皆様 連休は如何お過ごしでしたか。
暑さ寒さも彼岸まで。。少しずつ秋らしくなってきた。
今年も、主人は鮎釣りにハマっている。
鮎の習性をうまく利用した、「友釣り」という釣りは
奥が深いようで、どんどん深みにハマっているようだ。
帽子と釣り専用ベスト、格好は、もはや石屋さんでなく
猟師さん。
「婦人画報」7月号に京都美味しいところ特集で
お隣、綾部市の「現長」さんが載っていた。
由良川の天然鮎を釣ってきて 食べさせてくれるそうだ。
主人の友達も誘って行ってきた。
静かな感じのよいお座敷で、
大きな窓から 雄大な由良川が見える。
網戸から、涼しい川風がそよいで天然クーラーみたい。
お料理も美味しく、御給仕してださる女将さんが
鮎の知識が豊富で、どんな質問にも打てば響く、って感じで
当意即妙な答えが返ってくる。
日本酒をいただきながら、女将さんと心ゆくまで
鮎談義ができて、主人は至極ご満悦だった。
鴨ロース、焼き麩、富山の白エビ、いいだこ、子持ち鮎の有馬煮。
松茸と鱧のお吸い物
鰻 ごぼうの柳川鍋
出ました、鮎!
手前のお皿は 蓼酢なんだけど、
よく見る緑色のものと違う。
本物の蓼を取り寄せて、その葉脈をひとつひとつ手で剥がし
すりこ木で ゴリゴリすっているそうだ。
鮎にハマった主人は、蓼酢のことも色々調べていて、
ネットで蓼酢を注文したこともあった。
でも、緑色が濃くて なんか不自然。
女将さんに、蓼酢のことを質問すると、
「ものすごく手間暇かけて蓼酢を作っているけれど
いったい どれくらいの人がわかってくれてるのかな、
もう こんな面倒なことはやめようか、と言いながら
作っている」と笑顔で仰った。
鮎の釣り、鮎の食、鮎ってまさに文化的だなと感じた。
鮎寿司と とろろ蕎麦。
あっさりしてて 美味しかった。
女将さんに聞いていると、コロナ禍で各地の料亭文化が
瀕死の状態だそうだ。
コロナ前に、息子さん夫婦が継いでくれたんだけど
コロナ禍になってしまい、
ほんとに大変な中、ご家族で頑張って経営されている様子を
お聞きして、ああ、うちと一緒だなあと
なんだかじーんときた。
婦人画報に載って全国各地から お客様が来られたとのこと。
良かった。
冬の時期は 牡丹鍋だそうで、
また友達誘って 行きたい。
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