石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

水の城

2009-05-31 20:54:16 | マイ本棚
先日、「のぼうの城」を読み、面白かったので
同じ題材を扱った「水の城」も読んでみた。

のぼうの城



石田三成がどうしても落とせなかった
小さな城、武州忍城の攻防戦を描いたもの。

同じテーマなのだが、「のぼうの城」では
登場人物がとっても魅力的に個性的に描かれていて
主人公の成田長親の「でくのぼう」ぶりが
ややデフォルメされた形で表現されている。

今回読んだ「水の城」は どちらかというと
歴史自体に焦点を当てている。

歴史モノというのは、同じテーマで
いろいろな面からスポットライトを当てて
描かれているので 読めば読むほど
日本史が繋がっていき知識も増えてどんどん面白くなる。
そしてその日本史が、茶道や香道
歌舞伎に文楽、日本美術などなど
すべてが繋がっていくので ほんとに面白い。

今日は 義妹(主人の弟のお嫁さん)から
荷物が届いた。
宛名は 長女になっている。

ベストセラーになってる、東大生のノートの本2冊。





東大合格生のノートが たくさん紹介されている
珍しい本だ。
見ているだけで美しい・・・
整然としている文字の羅列、色とりどりの色彩が
バランスよく配置されてて
ほんとうに綺麗で気持ちがいい。
今から 東大めざすわけはないが
自分のスケジュール帖くらいは 綺麗に使いたいと反省した
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ティータイム

2009-05-31 20:36:39 | Weblog
友達のお宅に 母と二人でお邪魔した。
友達のお母様も一緒に ダブル母娘でティータイム

美しく咲き誇る薔薇を 愛でながら
友達お手製の マカロン(お顔がついてる!)を頂きながら
母達の若かりし頃の話に耳を傾けた。



いろんな話題に花咲いて、ほんの2時間ほどだったけど
豊かなひとときを過ごすことができた

帰りにとっておきのお土産が

友達も、友達のお母様も
それぞれ2~3回ずつ読み返したという
名作、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」文庫版全8巻



前から、一度読みたかったと思っていた本
挑戦してみよう!
子供達の夏休みが始まるころまでには読めるかなあ??

発売初日に68万部(?)完売して 増刷に次ぐ増刷
という出版業界異例の本
敬愛してやまない村上春樹さんの
1Q84
アマゾンで頼んでしまった

村上春樹 1Q84

6月10日に発送可能だとのこと。
読みたい本が次から出てきて ありがたいことだ

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おめでとう

2009-05-29 22:23:55 | Weblog
我が家には5月生まれが二人いる。
私と長男ヨシ
5月28日 15歳になった。
15年前、穏やかな初夏のお昼前に
ぽっこり安産で産まれてきてくれた。

恒例の母からの絵手紙が届く




みんなの誕生日や結婚記念日に届く、この味のある絵手紙
一度もらったもの全て集めて、絵手紙アルバムをつくりたい。


みんなで外食しました



さすがにろうそくを15本たてたケーキで
バースデーソングを歌われると、
大テレの15歳

「拝啓15の君へ」
アンジェラ・アキの素晴らしい歌の主人公はまさしく15歳。
忘れかけてしまいそうだけど
私も苦しい中で「今」を生きている15歳だったんだ。

「荒れた青春の海は厳しいけれど
 明日の岸辺へと 夢の舟よ勧め」
 今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
 自分の声を信じ歩けばいいの

 大人の僕も傷付いて眠れない夜はあるけれど
  苦くて甘い今を生きてる・・・・

大人でもない、子供でもない、ゆらゆらと不安定で
負けそうな年頃だけど
自分の夢に忠実に・・ぶれないで生きていってね
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西国巡礼

2009-05-28 16:09:53 | Weblog
高野山をお参りしてから、むかったのは
第4番札所 和泉市の槇尾山・施福寺。

33か所中、2番目の古い寺だそうだ。
また、現在お参りするなかでは一番の難所だそう。

バスも登れない山道を 約30分ほど歩いていく。
大変急な坂道で、歩き続けないと、転がって落ちていきそう!!
ほとんど登山の心持ちで、森林浴をしながら
汗水たらしてお寺まで辿りついた。



