石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

実るほど・・・

2021-10-28 11:28:25 | Weblog

長岡京市にある おかきのお店「小倉山荘」は

ご存じの方、多いと思う。

百人一首をモチーフにした あられやお菓子の

製造販売をしているお店。

ここの品物を取り寄せると、季節に応じた一筆箋が

粗品でついていたり、

季節ごとの スタッフの方のお便りが入っていたり

日本の四季や文化が漂っていて いいなと感じていた。

 

今年の初め、会社を継いでくれる息子が

挨拶まわりをする折、この小倉山荘のお菓子を

「お年賀」として配った。

私どもの小さな会社、数はせいぜい70個くらい。

そんなことも もう忘れていたこのたび、

何と 小倉山荘から「上得意様」と

新米が送られてきたのだ!!

スタッフの方々が手塩にかけて 育て、

伊勢神宮に奉納もされたお米だそう。

例のごとく、お手紙も入っている。

「実るほど 頭を垂れる稲穂かな」

「日本各地の田んぼでは黄金色の稲穂がたわわに実り、

 頭を垂れているいることでしょう。

 自然の恩恵を受けとめるように頭を垂れるその姿は、

 私達日本人が大切にしてきた おかげさまやおたがいさまの

 心と重なって見えます。」

「皆様には格別のお引き立てを賜り 心よりお礼を申し上げます。」

 

私は心底、驚き、うーむと唸った。

商売をしていくのに いや、商売のみならず

日本人として生活していくのに

大切にするべきことが 凝縮されていて

この会社は もっともっと大きくなるだろうと感心した。

お手紙と共に お歳暮のカタログと注文書も

同封してあり こちらも感心した(笑)

これから11月が始まるのに お歳暮のカタログとは

先手必勝。

 

パンやパスタやピザ、もちろんとっても美味しいけれど

田植えや稲刈りの風景 とりわけ秋に見事に実った

黄金色の田んぼの景色は

日本の最も美しい、日本らしい景色では ないだろうか。

 

 

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シンクロニシティ

2021-10-25 17:11:41 | Weblog

雨が降って 急に寒くなってきた。

急いで 暖かい服を探し出す。

 

旧い話となるが、今月の18日は「のちの名月」だった。

いわゆる「13夜」という、十五夜より

少し控えめに 月を愛でようというお月見。

雑誌「婦人画報」のイベントで

嵯峨大覚寺にて、月の美しい夜に(実際は朧月夜だった)

素浄瑠璃と三味線を聴くという素敵な会に参加した。

大覚寺の大沢池。空の月と 池に映った月と。

 

大覚寺は 生け花「嵯峨御流」のお寺で

嵯峨御流のお家元が 大覚寺の花務長をされているそうだ。

お家元の作品。とても華やかで立派。

 

この十三夜の夜、大変に不思議なことが身の上に起こった。

ここで書くには いささか長くなるし

野暮というものなので 詳しくは省くけれど、

シンクロニシティというものに遭遇した。

シンクロニシティ・・・「意味ある偶然の一致」。

これまでに「虫の知らせ」みたいな、不思議なことと

出合ったことがあったけれど

今回の場合は あまりにも出来過ぎた「偶然」が

重なり、背筋がゾクゾク・・っとするほど

怖いくらいの 最大級の「偶然の連続」だった。

「偶然」のことを 単なる偶然と思わずに

それに意味を見出したり、何かを気づいたりすることは

私は、とても大切なことだといつも思っている。

この世には 人間の計り知れないものごとが

うじゃうじゃ うごめいていて

いろんな御縁や運を 運んでくれる。

今回、何かが強烈なメッセージを送ってくれているようなので

そのことを 大切にしたいと思う。

 

 

 

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うんちの行方

2021-10-21 11:09:32 | マイ本棚

神舘和典・西川清史 共著「うんちの行方」読了。

わかりやすくて面白くて 勉強になる本だったー!!

 

朝トイレに行って いつも通り 数秒で水に流される排泄物・・・。

私は 毎朝、この瞬間 いつも感謝する。

何に?

