉が、ちょっとそれて、私の目の前のラフに転がってきたことぐらいしか覚えていない。ちゃんとニクラウスも、普通に出てたが、人気は、抜群だったな。
アーウィンの優勝は、帰ってから知ったが、帰り際に聞いたすごい歓声が、優勝決定の時の歓声だったことも知った。
いい思い出である。

思い出と言えば、ビートルズ関連メモラビアも、次から次に出てくるが、今度出たのは、24 PRINT COLLECTION。
ビートルズの公式発売のアルバムのカバーを、原寸大で、24枚プリントし、セットにしたものだ。
何故か、内6枚だけ、ホイル紙への印刷となっている。

A HARD DAYS NIGHT のフォトプリントのおまけつきだが(これも、ホイル紙への印刷)、これ全部飾るって訳にもいかないので、完全にコレクター向けと言える。
もちろん、全部額装したら、壮観だろうが。
それにしても、このカバー群。ビートルズの歴史を語る時の、道標みたいなもので、よくできていると、改めて感心。解散後のも含めて。

1963部限定とのことで、私のは、内608番。ホワイトアルバムのナンバリングは1969番で、これは、もちろん全品共通だろう。

このホイル紙の印刷は余計。アップル公認グッズなので、徹底的に、オリジナルアルバムに近い印刷にするべきだったろう。

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