はあふう息をしながら しんどい山道だけど
こんなにも緑が深いところに居ることがないから
とっても気持ちがいい
緑のシャワーを浴びているような感じ。
生き生きとした葉っぱや、名も知らない小さなお花が
すごく愛しく可愛い





険しい山道を えっちらおっちら登ったので
お寺が見えてきたときには その嬉しさが倍増する。
全寺を徒歩で満願した昔のひとは
その嬉しさが今より ずいぶん大きかっただろう。

施福寺の秘仏は 十一面千手観音様。

朝、出かける前に 中間テスト中の息子に
「テストがよくできるように、仏様に拝んできてあげる」と言うと

「テストのことはいいから、野球が上手になるように拝んできて」と。

充分、拝んだ。
どんな球が飛んでこようが、その千の手で
ナイスプレーができますように
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高野山参拝

2009-05-28 15:37:35 | Weblog
第6回目 西国巡礼。

今回は、高野山参拝と4番札所大阪は和泉市の槇尾山・施福寺。

昨年、商工会議所青年部の大会で高野山を参拝して
今回2回目のお参りとなった。

時間的にかなりタイトで、今回は奥の院しかお参りできなかった。
ここへ来ると、「聖地」という感じがして
身も心も引き締まる。
とりわけ、ずらーっと並ぶ石碑群は一見の価値あり。
もちろん、私達石塔に携わる者としては
どこもかしこも勉強になり 時間を忘れてしまう。


「献体碑」と銘うった石塔。夫婦連名のお墓で
医学のために献体された方のお墓なんだろう。
刻まれた文字が 美しい。


医学を志す若き志士貴人
  心ある立派な医師になられんことを
            ここに記す
        夫婦共に 若き医学生に捧ぐ


空即是色
  我が妻 三途の川で自我で待つ
  両目 半盲にて書・読・算皆無なり
  霊場までは我が手にて妻の手を引き
  背負うて仲睦まじく蓮華の花咲く
  極楽浄土への旅路


母情 
  幼な期に 雪どけとともに 母は逝く
    瞼の面影 探すむなしさ

幼いころにお母様を亡くされたんだろうなあ
石塔を建てるくらい年配になってからも
お母さんへの想いが 心を占めているのでしょうね


豊臣家の墓所。

いろんな人が永遠に眠っているこの霊場。
一番奥の院には、脱帽・写真禁止の聖域で
弘法大師さまが眠る霊廟がある。
般若心経を唱えながら、お百度参りをしている人がいたり
大昔からの精神ワールド 高野山


水掛け観音様に お水をかけて みんなで般若心経をとなえた。



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じんましん

2009-05-26 22:10:21 | Weblog
連休明けから ちょっと体調すぐれず
全身が うっすらと赤くなってすごくカユイ。

皮膚科で飲み薬と、塗り薬をもらって2週間経ったのに
どんどんひどくなるような感じ。
顔や、腕・おなか・腰・・いろんなところが
痒くて、ぼこんと腫れてきて何も手に付かない。

再度、皮膚専門科へ行き受診すると
じんましんが慢性化してるみたいだって・・

10年以上も前に、ぜんそくの発作に悩まされたことがあり
アレルゲンを持っている。
花粉症にはならなくて、春先にマスクの花粉患者を
気の毒だな~と眺めていたのに・・

季節の変わり目? 体の変わり目?
新しい飲み薬が追加され、カユミは治まったけど。
どこが悪くなっても、嫌だな~
なってみないとわからないね、
かゆみ・痛み・苦しみ・・
皆さまも どうぞ季節の変わり目。お変わりなくお過ごしを

