昭和の大ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の続編が
出版されたそうで、是非読みたい!と思い、
まずは数十年も昔に読んだ、
元祖トットちゃんを再読してみた。
そうそう、この表紙!
いわさきちひろさんの、愛らしい少女の絵。
文庫本は 文字も大きくなってとても読みやすくなっていた。
1981年に出版されて、日本じゅう・世界じゅうの
大ベストセラーになり、確か私も中学生のころに読んで
とても感動したのを覚えている。
「ザ・ベストテン」で司会をしていた、黒柳徹子さんの自叙伝で
とてもユニークな教育方法の学校のお話、
電車の教室が 今でも強く印象に残っている。
でも、あの頃は、私は思春期真っただ中の子供。
大人と子供の間を 不安定にユラユラしていたので
教育や子育てなど、自分自身が子供なので、よくわからなかった。
今、大人になり、子育ても終え、育てた子供が
また子育てを始めている状況で
もう一度 この本を読むと
ほんとうに いろいろなことが見えてきて
感じて、わかりやすい言葉で綴られた文章のなかに
心を締め付けるような感動が詰まっていることがわかる。
トットちゃんの(・・というか、子供の)純粋さに
何度も、胸にこみあげてくるものがあり
涙もポロンと落ちた。
確かに、最後のシーンは、続きがあるような終わり方だった。
続編が楽しみ。
子供の頃、若い頃に「窓ぎわのトットちゃん」を読まれた方、
是非もう一度読んでみてください。
どうして、あんなにベストセラーだったのかが
ほんとによくわかります。