美山荘のお料理は まさしく この花脊で採れたものばかり。
「摘み草料理」と謳っておられる。
春の息吹を感じる フキノトウや うど、
鯉やイノシシや鹿のお肉。
ちょっと見えにくいけど 向付は 岩魚のつくり。
川魚を 刺身で食べる。舞鶴育ちの私には とても新鮮だった。
美山で採れたものばかり。
小皿に入っているのは この土地の鹿のお肉。
椀物は イノシシ鍋。料理人の方々が目の前で
取り分けてくださった。
熱々のボタン鍋、体がポカポカ温まってくる。
鯉の油焼き。
鯉は 泥臭くてクセがあって苦手なんだけど
ここの鯉は 澄んだ綺麗な水のなかにいるので
臭みがなくて とても美味しかった。
栃の実のお餅の おぜんざい。
ぜんぶ手作りで お料理のすべてが 手間暇かかっていて
感謝しながらいただいた。
春の滋養をたっぷりいただき
エネルギーを充填できた!!
自分の車で来るには とても大変なところなので
また来れることがあるかどうかわからないが
特筆すべきことは 女将さんの美しさ。
佇まいも美しく、お話されるときは
声も張りがあって綺麗で まるで舞台女優さんの
演劇を観ているようだった。
マスクを外されたときの 整ったお顔に
見惚れてしまった。
こんな山深い鄙びたところに
こんな麗人がおられるなんて。
土地の滋養をたくさん吸収されているんだろうなあ。