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雨の日曜日

2009-05-24 21:40:42 | Weblog
先週に引き続き 今週も雨の日曜日。

今日は地域子供会のバス遠足の予定だったのだけど
インフルエンザを懸念して中止になった。
子供のバレーボールもお休み
野球も中止
何も予定がなくなった日曜日。

カナの子供たちが5人、朝から遊びに来て
みんなで一緒に昼食をとった。

珍しく、これといってすることなくて
前から気にかかっていたことに着手する。

前から気にかかっていたこと。それは・・
次から買ってきては いつか読もうと山のように
積んで置いていた雑誌を読破すること
実は私は女性雑誌大好き人間なの・・・
20冊ほどある雑誌群
和楽・婦人画報・GRAZIA・STORY・anan
MAQIA・CREA

読んで読んで読んで
気にかかるものは切り抜き、捨てる捨てる捨てる
雑誌一掃作戦を挙行し、気付いたことは
女性誌の大部分は、ほとんど広告
それも化粧品とブランド物の広告で成り立っている。


先週のananは、「日本女子のたしなみ」と題して
日本文化の素晴らしさを伝える特集がされていて
なかなか素敵だった。
これを読んで、若いanan読者が、日本文化の良さに気付いてくれればなあ

そして、ほとんどの雑誌を片付けたあとは
林真理子の新刊エッセイ「最初のオトコはたたき台」を読む。


林真理子さんは
週刊文春とananに永年エッセイを連載されている。
この総集編が書店の店頭に並ぶと
パブロフの犬の如く、すぐレジに持って行ってしまう私の悪癖
先の女性誌と共に、ほとんどビョーキだ

書いてあることといえば
ダイエットと美容情報・ワインにグルメに美人図鑑
そしてリバウンド・・
このパターンばかりがずーっと続いてるだけなのに。
わかっちゃいるけど、やめられないの~
面白いんだもん

好きなことを堪能できた、ゆったりシアワセな日曜日だった
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宮部デビュー♪「蒲生邸事件」

2009-05-23 17:27:33 | Weblog
会社の真隣に 今朝、ローソンがオープンした
朝7時にオープンすると聞いて 7時前に息子二人と
スッピン・ジャージ姿で歩いて行く

7時前から、たくさんの人
すっぴん・ジャージを後悔なるべく人目に触れないようコソコソと買い物をした。
お昼には、娘二人を連れてまたもや歩いて行く。
お店のひとも とっても元気で初々しい
こんなに近くに冷蔵庫があるみたいで
今日は一日、ザワザワしてて楽しかった
とくに夜のビールの心配がなくなり 超嬉しい
これから、毎晩、歩いてビールを買いに行こうか

さて、生まれて初めて宮部みゆきの小説を読んだ。

「蒲生邸事件」

このひとの小説が面白いことは よく聞いていたが
長そうなのと なかなか機会がなくて今まで読んだことがなかった。
宮部デビュー



アマゾンで頼んで、本がきたとき、とても分厚いので
あっつと思ったが さすがストーリーテラー
物語のなかに惹き込まれていった。

受験で東京のホテルに宿泊した孝史。
その夜、ホテルで大火災があり、孝史は時間旅行をする謎の男に助けられ
タイムトリップで 昭和11年2月26日に辿りつく。

そこは、まさに2・26事件がおきようとしていた
元陸軍大将 蒲生憲之の邸宅だった。
お屋敷の下男として居座った孝史は
家族の秘密を知ったり、お手伝いの女の子と
淡い恋を経験したりする。

夢物語のSF小説みたいだけど、とても深いところで「歴史」が
見つめられているので、違和感がない。
そこは宮部みゆきの筆致力なんだろうな
すごくロマンティックで素敵な物語だった。
SFなのに ラストで不覚にも涙が出てしまい
自分でもびっくりした。
最後まで、しっかりとした構成で感動した。
さすがだなあと思う。彼女の世界にはまりそう