汚いものを一瞬で目の前から 流してくれるもの。

最新の技術や 下水道、この仕事に関わっている多くの人々。

でも、この本を読むまで、

下水道の仕組みや これまでの日本の排泄物処分事情を

ぼんやりとしか、知らなかった。

汚物がどこへどう行って

どんなふうに浄化されるのか。

先人の努力で 日本のトイレ事情は大進歩し、

世界に誇る 清潔国となった。

古くは 弥生時代からの日本人の排泄事情の

歴史がまとめられて とっても面白い。

スマホやITやロボットなど ついていけないくらい

進歩していく世の中で、

人間が 食べて排泄する、という行為は

太古の昔から 全く変わっていないというのが

すごいことだと思った。

とにかく、知らないことだらけ。

知らないところで ものすごい技術と仕組みが

出来上がっているのに驚いた。

 

 

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比良山荘へ落ち鮎を食しに

2021-10-17 15:37:52 | Weblog

10月なのに暑い日が続くな~と思ってたら、

今朝は ぐんと気温が下がり、寒いくらい!

身体の調子を崩さないよう気を付けないと。

 

良いお天気が続いた、先週末に

滋賀県 比良山麓の「比良山荘」へ

主人と末娘カナと3人で

「落ち鮎」を食べに行ってきた。

 

鮎は、海に近い河口付近で生まれ

一度海に出て稚魚になり、春になると川の上流へ

向かって上りながら成長する。

秋を迎えるころになると 産卵のために再び

海を目指して川を下り 河口付近で産卵を。

「落ち鮎」とは 秋の産卵期に川を下ってきた鮎のこと。

6~7月の旬の若鮎とは また違った味わいがある。

お腹に たくさん卵が詰まっている。

「名残の鮎」と「はしりの松茸」

器や 料理の盛り付け方も とても素敵だった。

こちらのお肉は なんと熊肉。臭みなく、柔らかい。

いちじくと。

 

 

 

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人新世の資本論

2021-10-07 11:53:31 | Weblog

緊急時代宣言が解除になり

久々の お香お稽古だった。

お手前や記録係や正客やら

それぞれがお役を担当しての組香を2回した。

「月影香」と「月見香」、季節にちなんだ美しい香遊び。

心が整う感じがする。

久しぶりの皆様との稽古のあとは

ランチに行き 楽しいひとときを過ごした。

 

1冊本を読了。

話題の書 齋藤幸平 著「人新世の資本論」。

これほどまでに 地球が、気候が 自然が大変な状況になっているとは・・・。

エコバッグを持ってるくらいでは

とてもじゃないが 未来の人類に豊かな自然環境を残すことはできない。

サスティナブルだとかSDGSとか言っても

絵にかいた餅のような気がして 怖ろしくなってくる。

不燃ごみをリサイクルセンターに持っていくたびに

この多くの埋め立てゴミは どこに持っていかれ

どうなっていくのだろう・・・

舞鶴市だけでも こんなにあるのに

日本全国では???と考えたら

いつか持続不可能になることは

私の頭でも なんとなくわかる。

しかも、超便利になった世の中の恩恵を受けているのは

限られた先進国の 限られた民族だけで、

世界の多くの人が そのしわ寄せを受けて

恵まれない、貧しい生活をしているのだ。

こんなに便利なのに

「もっと もっと」と資本主義に、消費意欲を煽られる。

問題が大きすぎて どうしたらよいのか わからない。

この世の中を根本から ガラっと変えることができるなら

これからの環境を持続できるだろうけど。。。

 

そんななか、気候変動対策に貢献したことが評価され

真鍋淑郎氏が ノーベル物理学賞を受賞されることになった。

1960年代から ずっと気候変動や温暖化について

研究されてきたそうだが、

こんなにも温暖化が大きな問題になるとは思わなかった、と

コメントされていた。

これから もっと皆が この問題に真剣に

考え、取り組む世の中になると思う。

 

 

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10月

2021-10-02 11:42:28 | Weblog

早くも 10月に入った。

鮎の産卵のため、10月の間、アユ釣りは禁止となる。

9月最後の日、最期のアユ釣りを堪能してきた主人は

30匹も 釣ってきた!

鮎仲間に教えてもらい、鮎を開いて

干物にし、冷凍するそうだ。

6月から9月の4か月間、鮎づくしの夏で

楽しかったなあ。

私まで、「川」というものに大変興味を持ったし

素晴らしい生態系のしくみを知った。

また来年!

 

母のお供で 綾部の「はとや文具店」へ。

習字の料紙が ここにはたくさんあるそうで。

私も 黒谷和紙の素敵な

札入れ・葉書・栞を買った。

 

お稽古や御礼で使う新札を

この美しい札入れに入れておこうと思う。

栞も美しい。

読書をするのが ますます好きになりそう。

文具店のあと、書道展へ。

皆さんの力作に圧倒された。

これだけの作品を書こうと思ったら

相当のエネルギーが 要るだろう。

観てるだけで 私までパワーもらったみたい。

 

 

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