斉藤 孝著 「教養力」を読んだ。
日本人の教養力が急速に衰えている。
いつも私もそう思っていたので、
この本を読んでて 頷く箇所が多くあっという間に読み終えた。
昔の作家の文章の難解なところ。今の読み易い小説とは大違いだ。
特攻兵の少年達が 両親に送った手紙・・
今の10代の少年達が果たして このような手紙を書けるのか。
「カラマーゾフの兄弟」や哲学について議論していた昔の大学生、
今の大学生の何割が 毎日書物を読んでいるのか。。
日頃、疑問に思っていた。
電車のなかで みんながスマホの小さな世界に没頭していることに
何だか怖さと危うさを感じてしまう。
「情報」と「教養」は違う。
「受験のための勉強」と「教養」も違う。
知的好奇心を満たすことにとても幸せを感じるし、
これから育っていく子供達・学生達にも
その幸せを感じてほしい。
まずは ちょっと難しめの本を一冊読み終えるだけの
体力(読書力)を身につけたい。