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細見美術館 茶事

2009-05-22 23:22:57 | Weblog
細見美術館の正午茶事 
三友居さん別室 銀閣寺近くの塵外室にて。

細見美術館

塵外室

着物を着て参加しないといけないので
今朝は5時前から起床して お弁当を4つ作り
朝食の片付けと洗濯干しなど家事をこなしてから
8時に家を出た。

あいにく小雨となった。
京都市内は ほとんどの人がマスクをしている・・
何だか異様な風景。

緑の濃いきりっとした塵外室、
雨に濡れてとても綺麗なお庭
美味しい懐石と細見美術館所有の美術品ややきもの
五感すべてを堪能させていただいた。

いろいろな地域から来られている皆さまで
名古屋や岐阜からも
岐阜から来られた方は、家族の朝食とお弁当をつくり
着物を着て急いで電車に乗ってから
自分がまだ起床してから 何も口にしていないことを
思い出した・・と仰っていた。
みんな 必死の思いで家を出て、何時間かのみ
雑多なことを忘れて至福のときを過ごすんだなあと
嬉しく思った。

また、藪の内流・表千家・裏千家・松尾流・・と
いろいろな流派の方々が集まり
流派によって、いろんな作法があることを知る。
楽しいひとときであった。

帰宅すると またまた家事の嵐
きっとあの岐阜から来られた方も 頑張ってるだろうと
思い、励みになった。
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おテレビ様と日本人

2009-05-20 10:00:09 | マイ本棚
新型インフルエンザのために 子供の通う小学校の修学旅行が延期になった。
末っ子カナの大阪方面社会見学も延期。
週末の地域の子供会の丹後方面バス旅行も中止

楽しみにしていた子供たちももちろん、
お世話係りの方や 主催者・関係者の方々も
気が揉めるし、心配だし、大変だと思う。
その反面
京阪神の休校になった中高生が繁華街でブラブラしてる・・というニュース
何のための休校やら・??と 過熱気味の対応策。
早く、落ち着いてほしいものだ。

林 秀彦「おテレビ様と日本人」
読む。



林秀彦さんという方は 昭和9年うまれで
学習院高校から 独ザール大学・仏モンプリエ大学で哲学を学んだひと。
NHK連ドラ「鳩子の海」や「7人の刑事」など
テレビや映画の脚本家として活躍された。
1988年より オーストラリアに移住、
18年ぶりに日本に帰国し、大分県の山のなかに住まれている。

18年のあいだに大きく、(悪いほうに)変遷した日本を嘆き
その関連の本を多数出版されている。

この「おテレビ様・・・」  ちょっと偏り過ぎの傾向がある。
哲学者ゆえなのか・・難解で過激で悲観的過ぎて
じっくりとは読まず、パラパラパラ・・と斜め読みをした。

林氏に言わせると、日本のテレビ番組は特別低俗で最低。
書き言葉では、文学性・知性が素晴らしく高い日本人なのに
テレビのなかで使われる語彙・言葉は品性がなく
低俗で まるで幼稚園レベルらしい。
また、小さい頃から親しむテレビは、子供たちから
想像力や考える力・ボキャブラリーといったものを奪う
いわばマインドコントロールの機械だそうだ。

あまりの偏った挑発的な語り口に 読者はひいてしまうが
書かれていることは納得できることも たくさんある。

本を読んで文字だけを追って、情景や感情を自分なりに想像することは
脳のなかのある部分を、大変活性化するそうだ。
でも、映像化されたものは完全な形で私たちの目の前にあらわれるから
想像する力を養うことをしない。
読書で使う脳の部分を 使わないのだ。

また、テレビは「音声」が主となるので
「音」だけで判別できるよう
できるだけわかり易いやさしい言葉を使うことになっている。
難解な言葉を習得する機会を失うし
「書き言葉」のレベルを下げてしまうことになる。

考えてみると、テレビ出現前と後とでは
日本人の知的レベルって ずいぶん下がってしまったと思いません?
テレビだけでなく、世の中便利になり過ぎて「夢」や「情熱」
ハングリー精神が無くなったからかしら?
明治・大正の頃の学生と、今の大学生
(いやいや、私達の大学生のころを比較しても)
冷や汗が出てしまうくらい 情けない

子供に、想像力をたくましくする良い本を読んでほしいと願う。
私は こんなに本が好きなのに
うちの子供は ほとんど本を読まない・・・
中間テストが来週に迫ってきた。
そろそろテレビ禁止週間 

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