
こけし時代6号の話は、まだしていなかったと思う。
ということで、遅れなせながら。今年の正月に出た。
特集は、木地山(秋田)。
木地山には遠いこともあり行ったことはないのだが、工人の数も多くなく、いろいろ遊びの多い号になっている。
何せ、巻頭記事が、楳図かずおさんの漫画。その名も”人形少女”。
1960年から1961年に、講談社の雑誌に連載したというから、少年マガジンに連載したいたのか?小1から小2のころだから、読んでいたかもしれないが、記憶にはない。
ちょっと気味わるいが、6,930円で、復刻版が出ているらしいので、興味のある方はどうぞ。
本の中身は相変わらずの体当たり取材で、写真も豊富で、臨場感あふれるもの。
ちょっと驚いたのは、主幹の沼田元気さんは、1984年に、小椋久太郎さんの工房を訪れ、三尺(約90cm)のこけしを担いで帰ったという。
貴重なこけしとなっているはずだが、よくもまぁ。
その時の、こけしに埋もれた久太郎さんの写真がすばらしい。
先日紹介した、武井武雄さんの漫画も載っている。

おまけは、こけし双六ハンカチ。まさか、ハンカチに使う人はいないだろうが。
素朴な素敵なデザインで、額に入れて、飾りたいぐらいだ。

この前と同様、木地山こけしの逸品を、ご紹介。
紹介した久太郎さんと、その親父の久四郎さんが、共同で、こけしを作っていたころのものだ。