JR九州 会長 唐池恒二さんの著作 「感動経営」を読んだ。
わかりやすく 読みやすく 楽しい本だった。
あの有名豪華列車 「ななつ星」の秘話や
社員の皆様の想いが丁寧に つづられている。
自分の仕事のヒントになることや
明日からでも できそうな、それでいてとても大切な心構え。
そんなことに満ち溢れた本だった。
商品をただ売るんではなく
お客様に感動を与える。
唐池会長は、それには 「氣」が必要だと。
人の気持ちを明るく 元気にするのが 「氣」
パワーやエネルギーと同義かな。
娘の成人式の日、寒く暗い 冬の朝、
到着した美容院の扉をあけると
ずらっと並んだ 若いスタッフの方々が
晴れやかな笑顔で
「いらっしゃいませ本日は おめでとうございます」
大きな声で お辞儀をされたのを見て
私は ほんとうに感動した。
あれこそが 「氣」だったなあと 思う。
お客様を とことん感動させる。
大切なことだと思う。
山岡鉄舟の書物のなかに 次の一節があるそうだ。
「水ノ口中ニ入リ 冷暖自知スルガ如シ」
目の前にある 水を口に入れることで
その水が冷たいか温かいのかがわかるという意味。
外から見るだけでは 「この水は冷たいだろうか」といくら考えても
始まらない、という意味。
素晴らしい本を読んで 素晴らしい話をきいて
それだけで自分が成長した気分になるけれど
その感動を どのように自分の生活に取り入れて
行動に移せるか が大切だ。
そのような趣旨で この本は締めくくられた。
ほんとに その通り。
何かひとつ 行動に移してみようっと